IT業界に関わる様々な職種と賃金、職務内容をご紹介

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it 職種

※2016年1月12日の記事を再構成(文言の追加)をして、2017年度版として作成したものです。

仕事は自分1人で行うものではありません。それぞれの人がいて、それぞれの職種があり、深く関係しながらひとつの仕事を完成させます。フリーランスという立場になると、ついつい自分の仕事ばかりを先行してしまい、他の人が関わっていることを忘れてしまいそうになりますが、仕事は1人で完成させるものではないんだという前提を忘れてしまうと、大きな仕事は行えないでしょう。

ですのでこの記事ではIT業界に関わる様々な職種についてご説明します。このような職種の人たちが自分の仕事に関係しているんだ、ということが常にイメージできるようになれば、フリーランスとして実際に仕事に関わる際、大きな視点を持てるようになるでしょう。

エンジニア

 この記事を読んでいるあなたはエンジニアである可能性が高いので説明は不要かもしれません。エンジニアとは一般的にシステムエンジニアのことを指します。SEと省略されることが多いです。

エンジニアの仕事はシステムに対する設計を行うことです。システムを理解するには仕事に対する全体図を理解しなければなりませんから、顧客との打合せもエンジニアが主に行います。

システムエンジニアの賃金はIT業界の中でもトップレベルで、年収400万円~500万円の人が最も多いようです。また高いスキルを持っている人なら、1000万円超えを果たしているエンジニアもちらほらと存在します。フリーランスとしてやっていくなら、高給を目指せる非常に魅力の高い職種です。

プログラマー

プログラマーとエンジニアは世間的には同じようなものとして認識されていますが、フリーランスでやっていこうとしている方ならば周知の事実ですが、実際は違います。

エンジニアが主にシステムの設計を担当するのに対し、プログラマーは設計に対する細部を組み立てていく作業を担当します。プラモデルの説明書を作るのがエンジニア、プラモデルをひとつひとつ実際に組み立てるのがプログラマー、といった感じでイメージしていただけると想像しやすいと思います。

プログラマーもエンジニアに負けず劣らず賃金の高い職種です。システムエンジニアと同様、年収400~500万円の人が最も多く、世界的にプログラマー出身の起業家が多いことから分かるように、チャンスをつかみやすい点も魅力的です。ただ、IT業界全般にいえることですが、長時間勤務になることが多く、体力的なタフさが必要になります。

デジタルクリエイター

IT業界はプログラミングと設計だけで成り立っているわけではありません。どのような仕事にも昨今ではそれぞれの仕事に合ったデザインを求められることが当たり前になりました。エンジニアは仕事を完成させる過程の中で、何かしらデザイナーと関わる機会が多いですから、デザイナーがどのような仕事をしているのか把握しておく必要があります。

デジタルクリエイターは一種のデザイナーですが、CGやインターネットのツールなど、IT技術の使用を前提としています。

デザイナーになるためには以前は最低でも専門学校で数年間勉強が必要でしたが、現在ではソフトがどんどんと進化してきたので簡単なデザインならばアルバイトに任せるようになってしまいました。そのため年収は300万円代が多いようで、他のIT職種に比べると賃金面での魅力はやや劣るようですが、それでもクリエイティブ志向の強い人からはいまだに根強い人気を誇る職種です。

営業(セールスエンジニア)

IT業界にも当然営業職は存在します。自社製品の販路拡大に欠かせない存在であり、また得意先との関係を上手に取り持つ役目も果たします。昔は会社の花形といえば営業職といった感じでしたが、昨今では営業職特有の対人関係によるストレスから敬遠されがちです。ただ、商品を売ることの難しさを知っている企業ほど営業職を大切にします。

営業職の場合、現場経験がない人も多く、エンジニアが現場のことをあれこれと説明する機会が企業によってはあるかもしれません。

一口にIT営業といっても、企業によって扱うサービスは様々で、また年収も非常に幅広いのですが、年収300万~400万円程度の企業が多いようです。エンジニア経験のある人が営業にまわるとサービスに対する理解度が一般的な営業職の人とは段違いですから、顧客からの信頼をつかみやすいようです。

コンサルタント

IT業界にいるとすっかりと忘れがちになるのですが、世間的にはITの導入はまだまだ遅れています。そしてそれを危惧している企業は非常に多く、だからこそITを企業で有効に使えるように提案を行うコンサルタントの需要が急速に高まっています。もちろんそれだけではなく、IT企業に対し、高い知識や技術を発揮するコンサルタントもたくさん存在します。

コンサルタントといえば今までは実務・法務に強い人がなる印象が強かったのですが、ITに関する知識や技術が必要になることが多いので、エンジニアやプログラマー出身のコンサルタントも増えてきています。ITコンサルタントの提案は企業の問題解決をはかるためのものですから、ITの知識や技術が必要なのは当然ですが、それだけではなく一般的なコンサルタントとしての知識、例えばマーケティングや組織マネジメントなどに精通している必要があります。

ITコンサルタントの平均年収は610万円と高めですが、それだけ求められる要求が多く、またベンチャー企業などではほとんど休みがないくらいに激務です。

ITインストラクター

企業で何かを作ることだけがIT業界の仕事ではありません。ITに関連する様々なことを教える役割を果たすのも、これからのIT業界を支える人材を育成するために欠かせません。

パソコンスクールなどでイラストレーターやフォトショップのようなソフトの使い方、又はプログラミングができるようになるためのスクールなど、指導内容は多岐に渡ります。現在ではプログラミング教育が盛んで、子供の内から教えたいと思っている親が多いので、需要は高いです。

ただ、そこまで年収が高いわけではありません。フリーランスとして独立し、個人で指導する方も多いのですが、それでもよほど教え方が上手で評判が良くならない限りは平均年収は250万円程度で、他のIT職種に比べると賃金的には厳しい面があります。

まとめ

IT業界にどのような職種があるのか、またどれくらいの賃金をもらっているのかについて触れてみました。

フリーランスのエンジニアとして職務に就く場合、全ての職種と関わりがあるとは限りませんが、関わる可能性が非常に高いのでどのような職種の人と働くようになるのか、知っておくとよいでしょう。

それぞれの仕事について理解があると一緒に仕事がしやすいです。仕事のしづらさはお互いの仕事への不理解から生まれることが多く、誰もが自分の仕事目線で意見を言うような職場ははっきりいって非効率的で、かつ非効率的であるが故に重い空気であることが多く、とても疲れます。

ただ、もしそのように空気が重い職場があなた1人の他職種への理解によって雰囲気が変わる可能性もあり、そうなるとあなたの評判はとても良くなると思いますので、ある意味ではチャンスです。

他の職種の仕事内容までなかなか気が回らないかもしれませんが、ここで記してあるような基本的なことだけでも頭に入れておくとよいでしょう。

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