悪習慣から学ぶ、卓越したITエンジニアになる為の方法

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ひとえにITエンジニアといっても、その職種は多種多様で「どんな仕事をしているのですか?」と聞かれても相当細分化しなければ、業界外の人が分かるように説明することは到底不可能です。

漠然と「ITに関わる仕事がしたい」と業界に足を踏み入れたものの、中に入れば入るほどまるでビッグバンのごとく拡大と細分化を続ける混沌としたIT業界の目まぐるしさに、自身の立ち位置を見失う人も少なくありません。この状態に陥ると、次第に目標を見失い、漫然と仕事をこなしがちになってしまいます。

学校で何を学んできたかにも拠りますが、ほぼ横一線でITエンジニアとしてのスタートを切ったはずなのに、「自分はこうありたい」という意識が明確な人とそうでない人とでは、気付いた頃には取り返しがつかないほどに差がついてしまいます。

成長したくないITエンジニアなど誰一人としていないはず。しかし、ついつい「成長しないエンジニア」の負のスパイラルに陥ってはいませんか?
今回は、ちょっと仕事に慣れてきたころに陥りやすい「成長しないエンジニア」の特徴を取り上げ、これからITエンジニアとして歩んでいくのに必要なソフトウエア工学、コンピュータサイエンスのそれぞれの分野についても説明していきます。

成長しないエンジニアの悪習慣

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(参考サイト:Act as Professional「あなたは何個あてはまる?成長しないエンジニアの悪習慣」

(1)業務時間外での学びがない

進化著しいITの世界で「学ばない」人は瞬く間に取り残されてしまうことでしょう。例えば試合しか目にすることのないプロスポーツ選手も、試合に至るまでにその何千、何万倍の時間を練習に費やしているのです。ITエンジニアとしてプロを自任するのなら、仕事は試合、業務外の時間が練習時間というくらいの意識がなければその地位にふさわしいパフォーマンスは発揮できないと思ってください。

(2)時間をかければよいものができると信じている

「時間をかける」ことを「丁寧にやっている」と混同して仕事が遅いことの言い訳にしていることはありませんか。仕事には時間をかけるべきでないもの、時間をかけてでもやるべきことがあり、優先順位を定めて最大限の生産性を追求するのが「正しい仕事のやり方」です。「時間をかけるべきでないもの」に時間をかけることはムダという赤字を垂れ流しているのと同じことなのです。

(3)努力することが目標になっている

短距離選手がいくら一生懸命ジョギングをしたところでタイムが伸びないことなど誰の目にも明らかです。先人の遺した「努力は人を裏切らない」という言葉は、ただ努力をすればいいのではなく、それが「正しい方を向いた」努力でなければ、裏切られることは間違いありません。「努力している自分」に酔うのではなく、その努力が「正しい方向」なのか絶えず自問自答し続ける必要があります。

(4)自動化できることを自動化しない

単調なコマンドやルーティンの確認作業などは、自動化するべきです。その方が短時間でしかもあなたが目視やプリントアウトしてチェックするよりも正確であることは間違いありません。今あなたがやっている仕事が「自動化できる仕事」ならば、それは、今あなたがムダを垂れ流しているに等しいのです。そもそもITエンジニアならば、なぜわざわざ原始的な作業に拘るのか?そんなこだわりは今すぐ捨て去るべきです。

(5)自信がないから聞けない、恥ずかしい

ITエンジニアには職人気質の人も多いですが、伝統芸能や芸術の世界に良くみられるような「目で盗め」というほどの世界ではありません。オープンソースのプログラムが数多存在するように、逆にノウハウは積極的に共有する人種と言ってよいでしょう。ですから、「自信がないから聞けない、恥ずかしい」という感情こそ、それこそ「モッタイナイ」と言わざるを得ません。旧来の商習慣を打破してきたIT革命後の世界でさえ、「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」という言葉は、まぎれもない真理なのです。

(6)睡眠を犠牲にする

「今月は○回徹夜した!」を自慢のように語る人がいますが、そんな頑張ったアピールは本末転倒です。その徹夜した日の作業の大部分は睡眠不足による集中力の低下で使い物にならないほどのバグを実装しているようなものです。忙しくて睡眠時間を確保できないこともあるかも知れませんが、それでも隙間時間で仮眠するなどしてリフレッシュを図るべきです。

(7)食事を抜く、おざなりにする

仕事において成果を出し続けるには健康であることは大前提です。そのための食事であり栄養補給なのです。ときに余りに集中してしまったがために寝食を忘れてしまうこともあるかも知れませんがそれは稀なケースであって、体に蓄えておくのが難しいブドウ糖は脳がエネルギーにできる唯一の栄養であり、それが不足すると確実に生産性が低下します。スポーツ選手ばかりではありません、ITエンジニアも食べることは仕事なのです。

(8)生産性のないことに2,3時間熱くなる

憶測や、思い込みによって間違ったアプローチをしたがために却って時間も体力も浪費してしまった経験を持つ人は少なくないと思います。つまり、自身の間違った判断で生産性のないことにエネルギーを費やしてしまったのです。そのとき、そのムダを反省し改善していけばその経験は活かすことができますが、どうもこの手のムダをいつまでも出し続けている人がいるもの事実。仕事ですから、生産性重視は絶対的な使命です。まずは感情や思い込みは抜きにして落ち着いて論理的に考えるように心掛けましょう。

(9)何を完了したら仕事が終わりなのかを理解していない

ITエンジニアの仕事は細分化、分業化が進み、プロジェクトマネージャークラスになって初めて開発業務の全体像が見えてくることさえあります。当然、隣席のITエンジニアが何をしているか分からなくても仕事をしていくことは可能ですが、今自分が「何のために」「誰のために」「どういう目的で」この仕事をしているのか意識しなければ、いつまでも受け身で、ステップアップしていくには心もとありません。仕事は「ただやればいい」というものではありません。仕事の目的が分かるからこそ、自分の役割が明確となり、チームのメンバーやクライアントへ意識が及ぶのです。「何を完了したら仕事が終わりなのかを理解していない」というのは、自分は「いつまでも受け身、やらされている意識で仕事をしている人です」とアピールしているようなものなのです。

(10)ドキュメントを読まない

紙や電子を問わずドキュメントには注意すべきことが記載されています。小中学生のころ、「わかりません」と言えば先生が必ずと言っていいほど返してくるのが「問題をよく読みなさい」という言葉です。実際、テストが問題文をしっかり読めば確実に正解できるようにできているのと同じように、社内で流通するドキュメントにも仕事上大事なことが随所に記されています。従ってドキュメントをろくに読まずに仕事にかかることなど言語道断なのです。

(11)記録を取らない

同じような内容の業務なのに、その都度調べたり、思い出したりするのにかける時間は、初めにやったときに記録に残しておけば何の苦労もなかったことです。つまり、調べたり思い出したりする時間は生産性の低いムダな時間で、これまたいつまで経っても同じ轍を踏んでいる人が後を絶たないのが現実です。終わった後の5分でもいいので、その内容を電子で記録しておけば、次に同じことをするときに即座に検索でき、瞬時に仕事にかかれます。

ソフトウエア工学、コンピュータサイエンス

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(参考サイト:インテリジェンスのIT・エンジニア派遣<「ソフトウエア工学、コンピュータサイエンスどちらを学ぶべきか」

ここからは、卓越したITエンジニアを目指すために必要なソフトウエア工学、コンピュータサイエンスのそれぞれの分野について説明していきます。ITエンジニアの仕事は、大別すると先に述べたソフトウエア工学的なもの、コンピュータサイエンス的なものに分類されます。自分はどちらの方が合っているのか、どちらが目指す姿なのかを意識するだけでも今後の方向性は自ずと定まってくるはずです。

(1)ソフトウエア工学

大半のITエンジニアは活躍しているのがこの分野です。クライアントに提供するシステム開発において、要求、仕様、設計、プログラム、テストといったプロセスで「いかに作るか」という応用力や柔軟性が求められます。ITエンジニアはIT系の教科書に載っていることを押さえて、それを開発にいかに活かすかが問われます。そのためセミナーや勉強会の情報交換で他の人のアイディアを聞き、自分に生かすことが普段の仕事の中で重要にもなります。

(2)コンピュータサイエンス

コンピュータサイエンスは数学、計算科学に狭く特化した事、情報工学、計算機工学、UI/UXといった広範囲な分野の研究をし、顧客のシステム開発につなげていくことを指します。アルゴリズム、OS、ネットワーク。ストレージ、アーキテクチャ、CPUなど、ソフトウエア工学に携わるITエンジニアのためのIT技術に関する「何を作るか」に特化した研究開発を行っています。この分野のITエンジニアは、研究者や大学院で学んだ人が多く、研究に関わるが多くなります。

最後に確認して欲しいポイント

卓越したITエンジニアになるには、そのための「正しい方向」の努力と目指すべき姿が明確になっていることが重要です。そして、効率性と生産性を極限まで追求し、省いたムダの分を新たなステージの活力に向けていくべきなのです。

こういう言い方をしていると「お前の仕事には心が入っていない」とお叱りを受けそうですが、ムダなことにわざわざ心を入れることの方が逆にナンセンスです。ムダにした時間にもコストがかかっています。省いたムダにかけていた心を他の有益な方向に向けることこそが、本人にとっても会社にとってもクライアントにとっても幸福なことなのではないでしょうか。

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