IT業界の転職市場で求めている人材は、開発が出来る人

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IT業界 転職

2012年から中学校の技術家庭科で「プログラムによる計測・制御」が必修となり、政府が発表した成長戦略の中には、義務教育段階からのプログラミング教育の推進が明記されています。

海外では、イギリスで2014年に15~16歳でのプログラミング教育が必修化されており、周辺諸国もそれに倣う動きを見せています。

このように、今後IT技術は全ての産業において関わる技術となり、プログラミング教育の重要性は世界的にますます高まっていく見込みです。

現在でもプログラミングの技術を持つ、もしくは習得を目指している人材は増えてきており、そうするとプログラミングができるだけではIT業界での転職は難しい、

もしくはこれからもっと難しくなっていくというのが現実です。IT業界は、プログラミングではなく開発ができる人材を求めているのです。

 

プログラミング能力だけでは転職は厳しい

先に述べたようにプログラミング能力を備えた人材は続々と輩出されており、決して希少なスキルではなくなってきています。また、プログラミングは開発という一連の流れにおける作業であり、工場での生産に例えるならば、生産ラインに流れてくる製品の部分的な組み立てに携わっている作業員のような役割です。

「木を見て森を見ず」ということわざがありますが、木を見ているのがプログラマーで森を見ているのが開発者であると言えるでしょう。それぞれ重要な役割を担っているものの、時代の変化に対応し判断を下せるのは、森を見ている開発者であることは言うまでもないでしょう。

森を見ているからこそ全体最適の観点から課題を発見し解決できる点で多大な影響力を行使できるのです。

IT業界が欲しいのは開発ができる人

IT業界が欲しがっているのはプログラミングができる人ではなく、その先の開発ができる人です。テクノロジーが日々進化し、新システムやサービスが次々とリリースされる昨今、時代のスピードに追い付くべく、設計やデザイン、その後のシステムの保守・運用ができる人を採用したいというのが実情なのです。

プログラミング能力だけでは使用する言語によっては流行り廃りにも影響を受けやすいうえに、単価が上がらないという厳しい現実もあります。ですので、決してやさしい道のりではありませんが、プログラミングに終始することなく、開発チームに積極的に関わるなど一日も早く開発に求められるスキルを身に付けていくことが肝要です。

また、人材に求める要件として、どんなプログラミング言語が得意か、というテクニカルな要素よりも「一人で企画からリリースまで行った経験があること」を求められるケースも増えています。ひとつの問題や課題に対して、それを解決するためにどうするかに考えを巡らすことによって、開発者としての意識も涵養されていくことでしょう。

WEBサービスやスマートフォンアプリケーションの開発を一人で行ってみることも是非チャレンジしてみてください。

今の自分自身の仕事は確実に転職の成功へとつながっている

とはいえ、エンジニアの中には、専門知識は深いのですが、それ以外になるとまったダメ…と自分自身で思い込んでいる人、かえって「専門バカ」であることに誇りを持っている人が多いように思えます。この「専門バカ」という自覚が、「他業種では何もできない」と転職活動を躊躇させる結果となっていることが少なくないようです。

この傾向は、プログラミングの技術を追究してきたエンジニアによく見られます。ですが、プログラマーは業界では現在供給過剰気味、そして市場が求められている人材は、「開発ができる人」ですから、彼らが転職に二の足を踏んでしまう理由が分からないわけではありません。

ただ、考えてみてください。プログラマーはコードだけ書いているのが仕事でしょうか。何らかの問題や課題があって、それを解決するためにプロジェクトが走りだし、システムが考案され、実現するために行うのがプログラミングではないでしょうか。

ですから、プログラマー一筋を自認している人でも、その多くは問題解決のために知恵を絞り、試行錯誤を繰り返しているはず。その能力は他業種でも通用するほどに磨かれているはずです。自分のことを「専門バカ」と思っている人も転職を諦めることはありません。

もちろんハイクラスのエンジニアに必要とされる開発能力はヒューマンスキルを高める努力を行いつつも、自分のやっていたことに自信を持って転職活動してください。

 

最後に確認して欲しいポイント

プログラミング能力は近い将来、決して珍しいスキルでなくなることは間違いありません。時代に取り残されず、ハイクラスなITエンジニアへの道を歩むためにも、開発の領域に一歩踏み出す勇気を持ちましょう。

常に新しいこと、便利になることを指向するIT業界は、既存の技術や知識をベースに新しいものを開発できる人材を心待ちにしているのです。

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