フリーランスが結婚を考えるときに知っておきたいこと

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突然尋ねますが、あなたは結婚したいですか?
フリーランスは一般的に結婚に対してそれ程願望がないというイメージを持つ人もいるようです。フリーランスという言葉はどうしてもエンジニアやデザイナーをイメージしますが、それらの業種の人があまり結婚願望が強くなさそうだからでしょうか。

ただ、実際にはフリーランスだからと言って結婚願望が薄いということもないでしょう。一般的にフリーランスは結婚についてどう考えているのか、またフリーランスと結婚しようと考えている方は何が気になるのかなど、「フリーランスと結婚」というテーマで掘り下げて考えてみたいと思います。

フリーランスと付き合っている人の不満

フリーランスと付き合っている人には不満があるそうです。カップルならば付き合っていれば自ずと不平不満が出てくるものですが、個人的な理由ではなく、恋人がフリーランスだからこそ抱くフリーランスならではの不満にはどのようなものがあるのでしょうか?

収入が安定していない、という印象

恋人として付き合うにはいいけど結婚はちょっと・・・とフリーランスに不満を持ってしまうのは主に女性です。やはり結婚となると一生のことなので、生活が安定していそうな会社員や公務員を結婚相手と考えてしまいがちなのでしょうか。
将来的な不安からそれが言いようのない不満へと繋がっていき、別れてしまうケースは多いようなので、フリーランスの皆さんは彼氏彼女と無事結婚しようと思ったら、収入の向上はもちろんのこと、将来を見据えた生活設計を考えるようにしましょう。

やたらと夢を語りたがる

フリーランスの人は夢を語るのが好きな人が多いのでしょうか。もちろん、現実的な夢ならともかく、あまりにも非現実な夢ばかり語っていると嫌われてしまいます。叶いもしない夢ばかり聞かされるとウソをついているようにしか感じなくなってしまうものです。

相手の気持ちを考えてくれない

プライベートを大切にするからこそ、フリーランスを選んでいる人は多いでしょう。趣味に没頭したいという人も少なくないはず。しかし、個人的な趣味に付き合わされる時間が増えると、「もう少しこちらのことを考えてもくれてもいいのではないか」と思うのも当然です。それが強くなると、結果として気持ちが離れることだってあるはずです。

フリーランスの収入の本当のところ

結婚を考える相手からすると、不安が募るフリーランスですが、本当にフリーランスは収入が安定していないのでしょうか。
そもそも、世の中には「結婚するまで相手の給与明細を見たことがなかった」という人も沢山いますし、フリーランスに対する給与のイメージもあくまでも想像や印象だけで作られているのかもしれませんね。

フリーランスが会社員に比べて収入が不安定とされる根拠は、「給与支払いではない」ということと、「社会保険などの手当が充実していない」ことが挙げられるでしょう。
しかし給与というのは大きな仕事をしたからといっていきなり上がることはありませんし、また保険などは所詮は給与としてもらえるものが代替されているに過ぎません。
フリーランスは仕事毎にきちんと報酬を得ていて、その額は会社員よりも多いわけで、トータルで考えるとそこまで大きくは変わらないはずです。
要はフリーランスが自制心を持って貯めるべき金額を貯めたり、老後を考え、国民年金の他に、個人で加入出来る年金サービスを利用するなどすれば同じことです。(これについては後述します)

これからは「会社員」といっても安定が保障されない時代です。ですからフリーランスに経済的な不安を感じるのではなく、その人が行き当たりばったりの人生を過ごしていないかどうか、に注目するべきです。

フリーランスとローン

結婚するなら住宅ローンや子供のための学資ローンが組みたいところですが、フリーランスでは大きなローンが組めないのでは?と心配していませんか。
しかし、実際はフリーランスだからといってローンが組めないということはありません。

返済能力があるかどうか

ローンを組むときに重視されるのは返済能力の有無です。過去の所得を証明するのはそのためで、そこで返済能力があると見做されれば問題なくローンが組めます。要は安定して収入があれば問題はないのです。

ローンの申込の際は過去3年間の所得証明の提出を指示されることが多いです。そこで収入に毎年ばらつきがあると中々認められないかもしれませんが、毎年安定した収入があることが証明できればローンを組むことはそれ程難しいことではありません。

金融事故の有無

金融事故というのはクレジットカードや携帯電話の料金支払などで、遅延が発生したり、借金の返済が指定日にできなかったり、ということが該当し、金融事故の有無は社会的信用を大きく左右します。
スマホの契約で不用意にMNPを繰り返した場合も金融事故に該当するケースがあるようです。
そのような経験が無ければ、社会的信用が傷ついていない為、ローンを組む際にプラス要素として働きます。

確定申告はきちんと行っているか

所得証明をフリーランスが行おうと思ったら確定申告をきちんとするしかありません。それ以外での証明も可能ですが、どうしても信用度に欠けてしまうからです。
銀行のような金融機関の場合は、特に確定申告以外で所得の照明を行う事は難しいでしょう。

その為、節税対策だからといってむやみに所得を少なく見せたりしてはいけません。そもそも脱税行為とみなされるだけでなく、収入が少ないと判断されてしまい良いことはありません。
反対に高額のローン審査を通すために所得を多く申告する事もいけません。正直に申告しましょう。

フリーランスが加入できる保険や年金

 

フリーランスが加入できる保険や年金にはどのようなものがあるのでしょうか。自分で加入すればフリーランスでも会社員以上の安心感を手にすることができます。
また確定申告時の税額控除にもなる保険や年金が多いので、加入して損ということはありません。結婚を考えるならばここで紹介するいくつかのものに加入しておきたいところです。

国民健康保険

日本は「国民皆保険」制度なので、全ての人が何らかの健康保険に入ることが義務付けられています。
例えば会社員であるうちは社会保険に加入していますが、国民健康保険は会社員と公務員、その扶養者以外が加入できる保険で、個人事業主であるフリーランスももちろん当てはまります。

国民年金

国民年金は20歳から60歳までの全ての人に加入義務のある公的年金制度です。会社員も国民年金は払っていますが、退職した場合は手続きが必要です。
手続きを忘れてしまうと最悪は年金を納めていない期間が発生してしまい、受給額が減ることになりますので、忘れずに支払いましょう。

国民年金基金

どうしても国民年金だけだと将来の不安が拭えません。そんな方がまず検討するべきなのが国民年金基金です。
国民年金は会社員以外の方にとっての厚生年金のような役割を果たします。フリーランス(個人事業主)を含めた自営業者だと年金収入が少なくなってしまうので、それを補うためにあります。支払う額はある程度自由に決められるので、フリーランスにとって大変ありがたい存在です。

個人型確定拠出年金

iDECOと呼ばれる、加入者が個々に月々の掛金を積み立てていくタイプの年金です。60歳になるまでは引き出せないので、お金があるとついつい使ってしまうタイプの方にぴったりです。フリーランスは自営業者に該当するので、月々の掛金は5000円から68000円まで自由に設定できます。

それぞれの金融機関が運用していくタイプの保険なので金融機関によってサービス内容が異なります。それぞれ比較してみると良いでしょう。

組合への加入

国民健康保険の保険料が高いな、と思った場合は、組合への加入を検討すると良いかもしれません。
名前が似ているため同じものと混同しがちですが、「国民健康保険」以外にも、「国民健康保険組合」という組合が幾つか存在しし、場合によっては「国民健康保険」より安く、同等のサービスが得られる場合があります。
加入できる組合は自分が何を生業にしているかによって異なります。例えばWEBデザイナーやイラストレーターなら文芸美術健康保険組合、エンジニアなら全国ソフトウェア連合会といった具合です。加入資格を一度確認してみて下さい。

医療保険やがん保険・傷害保険

医療保険は国の高額療養費制度があるので加入しなくても良いという意見もあるのですが、余裕があれば加入しておくと入院するときの日額などが軽減されます。がん保険・傷害保険などと併せて掛け捨てのものならば費用も安いので、どんなものがあるのかくらいは見ておきましょう。

所得補償保険・就業不能保険

考えたくもありませんが、もし働けなくなってしまったら?そんなときに月々の生活費をサポートしてくれるのが所得補償保険や就業不能保険です。
独り身のときはいいのですが、家族がいるならば万が一のことは考えておきたいもの。マイホームや子供の学費などの支払いは毎月の所得から充てられますから、万が一あなたが働けなくなっても家族には生活費のサポートがあります。結婚を考えるならば、相手に安心してもらうためにも、検討したほうが良い保険と言えます。

フリーランスでも利用できる配偶者控除

配偶者控除はフリーランスでも利用可能なのです。配偶者の収入によるため配偶者に一定の年収があれば使えませんが、そうでもないのならばぜひ利用しましょう。

ただし利用するためには条件があります。納税者と生計が一緒であることや青色申告者の事業専従者としてその年に給与の支払いを受けていないことなどが挙げられます。
配偶者控除には2種類あり、配偶者控除は配偶者の年間所得が38万円までなら受けられる控除ですが、配偶者特別控除ならば76万円までは所得があっても控除されます。配偶者の所得が少ない場合はぜひ利用検討したいところです。

結婚したいフリーランスのための婚活の仕方

相手がどんな仕事をしているか、ということよりも相手の人柄を見て結婚を決めたいという人の方が多いはず。フリーランスだから結婚できないのでは、と気に病む必要はありません。
ただ、そもそも出会いがなければ始まりませんし、あなたが出会いに積極的でなければ相手がどのように考えているのか分かりません。

フリーランスならフリーランスなりの婚活のやり方があります。結婚したいけど断られてしまう人や、いい相手が見つからない人は是非参考にして下さい。

出会いの機会を増やす

出会いの機会を増やせばそれだけ結婚に至る可能性が高まります。相手を探すための方法をたくさん知っておけばそれだけ婚活が有利になります。

まずは王道かもしれませんが婚活パーティー一度試してみると良いでしょう。非常にたくさんのパーティーが開催されています。婚活パーティーの良いところは婚活中の人しか集まらないところですね。それだけ結婚に対する意識が強いので、相手を見定めるという気持ちをあまり抑えなくても大丈夫です。相手も同じ気持ちですから。

最近はパーティーの種類も豊富です。年代別、趣味別、アウトドアなどを一緒に体験できるパーティーなど色々なものがあるので、自分が参加したいと思えるものを選べば似た趣向の人に出会えやすいですし、お勧めです。

それ以外にも仕事の幅を広げて人脈を作っていけば、自然と良い出会いに巡り会える可能性が高まります。婚活のためなどというと笑われそうですが、仕事の充実はプライベートの充実にも繋がっていきます。

出会いから初めてのデートへ

出会いが成功してもデートで失敗すると結婚なんて夢のまた夢です。初デートで失敗しないためにはどうすればいいでしょうか。

まずフリーランスという肩書きはあまり強調するべきではありません。フリーランスが憧れの目で見られた時期もありましたが、それはあくまでも日本が裕福だったときの話です。
現在ではフリーランスはきちんと何をやっているのか説明できないとフリーターと同じような感じでしか見られないでしょう。

ですからフリーランスであるならば、何をやっているのか職種や業種で説明しましょう。初対面からあなたは正社員かフリーターかそれとも個人事業主か、などと質問されることはあまりありません。結婚するまでには伝える必要がありますが、それまでは特に無理せずフリーランスであることを説明する必要はありません。

結婚を切り出すまでに意識すること

いよいよ結婚という雰囲気になったとき、あなたは告白できるでしょうか。きっと色々と考えてしまって躊躇してしまうんじゃないでしょうか。

ですが相手の方は間違いなくあなたからのプロポーズを待っています。何回か付き合っている間にフリーランスということは既に伝えているはずですから、あなたにとって最大の関門はクリアしています。あとは勇気だけです。

フリーランスは肩書きで勝負するものではありません。あくまでも自分が何をしているのかで魅力をアピールしていくべきなのです。それが分かっているからこそフリーランスのあなたと付き合ってくれているはず。交際を重ねているのなら、あなたの一押しで結婚できるでしょう。

最後に

フリーランスと付き合っている人の不満、フリーランスにとって気になるローンや保険、年金、またフリーランスの婚活方法についてお伝えしました。フリーランスのあなたが結婚を考えるときに絶対にどれも考えておくべきことです。またフリーランスと付き合っている方にとっても気になっていたことがざっくりと分かりやすく理解できたんじゃないでしょうか。

フリーランスと付き合ってくれる傾向のある人はフリーランスを支えたいと考える人が多いです。
ですから夢を語りすぎるのは厳禁ですが、共に夢を見ていけるような人であり続けてあげてください。

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