再燃したゲームエンジニアへの夢を叶えるには?

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毎日満員の通勤電車の中にあっても大部分の乗客が覗いているのはスマートフォンの画面。画面を縦横無尽に忙しなく動く指先からもその没頭ぶりは相当なもので、気だるい通勤時間を潰すのに十分な役割を果たしているようです。

中には、電車を降りても熱が収まることなく「歩きスマホ」で大渋滞の元を作り出してしまう人も散見されます。そして、束の間の昼食休憩を過ごすために公園に集まった会社勤めの人たちも、その多くがベンチに腰掛けるや否や食事もそこそこにスマートフォンの画面を見入っています。

スマートフォンを肌身離さず、少しでも時間があれば触りだすのは、いずれも「分別ある」大人たち。彼らを夢中にさせているのは、「ゲーム」なのです。そして、2016年7月22日、世界中の老若男女を虜にした「Pokemon GO」が日本でも配信が開始され、日本のゲーム人口はますます増大していくものと考えられます。

かつて、子供にはハードルの高いゲームセンターで小銭片手に楽しんでいたアーケードゲームの一部が「ゲーム&ウォッチ」となった80年。この大ヒットを原資として開発されたのがファミリーコンピュータ(83年)でした。これまでテレビゲームがなかったわけではありませんが、「ファミコン」は全てにおいて別格、瞬く間に子供たちは魅了されました。

「子供は風の子」と言うように、外で遊び回るのがそれまでの子供の「あるべき姿」でしたが、ファミコンの登場以降、外で遊ぶ子供たちが少なくなり、子供の遊びと言えば「○○君の家でゲーム」など今でいうところの「インドア派」が増えていきました。当時は、子供たちがゲームに夢中になりすぎて目を悪くしたり、学業が疎かになったり、時にゲームソフトを沢山持っている人の家が「たまり場」になってしまうなどしたことが大人たちの間で大問題となり、どうやったら子供のゲーム時間を管理できるのか実しやかに議論されたものでした。

しかし、この時期に、大人たちの顔をしかめさせた小中学生だった子供たちは今や40代や50代。かつて「ゲームをやりすぎて馬鹿になる」「脳がダメになる」ともっともらしい言説が飛び交う中、彼らはそんな心配を吹き飛ばすかの如く立派な大人となりました。

上の世代との違いは「ゲームに対して抵抗がない」ことくらいでしょうか。こうして日本のテレビゲームの黎明期に多感な時期を過ごした子供たちは、ゲームを卒業することなく現在のスマホゲームのブームを支える一大勢力となっているのです。

時代は移ろい、テレビゲームに夢中だった若者たちは、ニンテンドーDSやPSPのヒットを契機に場所を選ばずゲームを楽しむようになり、そして現在、パソコンに匹敵するほどの高性能を誇るスマートフォンへと進化を遂げていきました。現役世代の大部分が「ゲームと共に成長てきた」人たちになった以上、ゲームは決して滅ぶことなく、時代に変遷によって形を変えながら末永く人類と共存していくに違いありません。

そのようなご時世ですから、現在、IT業界に携わる人たちにとって、人生最初のITとの出会いは「ゲーム」だったという人がとても多いと思われます。それは「子供がなりたい職業・夢ランキング」の類を見ると、この何十年かは男子のランキング上位の常連に「ゲーム関連職」が名を連ねることからもうかがい知ることができます。

しかし、誰しもがゲームに関わる仕事に就ける訳はなく…ほとんどの場合、自分に折り合いをつけて様々な道に進むわけですが、IT業界に入った人に中には、「ゲーム」への思いを断ち切ることができない、もしくは、何かのきっかけでゲーム熱が再燃してしまう人もおり、実際に行動を起こしている人も少なくないのだそうです。特にSIerが、年収ダウンを覚悟のうえでゲームエンジニアへの転身を図るケースが後を絶たないという話も聞かれます。

そこで今回は、ゲームエンジニアへの転職事情について考えてみたいと思います。

ゲームエンジニアへの転身とその現実について

ゲームエンジニアへの転身に関しては、それを強く望むことはもちろんですが、同じITエンジニアである以上、ゲームエンジニアを取り巻く業界事情を理解しようと努めたり、自前で開発環境等を作ってゲームを作ったり試したりしているかなど「ゲームエンジニアになりたい」という強烈な動機を行動に結びつけているかを見られていると思ってください。

IT業界に関わるものは、ほぼゲームが好きだったはずで、「ゲームに関する仕事をやりたい」人など星の数ほどいるのです。ならば、当初は叶わなかった「ゲームに関する仕事」に就く夢を再燃させた人が、遅まきながらも夢に向かって再スタートを切るためには、相応の「本気度」を身をもって示さなければなりませんし、スキル面の遅れを一日も早く縮めるポテンシャルを感じさせ、しかも、別業種で得た経験をゲームの世界でも還元できるようなヒューマンスキルも兼ね備えていなければなりません。

ですから、ただ「好きだったから」という理由で目指すのではなく、多少なりともゲーム業界の仕事や開発にも触れてみて、実際に「できるのか」をきちんと見極める必要があります。「好きこそものの上手なれ」というように好きであればスキルもそのうち伴ってくることは確かですが、転職組には、スキルの向上を待ってくれるほどの猶予は与えられていないのです。

また、求人広告では原則として性別や年齢の制限を設けた表記は禁止されているものの、年齢を重ねてしまうほど転職市場は狭き門となることは間違いありません。門は完全に閉ざされているわけではないものの、「早ければ早いほど良い」ということは確かです。 こと、ゲーム業界ならば、プログラマーやデザイナー、プランナーなどの現場系スタッフは20代が中心、ディレクターなどのマネジメントスタッフは30代前半が中心をなしていることが多く、どんなに実力があったりしても、採用側が「年上の部下」「年上の後輩」を持つことに躊躇してしまうことも少なくないのです。

もし、ゲーム業界へ挑戦したいあなたの年齢が40代を越えているならば、まずはフィジカル面で30代の頃の溌剌(はつらつ)としたアクティブな自分を取り戻すこと、そしてこれまで積み重ねたプライドはひとまず胸の中にしまいこんで、年下や社会人としての後輩であっても、「仕事や職場の先輩」からも謙虚に学び、頭を下げることが大切です。会社員をしていれば、30代はかくあるべき、40代はかくあるべきという年齢別の「平均像」がありますが、その○○歳の像を演じていることが却って転職成功を遠ざけることがあることを肝に銘じてください。

ゲームエンジニアが身に付けておくべきプログラム言語

参照サイト:入門前の前提知識!おすすめゲームプログラミング言語5選|侍エンジニア塾 Online(http://www.sejuku.net/blog/3537

現状、ゲームと言えば大きく分けて4種類に分かれます。

1つ目は、Internet ExplorerやChromeなどのブラウザーを通して遊ぶゲーム。
2つ目は、多くの人が暇さえあれば触っているスマホゲーム。
3つ目は、PS4、Xbox、ニンテンドーDSなど専用ハードを持つコンシューマーゲーム。
4つ目は、パソコンにインストールして遊ぶPCゲームです。

では、それぞれのゲームを製作するのに使われてるプログラミング言語は大きく分類して5つあります。ここでは、その5つについてその「特徴」と「作れるもの」について見てみることにしましょう。プログラミング言語について知識がない人にとっては、「何から始めたらよいか」の指針となるはずです。

(1)C++(シープラプラ)

【特徴】

C++はC言語をより高度に使えるように拡張されたもので、処理速度が早くなめらかに動くゲームを作ることができます。

【作れるもの】

コンシューマゲーム/PCゲーム/スマホアプリ(Android/iOS)

(2)C#(シーシャープ)

【特徴】

C++ほど難しい概念を全て理解しなくても、プログラミングとしては比較的書きやすくなっており、複雑なゲームもスムーズに制作できます。

【作れるもの】

コンシューマゲーム/PCゲーム/ブラウザゲーム(見た目)/スマホアプリ(Android/iOS)

(3)JavaScript(ジャバスクリプト)

【特徴】

様々な環境で広く利用されている言語です。JavaScript自体の学習難易度は高くありませんが、JavaScriptで様々なことを仕込む場合は、それに付随するツールの使い方を把握する必要が出てきます。

【作れるもの】

ブラウザゲーム(見た目)/スマホアプリ(Android/iOS)

(4)Swift(スイフト)

【特徴】

Apple社から提供されているApple製品のアプリを開発するためのプログラミング言語です。

【作れるもの】

PCゲーム(Mac)/スマホゲーム(iOS)

(5)Ruby(ルビー)

【特徴】

スタートアップでサービス作成によく使用される言語がRubyです。最近はスマホのソーシャルゲーム等で利用されるケースも多く注目を集めています。

【作れるもの】

ブラウザゲーム(サーバサイド)/スマホアプリ(Android / iOS)

最後に確認して欲しいポイント

大した努力もせず、些細なことにくじけて「俺に(私に)合わない」と職を転々とする人たちは、きっと新しい環境でもいつか「合わない」と言っていつまでも見つからない青い鳥を探し続けることでしょう。しかし、技術革新が速く、流行り廃りの激しいIT業界で腕を磨いてきたエンジニアが、「ゲームエンジニアに挑戦したい」と強く願うことは、紆余曲折を経てようやく「天職」に辿り着けたように思えてなりません。

ときに親の目を盗んでまで夢中になってゲームに打ち込んだ原体験は、いつしか「この業界に関わりたい」「実際にゲームを作ってみたい」という夢となりました。しかし、夢のままで終わりかけたものに、「実現の芽」が出てきたとき、自分の思いに対して正直に行動を起こすのは案外難しいものです。

遅まきながらも、勇気を出して自分の思いに対して素直になれたエンジニアに対して心からのエールを贈りたいと思います。

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