ITエンジニアが外資系企業で待遇と年収アップを狙うには?

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外資IT

IT革命がもたらしたものは私たちのライフスタイルの変化だけではありません。通信インフラの劇的な向上により、ネットワークに繋がってさえいれば世界中どこにいても仕事ができるようになりました。

ITは、「地球の距離」を劇的に縮めた立役者と言っても過言ではないでしょう。その証拠に外資系IT企業は、世界各国に拠点を構え、様々な国籍のITエンジニアが活躍しています。

一方、日本のIT企業はどうでしょう。グローバル戦略にシフトしつつある企業も増えてきてはいますが、満員電車に乗って出勤し、会議のために多くの人をわざわざ集め、時には周囲に合わせて残業する。

そして給料は、成果給よりも年功序列の要素が色濃く残っている…。そんなITの強みを生かし切れていない企業はまだ多いのではないでしょうか。

日本は人口減少時代に突入し、そう遠くない将来に労働人口不足が深刻になることは必至で、とりわけITエンジニアの人手不足の兆候が現在もうすでに表れつつあります。

いずれグローバル展開を図り、市場や労働者を全世界に広げて行かなければ生き残ることができないことはかなり昔から言われてきたことです。

しかし、実際にグローバル展開に舵を切るとなるとそれが中々思うようにいかないのが現実で、しばらくは現状にそう大きな変化が起こることはなさそうです。

現状に甘んじることなく、さらなるスキルアップと、相応の給料を望むITエンジニアにとっては、そんな日本企業の現状がもどかしく思えることもあるでしょう。そんな企業体質こそが日本でしか通用しない、すなわちガラパコス化した技術を作ってきたのだと。

ならば、思い切って外資系のIT企業へ転職するのもひとつの方法です。日本の商習慣とは180度異なる世界ですので戸惑うことも多々あるでしょうが、給与と言った待遇面も去ることながら世界中から集まってきたITエンジニアと腕を競い合うことは一人のITエンジニアとして掛け替えのない経験となるはずです。

「言葉の壁」は乗り越えられる?

しかし、残念ながら外資系企業への転職の話となると腰が引けてしまう人が多いのです。その原因は、何といっても「言葉の壁」です。日本人は、日本語が他と比べて特殊性の高い言語であるためか、英語を苦手としている人が多く、英語力を測る指標として知られているTOEICも下位グループの常連となっています。

しかしながら、中学高校と少なくとも6年間は英語を学んできたわけですから、まったく素地がないというわけではありません。日本人が「言葉の壁」を理由に外資系企業への転職を躊躇するのは、「失敗したらどうしよう」「失敗したら恥ずかしい」という、外国人から見れば「取るに足らない」理由であることが多いのです。

テクニカルターム(専門用語)やコードは万国共通の言語

例え英語でのコミュニケーションに難があったとしても、ITエンジニアは職人の世界。テクニカルターム(専門用語)やコードは万国共通の言語です。

同じITエンジニアならば、コードを通じて記述者の意図や時には人柄まで読み取ることができると言います。スポーツで言葉の通じない国同士の国際試合が成り立つように、ITエンジニアも一定のルールの範囲で仕事を進めるわけですから、「言葉の壁」を超えた技術者としてのコミュニケーションは十分に成り立つはずです。

出川哲朗さんに学ぶ「コミュニケーション術」

日本テレビ系列の「世界の果てまでイッテQ!」という番組で「出川はじめてのおつかい」という企画がありました。リアクション芸人で有名な出川哲朗さんが、ニューヨークで①初級編:タイムズスクエアでTシャツを購入、②中級編:国連本部で限定お土産を買ってくる、③上級編:自由の女神をリポートする、というミッションを与えられます。

もちろん誰も助け舟を出すことはなく、一人でミッションを達成するというある意味酷な企画でした。中学1年生レベルの語彙力もあやしい出川さんが、待ちゆく人に声をかけ、片言の英単語とボディランゲージを駆使し、時にはニューヨーカーの失笑や怒りを買いながらも、見事全てのミッションを達成したのです。

出川さんのミッションクリアは、「英語を使う環境」に失敗を恐れるあまりに飛び込むのを躊躇している人たちに大きな勇気とヒントを与えてくれています。出川さんの英語は、それこそ腹を抱えるほどつたないレベルではありましたが、彼の「伝えたい」思いが英語力の不足を十分に補っていたのです。

「言葉の壁」を突破する最大の武器はやはり、「伝えようとする意志」であることを出川さんは身を持って伝えてくれているのです。

一般的に「英語が苦手」とされている日本人も、苦手なのはコミュニケーションであってさすがに最低6年間学んでいるだけあって語彙力は非英語圏の中でもそう低い訳ではないと言われています。

すなわち、それは、最初は単語を並べる片言の英語ぐらいは何とか話せることを意味しています。もちろん、いつまでもつたないままではいけませんが、「言葉の壁」を理由に外資系企業への転職を躊躇するのは非常に残念なことであることはお分かりいただけたと思います。

外資系IT企業に転職するメリットとデメリット

多くの外資系IT企業は、日本をアジア戦略の重要拠点として捉えており、オフィスを構えています。外資系と言えばすぐに海外へ渡航というイメージも持たれるかと思いますが、日本法人の勤務ということで基本的に日本を拠点に勤務していくことも可能な場合が多い。

しかし、外資系だけあって、一国に囚われないドラスティックな人事異動もありますので、場合によっては国外で勤務するケースも出てくるかも知れません。

転職するメリット

外資系企業で働くメリットは何と言っても様々な国籍の人たちの仕事ができることでしょう。多様な文化、考え方に触れることは、グローバル人材を目指すにあたりとても貴重な経験となるはずです。また、自身の技術や業績が直接給料に跳ね返ってくるのが外資系企業の特徴です。

これはIT企業に限らず、「結果を出した者に給料を払う」というポリシーにブレはありません。自身の腕に自信があれば、その成果に確実に報いがある点においては、外資系企業はおあつらえ向けの体制が整っていると言って良いでしょう。

ただ、日本企業であれば福利厚生や諸手当に当たる分も、外資系企業は給料に含まれているという考え方ですので、転職の際は額面に躍らされずに可処分所得がどうなるかもきちんと計算の上で検討することをおススメします。

転職するデメリット

プロ野球選手の契約更改の席で、大幅な減俸を提示された選手に対してそう遠くない将来の「引退」がささやかれることは少なくありません。これは外資系企業で働くITエンジニアについても同じことが言えます。成果に対して給料で答えてくれるのと同様に、結果を出せなければ容赦なくリストラする。

それが外資系企業の厳しさであり常識なのです。賞罰を厳格にすることがはっきりしているという点においてはメリットと言えるかもしれませんが、いずれにしても外資系企業で長く生きていくためには、現状に甘んじることなく自身の腕を磨き続け、生存競争を生き抜くたくましさが求められるのです。

最後に確認して欲しいポイント

ITエンジニアが日本国内での仕事に閉塞感を感じたならば、外資系IT企業への転職も検討してみてください。異なる商習慣、多様な人材、文化の中で揉まれた経験は、今後のITエンジニアとしての人生にも好影響を与えてくれるはずです。

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