フリーランスの自分を売り込む、職務経歴書5つのポイント

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フリーランス 職務経歴書

2015年9月18日の記事を再構成(文言の追加)をして作成した最新記事です。

フリーランスが初めて取引する企業との契約を取り付ける際、職務経歴書の提出を求められることがあります。企業からすればフリーランスとの取引は、正直な話はじめは「どこの馬の骨ともつかぬ人間」と仕事をするようなものです。

スキル不足やミスマッチを避けるために、彼らがこれまで「何をしてきたか?」「何ができるか?」を知りたがるのは当然のことと言えます。

仕事を進めるうえで最も大切なのはコミュニケーションであることは疑う余地もありませんし、最終的には「人柄」がモノを言うことが多いのはどの業界も同じです。


しかし、それは最終的に担当者と顔を合わせるまでは如何ともしがたく、まずは書類選考というハードルを越えなければそのステージにすら立てないのが現実です。それならば、相手があなたと取引するメリットを短時間で判断するために「職務経歴書」を作成する必要があります。

今回は、興味を惹き、かつ「この人と仕事がしたい」「この人になら幾らでも払ってもいい」と思わせる職務経歴書を作成するにはどうしたらよいかを考えてみました。わざわざ「落とされる」職務経歴書を作ってはいませんか?

職務経歴書は、あなたの社会人生活における仕事や実績をより詳細に説明するためのものです。これまであなたが仕事において培ってきた経験やスキルは何物にも替え難い大切なものですが、企業側は、あなたの経歴を余すところなく綴った一大叙事詩のような職務経歴書など望んではいません。欲しいのは、「何をしてきたか?」「何ができるか?」という情報なのです。

「仕事を受注したい」という強い思いが故に、あれもこれもと情報を盛り込みすぎてしまい、きっと採用担当者に見られることなく葬られた職務経歴書は星の数ほどあるに違いありません。多くの人はその熱意がゆえに、わざわざ「落とされる」職務経歴書を作ってしまっているのです。

縁故や、友人伝いの仕事の紹介なら話は別ですが、IT関連の人手不足が深刻化していると言われる昨今においても、フリーランスが仕事を受注するのは大変なことです。こういった受注競争の場合、まず企業が絶対有利です。実績とかけられるマンパワーに関して言えばフリーランスはまったく歯が立ちません。そして同業でしのぎを削るフリーランスとの争い。

そこで「職務経歴書を提出してください」とくれば、職務経歴書こそが、選考の大きな決め手となっていることは間違いありません。書類選考を通過し、面接に至るまでは、職務経歴書に「仕事」をさせなければなりません。では、最初に採用担当者の目に留まるいわゆる「仕事のできる」職務経歴書を作るための心がけをご紹介します。

「仕事のできる」職務経歴書を作るための心がけ

まずは採用担当者の立場から物事を考えます。書類選考は、まずは「ふるいにかける」作業ですから、一人の書類を見る時間はせいぜい分単位。ですから、ケチのつけられるものは、どんどん落としていきます。とすると採用担当者が書類を手に取って一瞥した瞬間、「読む気にさせる」職務経歴書でなければなりません。そのために、まず第一に心掛けることは、

読みやすい、分かりやすいこと

これが、意外とできているようで、できていない人が多いのです。職務経歴書は履歴書と異なり自由にフォーマットに自由度が高いからか、良くも悪くもその人の性格が出てしまいます。先に述べた、思いが強すぎるうえにダラダラと長い文を書き連ねてしまったり、長文を読まなければ要点が分からないものなど、当然最後まで読んではもらえません。

5W1Hを意識した簡潔な文章を書きましょう。例えば「俳句」は五・七・五の十七文字に世界観を凝縮させます。職務経歴書も、俳句までいかなくとも、そのレベルの気持ちで自身の職務経歴を簡潔に記していきましょう。また、フォントに統一性がなかったり、英数字の全角・半角が揃っていないなども大きなマイナスポイントになります。

「読みやすい」、「分かりやすい」点は多くの採用担当者が重視しているポイントです。内容もさることながら、「相手の立場に立って物事を見られるか」という人間性も判断の基準としているのです。「読みやすい」、「分かりやすい」だけでは、会社はあなたに振り向いてはくれません。次の段階は、肝心要の職務経歴やスキルがきちんと伝わる配慮が必要です、そのためには、

「具体的」であること

職務経歴書は、文字通りあなたの職務経歴を分かりやすく伝えるものです。よって、あいまいで具体的なイメージの湧かない表現は、大きなマイナスポイントになります。

・「幅広い案件を担当」…どんな案件をどのくらいの期間担当したのかの言及がない

・「納期を大幅に早め、コストが削減できました」…どのくらい早めたのか、何%削減できたのかの言及がない

・「好業績に貢献しました」…具体的にいくら貢献したのか?貢献度の言及がない

数字等の具体的な言及がなければせっかくの実績も、かえって信憑性に欠けるものに映ってしまいかねません。胸を張れる実績があるならば、そのど真ん中にいたあなたがきちんと語らなければ人に伝えることはできないのです。職務経歴書は、採用担当者が目にする数十秒から数分の間に自分をアピールしきるためのもの。

ですから、A4サイズで2枚、よほど実績やスキルがある人でも3枚にまとめましょう。経験が浅いからといって、あまりに短くまとめ過ぎると、そもそも「やる気がない」と早々に弾かれてしまいますので気を付けましょう。これらを心掛ければ、職務経歴書は「仕事のできる」ポテンシャルを持つでしょう。

次は、職務経歴書を仕上げる5つのポイントをご紹介していきます。

職務経歴書5つのポイント

職務経歴

あなたの職務経歴を最も端的に表す箇所です。数字の間違いに注意し部署名まで必ず記入しましょう。

<記入例>
2002年4月 ○○株式会社 入社 ITソリューション部に配属
2005年4月 新規開発部に異動
2011年3月 ○○株式会社 退職
2011年4月 XX社 創業
現在に至る

経験・知識・技術

顧客のニーズと合致するポイントを簡潔にアピールしましょう。あまり長くならないように注意しましょう。

<記入例>
業務経験:Javaでの流通向けアプリケーション開発を4年間経験しました

開発経歴

プロジェクト内容:プロジェクト概要/担当業務を必ず記入しましょう。

<記入例>
流通業向け在庫管理を一元化するためのシステム開発
【概要】各拠点の在庫情報を集約し、Webで一元管理するシステム開発
【担当業務】現状調査と、要件定義およびシステム設計
開発環境:OS/言語/フレームワーク/DBの順に記載しましょう。

<記入例>
【OS】:UNIX、【言語】Java、【フレームワーク】Java Native Interface、【DB】Oracle Databese
役割/規模:開発したプロジェクトの規模、自身が開発で担った役割を記入しましょう。

<記入例>
【役割】プロジェクトマネージャー、【規模】プロジェクト全体:30名

テクニカルスキル

特に自分は○○ができるという強みを簡潔に記入しましょう。

<記入例>
【OS】UNIX:3年、Windows:8年(環境構築、開発が可能)
【言語】Java:3年、C#:5年(要求に応じてプログラミングが可能)

自己アピール

自分がこの仕事にかける決意を簡潔にまとめましょう。

<記入例>
全体最適化を念頭に置いたプロジェクト管理
開発というフィールドでプロジェクトに関する業務全般をひと通り経験いたしましたので、プロジェクト全体を俯瞰的に捉えた上で全体最適化を図りながらプロジェクトを進めることが可能です。そのためにプロジェクトメンバーのスキルを最大限に引き出す環境づくり、モチベーション管理にもエネルギーを注いできました。

前職で行った○○プロジェクトでは、2割の工数削減に成功し経費を15%圧縮したほか、年間200万円のコスト削減と2500万円の売上増に貢献することができました。

最後に確認して欲しいポイント

「人間はこれまで生きてきた環境によって作られる」と言われています。ならば職務経歴書は、社会人としてのあなたを何よりも雄弁に語る「あなたの生き様」なのではないでしょうか。過度に盛ることなく、卑下することもなく、簡潔で分かりやすくあなたをの全てを伝える職務経歴書こそが求められているのではないでしょうか。

フリーランスで生きていく限り、あなたの実績は、幾層にも積み重なり深みをましていきます。これまでの職務経歴ももちろんですが、今の職務、これからの職務もきちんと整理して書き留めておくようにしましょう。この習慣をきちんとつけておけば、職務経歴書はあなたの最大の宣伝ツールとなるはずです。

 

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