情報システム部門の求人、企業経営の根幹で求められる人材

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情シス求人

コンピューターの普及により情報処理技術は劇的な進化を遂げました。人事・経理などの基幹システムや顧客・販売・在庫管理などの業務システムなどを含む「情報システム」は企業経営において必要不可欠な存在となっています。情報システムは、コンピューターのスペック向上と通信技術の発達によって日々進化を遂げると同時により肥大化、複雑化しています。

情報システム部門は企業経営の根幹となっている

また、2016年1月よりマイナンバー制度開始に伴う安全管理措置の必要からセキュリティー対策を中心とした会社全体の社内システムの抜本的な見直しが急務となっていることに加え、今後は、ビッグデータを活用したマーケティングも活発化することが予想され、企業の情報システム部門が担う役割はますます大きくなると予想されます。

このように、社内の情報システム部門は、歴史こそそう長くはないものの、今や欠かすことのできない企業経営の根幹をなす存在となっているのです。

情報システム部門をはじめ技術職の採用を苦手にしている採用担当者は多い

情報システム部門に限らずITエンジニアの採用は、ミスマッチが起こりやすいとされています。「得意領域が要求と異なる」、「求めているスキルレベルに達していない」など理由は多種多様ですが、企業経営の根幹たる情報システム部門のエンジニアがこの様子であればそれこそ経理基盤を揺るがすことにもなりかねません。

どうやら、ITエンジニアで採用のミスマッチが起こる原因は、採用担当者が技術職の採用を苦手にしていることにあるようです。多くの企業において採用活動を担っているのは人事部です。人事部と言えば、主に労務管理や社内教育を担う部署ですので、技術職に関して明るい人はそう多くはないと思われます。

加えて、人事や賃金といった社内の個人情報を取り扱う部署ゆえに、他部署の社員との密な接触を避ける傾向にあります。つまり、情報システム部門の現場の事情や情報を「わかっていない」人が、採用担当をしているということになるのです。一方、情報システム部門側の事情とすれば、大人数にも達する希望者と面接を行ったり採用に関わる煩雑な手続きなど、「面倒なことはご免」とばかりに人事部に丸投げしてしまっているのが実情ではないでしょうか。となると人事部からすれば、何かトラブルでも起こされると困るので無難な人材を採用するでしょうし、現場の側からすれば無難な人など欲しがってはいません。いうなれば、採用以前のところでミスマッチは起こっているのです。

こうした情報システム部門における採用のミスマッチを防ぎ、優秀な人材を採用するには、情報システム部門の人間を採用担当に加えるか、人事部の採用担当者が自社の情報システム部門の業務を正しく把握し、どういった人材が求められているのかを十分に理解しておく必要があります。

情報システム部門が担う4つの仕事

情報システム部門の役割は大きく分けて4つに分類することが可能です。
(1)IT戦略・システム企画
(2)基幹システム構築・運用・保守
(3)インフラ構築・運用・保守
(4)サポート・ヘルプデスク

※参照元:リクルート:採用担当ナビ

企業の規模や体力、もしくは情報システムの考え方によって(1)から(4)すべてを自社で賄っている場合と、部分的に外注している場合とがあります。大企業が体力にものを言わせて情報システムをすべて自社で調達しているかといえば決してそうではなく、その体制には各社様々です。

個々の分野に強みをもつIT企業もあることから、大企業であっても情報システム全てを外注しているところも少なくありません。情報システム部門は概して人員や設備などに大きな投資が必要となりますので、この分野に関しては経営陣の「経営に対する考え方」が大きく反映されると言ってもよさそうです。

しかしながら、近年、老舗企業が顧客情報流出事件で社会的信用を失墜させるなど、情報漏えいに関するリスク管理の重要性が高まる中、情報システム部門すべてを自社内でカバーしようとする動きも出てきています。採用担当者は自社の情報システム部門がどの立ち位置にいるのかを把握する必要があります。

情報システム部門を担う社内SEに求められるスキル

採用担当者は、先に挙げた情報システム部門の4業務についてその業務内容と求められる経験やスキルを理解しておく必要があります。また、情報システムは社内事情によって企業によって様々な特徴があるため、以下に挙げた概略を踏まえた上で、現場の担当者からヒアリングを行って理解を深めておくとよいでしょう。

現場の声を直接吸い上げておけば、職務経歴書等、紙上の要件以外に現場がどんな人材を求めているかを感覚的にも理解できるはずです。

※参照元:リクルート:採用担当ナビ

IT戦略・システム企画

仕事内容:
経営戦略を支えるシステムの企画立案・要件定義。各部門のヒアリングや業務分析。業務プロセスの改善を推進。

スキル:
マネジメントや要件定義などプロジェクト管理の経験、コミュニケーション力を基にした折衝・調整力。業務知識・基本設計力を基にした開発における上流工程経験。

基幹システム構築・運用・保守

仕事内容:
業務知識と社内ユーザーの要望を基にシステムの改善提案・再構築、あるいは既存システムの保守・運用業務。

スキル:
会計・流通・生産管理など、基幹システムに関する業務知識とシステム設計・開発の実務経験、あるいは保守・運用経験。社内折衝・調整、ベンダー管理等もあるため、コミュニケーション力も必須。

インフラ構築・運用・保守

仕事内容:
サービス向上のための新技術・製品の導入検討・評価。ネットワーク、サーバー運用・監視・障害対応。セキュリティー対策、データ保全体制の強化。クライアントPCまで含めたインフラの全体的な対応。

スキル:
WAN、LAN等ネットワーク構築・設計・運用経験。ルーター、スイッチングハブ製品等の知識・実用経験。サーバー構築・設計・運用経験。Windows、UNIX等サーバー設定・運用経験。

サポート・ヘルプデスク

仕事内容:
社内ユーザーへの日常的なヘルプデスク、ツールやシステム導入時のPCセットアップや教育。ソフトウェアやPC等の資産管理、ユーザー管理、FAQ作成。ACCESS、EXCEL等を使ったデータ提供。

スキル:
トラブル事例などを整理して提供できる気配りと、問い合わせに迅速に対応できる軽快なフットワーク。初級システムアドミニストレーターレベルのスキル・知識。Windows、UNIXでの開発やインフラ経験があれば尚可。

最後に確認して欲しいポイント

優秀なエンジニアは、一般のエンジニアと比べ100人分の仕事をやる遂げることができるとも言われています。同業他社との激しい争奪戦に勝利し、優秀なエンジニアを擁する情報システム部門は、盤石な経営基盤を確固としたものとするべく多大なる貢献を果たすことでしょう。

企業の強さを何よりも雄弁に物語るのは「財務諸表」と言われています。しかし、ITが更なる進化と発展を遂げたとき、財務と並び、情報システムが企業力を図る指標となることは遠い未来のことではないと思われます。IT業界は、現在、人材不足の兆候が露になっていますが、なり手不足の状態はこれからますます深刻の度を増していきます。

情報システム部門を支える優秀なエンジニアの採用は今を逃せばより困難になるかも知れません。転職を考えるエンジニアはまさに今が売り時。そして採用を考える企業は今のうちに適切な採用方針とフローを確立することが肝要です。

 

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