フリーエンジニアで成功するために人脈形成(ネットワーク)を作るポイント

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フリーエンジニアネットワーク

これまで務めていた会社を退職してフリーランスになるエンジニアが増えています。

終身雇用や定期昇給といった旧来の日本型経営が崩壊したと言われる現在においても、会社勤めは、少なくとも最低限の生活は将来に渡って保障されている安定した立場です。

その「会社員」という立場を投げ捨ててまで、強者が群雄割拠するフリーランスの世界に敢えて飛び込むことは、人生において指折りの大きな決断であったに違いありません。

現状への不満、成長を指向するあくなき向上心、そしてエンジニアとしての確かな腕は、大きな勇気となってフリーランスへの決断を後押ししたことでしょう。

もちろん、そこにはフリーランスとして成功を収める明確なビジョンと遠くない将来この世界で活躍している自分自身の姿が見えていたはずです。「オレはこの会社でこれだけの仕事をし、これだけの実績を残してきた。

この会社は、オレに十分な報酬を与えなかったこと、そして手放したことを後悔することになるだろう」と。

しかし、いざ独立してみると、仕事の依頼が来ないどころか、営業に足を運んでも会ってすらもらえない状態が続き、早くも開店休業状態に陥ることも少なくありません。前職で関わった人たちには、挨拶も済ませたし、独立する旨も伝えていたはずだったのに…。

この人の「こんはずではなかった」失敗を生み出した原因は、意識的か無意識的かフリーランスの成否を分ける最も大切な「人脈形成(ネットワーク)」を軽視したことに他なりません。

顧客はあなたと仕事をしているのではない。「会社」と仕事をしている

独立したエンジニアがまず声をかけるのは、前職で取引先だった会社の担当者でしょう。

一緒に仕事をしていた頃は、時に熱い議論さえ戦わせた気心の知れた仲で、人によってはプライベートでも親交があって、「何かあればいつでも力になるよ」などと言われていたかも知れません。

しかし、フリーランスとしてかつての取引先に足を運んでみると門前払いにはされないまでも、前職にいたときのような扱いは受けられないと思って間違いはないでしょう。

そして、旧知の仲でフランクに物事を語り合えたはずの担当者は、よそよそしく、奥歯に物が挟まったかのような物言いをしてくるかも知れません。その場では、あまりの扱いの違いに「何故だ?」と自問する余裕もなく、がっくりと肩を落として岐路に就くときにふと気付くのです。

「顧客は私と仕事をしているのではない、『会社』と仕事をしている」

自分自身の腕に自信があり、その腕で生きていこうとフリーランスになったエンジニアたちが最初に鼻っ柱を折られる瞬間です。

たとえ自分が見限った会社であっても、社会的信頼は絶大であり、その会社の「プライスタグ」が取れた自分は、名もなきエンジニアの一人に過ぎないことを痛切に思い知らされるのです。

ここで心が折れてしまうようでは、フリーランスはとても務まりません。この事実を、フリーランスの成否を分ける「人脈形成の大切さを気付かせてくれた」と前向きに捉えられる人には次なるステップが待ち受けています。

すなわち、この挫折は、フリーランスエンジニアとして逞しく成長できる大きなチャンスでもあるのです。

「知らない人たち」とのつながりを持つためには

フリーランスになって「人脈形成(ネットワーク)の大切さ」を痛感したエンジニアは、まず第一歩としてIT系のイベントに参加して自分を売り込もうとするでしょう。

しかし、長く会社員をしてきた者にとっては同僚や取引先ぐらいしかつながりはありませんので、参加者のほぼ全員が「知らない人たち」です。まだ自分を売り込むには、いささか距離がありすぎるかも知れません。

そこでおススメなのが小規模な勉強会やハッカソンなど、密にコミュニケーションを取ることのできるイベントの参加です。同じエンジニアでも、違う世界を生きてきた人とのセッションはそれ自体が十分刺激的ですし、新鮮な気付きを与えてくれます。

立場は違ってもエンジニア同士ならば、コードなど共通言語でテクニカルな部分は語り合えますので、この場で意気投合したり、先方の顧客から紹介が起こらないとも限りません。このやり取りに慣れ、自身の進む方向性が定まってきたら、少しずつ大きなイベントにも参加してみましょう。

闇雲に名刺交換をしたり、アピールするのではなく、自身の方向性に見合った参加者を見極めた上で接点を持つように心掛けてください。

また、「知らない人たち」を人脈へと昇華させるために、「相手は自分を知っている」状況を作りだす仕掛けも大切です。そこで便利なのが、自身のブログや、エンジニアのSNSや掲示板での情報発信です。

情報発信には責任も伴いますし、きちんとした準備が必要とされますが、的確で有用な情報が発信でき、かつしっかりとした運営ができていれば、「知らない人たち」が最初のアクションを起こすハードルを大幅に下げてくれるはずです。

ITに携わる者だからこそITによって生まれたコミュニケーションツールを活かさない手はありません。初対面の人に「○○の××さんですね」と言ってもらえれば、ファーストコンタクトは成功したも同然です。

人脈形成(ネットワーク)によって成長することができる

優秀なエンジニアの要件を問われた場合、技術や業界動向などスキルや知識に関することと、自身のキャリアに関する向上心など職人気質な側面について極めて高い能力を有していることは言うまでもありませんが、いざ人脈となると途端に定義が曖昧になることが少なくありません。

エンジニアがつながりを広げて行く方法については先に述べましたが、これが人脈にまで昇華するためには、知り合った人たちから刺激を受け、自分自身も刺激を与えられることで互いに成長できる関係性を築いていく必要があります。

この刺激は、互いの知見を広げ、確実に仕事へとフィードバックされてきます。これは、かつての同級生、先輩、後輩、同僚といった気が合うとか合わないとか、時に自身の意のままに動かせる存在ではなく、双方が高みを目指すために結ばれた信頼によって成り立っている関係です。

これが真の人脈と呼ばれるものではないでしょうか。この信頼で結ばれた強固な人間関係が、一人、また一人と広がっていくことによって、幅広い人脈(ネットワーク)が築かれていくのです。

このレベルになると、業界を問わず精度の高い情報が入ってくるようになり、大きなビジネスチャンスを確実に掴むことができるようになるでしょう。

このとき、会社というプライスタグがなくても、いちフリーランスとして十分に勝負できるエンジニアへと成長を遂げているはずです。

最後に確認して欲しいポイント

ITは、多くの人の生活を便利にし、企業経営においては様々な業務効率化に寄与してきました。しかし、「企業は人に始まり、人に終わる」という格言にもあるように、いつの時代、どの業種においても人を抜きにした仕事などありえません。

それはフリーランスエンジニアにおいても例外ではなく、人とヒトとの関係は、極論すれば小難しい技術以上に重要視しなければならないものです。フリーランスは言うなれば小さな企業の経営者です。

経営者が人のことで苦労するのは宿命ともいうべきものなのです。幅広い人脈(ネットワーク)は、できることならば、フリーランスになる前に築いておくことが望ましいことは言うまでもありません。

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