外資系IT企業への転職を目指すITエンジニアに重要なポイント

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外資系 it

新卒で初めて入った会社や携わっている仕事を「天職である」と胸を張ることができ、誇りを持って働き続けることができたらこれほど幸せなことはありません。

ただし、これは、奇跡と呼ぶに相応しいほど幸福に恵まれたケースで、満足な社会経験を積んでいない学生や第二新卒の若い人たちでパーフェクトな職業選択ができる者など皆無に等しいでしょう。

入社から3ヵ月も過ぎれば、この会社を選んだことに一抹の後悔を覚えるようになり、1年も経てば同社が置かれている業界内でのポジションが理解でき、先輩を見ていれば3年を待たずして社内での自分のゴールがおぼろげながら見えてくるようになります。

ほとんどの人は、「このままでいいのか」という自分の感情を押し殺し、折り合いをつけながら生活のため、愛する家族のために歯を食いしばるのです。

しかし、元請けの大手SIerからやってくるプロジェクトマネージャーの無能ぶりに辟易としたり、中途半端な見識で威張り散らす客先の上長にげんなりさせられることが増えると時に我慢も限界に達してしまうこともあるでしょう。

能力のあるものが必ずしも報われるわけではなく、たとえ能力が伴っていなくても高収入を得ている者がいるという現実、これを「運も実力のうち」というには残酷過ぎるのではないでしょうか。

日本と海外の仕事をめぐる人間模様

日本では、こういったときに匙を投げてしまった人に対しては残念ながら冷たいと言わざるを得ません。

就職は、職業に就くというよりは「会社に就く」と言った方が的を射ていて、「会社」という運命共同体という船に乗った以上、黒いものも白いと言わなければならないのが組織の論理なのです。

これは日本経済が右肩上がりの時代は我慢の代償は十分な給料に跳ね返ってきました。しかし、旧態依然とした体質は残しながらも、今や会社は給料によって報いることはできません。

かと言って、いざその船を降りてしまえば落伍者の烙印を押され、別の船に乗り込んだところでいつまでたっても「外様」の看板が外れることはないのです。

一方で、日本でもすっかり市民権を得ている「海外ドラマ」は、人気のあるものは続編に次ぐ続編が制作され、ドラマや登場人物の成長を何年も楽しむことができます。

もちろん全てではありませんし、脚色も多分に入っているでしょうがドラマにはその「お国事情」が多分に反映されており、海外の人はどんな働き方をしているのかという面についても参考にすることができます。

そこで良く見かける日本との決定的な違いは、「ちょくちょく仕事を変える」、「すぐにクビになる」点ではないでしょうか。日本では、仕事は「人生」や「道」になぞらえることもあるように、

日々の生活や人生において重要な位置を占めているだけに、こんなことがあれば、「この世の終わり」とばかりに嘆き、一家も離散しかねないほどの危機に陥るに違いありません。

しかし、劇中では、そこに大きな悲壮感はなく、生活の心配などどこ吹く風。「明日があるさ」とまるで日常茶飯事のように現実を受け入れているのです。

海外、とりわけアメリカのホームドラマにおける登場人物が最も大切にしているのは家族、仕事が中心になることは決してありません。仕事はあくまで生活のため、レジャーを楽しむための収入を得る手段、間違ってもこの関係が逆転することはないのです。

だからこそ「仕事である」と割り切って働けるのが外資系企業の大きな特徴なのです。

ですから、自分の腕に覚えがあって、かつ現状、十分な報酬も名誉も得られていないと感じているITエンジニアにとっては、外資系企業の転職も視野に活動しても良いでしょう。

そこには「会社」や「組織」というしがらみに囚われない、純粋に「仕事」で勝負できる世界が開けているのです。

 

日本企業と外資系企業とでは「仕事に就く」ことに対する考え方が大きく異なっている

日本企業においては「経営は人なり」と言われるように、人材育成を経営の根幹のひとつと捉えている傾向にあます。

それゆえに、人ベースでポジションが作られたり、時に経営の障害となる「義理と人情」が会社に持ち込まれることも少なくありません。

一方、外資系企業は、あらかじめ用意したポジションに必要なスペックが適合した人を配置するという形が取られることが多く、そこに長期的な視野に立った人材育成という発想はありません。

日本においては会社への帰属意識や愛社精神も組織一丸の力を高める原動力と考えられておりだからこそ社を挙げて「人を育てる」ことに注力するわけですが、外資系では、その部分に関心はなく、

ポジションにおいて期待されただけの実績を上げればそれでいいと極めてドライな発想をします。その代わり、成果に対しては十分すぎるほどの報酬でその労に報いるのです。

もちろん、結果が出なければ真っ先にクビを切られるのも外資系企業の大きな特徴なのです。

外資系への転職を分かりやすく例えるのなら、プロ野球で言うと毎年のように来日する「助っ人」と呼ばれる外国人選手の立場になぞらえることができます。

球団の補強ポイントであり求めるスペックは、「4番、一塁を守れる右の長距離砲」だとすると、この条件に適った外国人選手が来日するわけですが、

「同じなのはルールのみ」とまで言われる野球とベースボールとの違いを理解し日本野球に適応する暇も与えられずに即座に結果を求められます。

期待されている結果を出し続ければ、「優良外国人選手」であると惜しみない賞賛を贈られ、故郷に錦を飾るのには十分すぎるほどの報酬を手にすることができます。

しかし、何かのきっかけで結果が出せない時期があると「不良債権」とチーム不振の原因を一手に背負わされ、シーズン終了すなわち契約満了を待たずして解雇の憂き目に遭うケースがほとんどです。

こんな厳しい話は人並み外れたアスリートたちの集まるプロスポーツの世界での出来事かと思われがちですが、外資系IT企業では日常茶飯事的に起こっているのです。

そもそも、日本企業と外資系企業とでは「仕事に就く」ことに対する考え方が大きく異なっており、とりわけ外資系企業は日本企業と比べてはるかに結果を重視していることを見て取ることができます。

見方によっては、「結果」という究極にシンプルで明白な評価基準ゆえに、腕に自信があって、まどろっこしいことは気にせず結果で応えたいという人には外資系の方が働きやすいかも知れません。

 

外資系企業への転職にあたり必要不可欠な英語力

外資系企業へ転職するにあたり必要不可欠な能力であり、それがために多くの日本人が転職を躊躇するのが「英語力」です。

その証拠に日本人のTOEICの国別平均スコアは下位の常連で、世界中が驚くほど教育水準が高いとされている日本にあって非常に残念な結果となっています。

ある識者は、母国語である日本語の特殊性や、日本にいると英語関連のコンテンツが瞬く間に日本語に翻訳されるがために、英語を使わなくても不自由しない環境にあるからだと分析しています。

しかし最も大きな原因は、得手不得手に関係なく学生時代に身に付けた、英語を使って仕事をするのに十分なほどの語彙力や文法力が実践レベルにまで昇華されていないことにあります。

これは何より英語でコミュニケーションを取る機会がなかった、もしくは失敗を恐れるあまりに英語を使ってこなかったツケが、外資系転職の最大の足かせになりかねないのです。

英語に関わらず、語学力の上達には、まずは「伝えたい」、「コミュニケーションを取りたい」意志を持つこと、失敗を恐れず自身の思いを伝える経験を積むことに尽きます。

あなたの頭の中の引き出しには、学生時代に否応なしに覚えざるを得なかった単語やイディオム、文法が眠っているのです。まずは、かつて身に付けた基礎を長い眠りから起こし、武器を使えるようにしましょう。

いざ仕事となれば同じエンジニアならテクニカルタームやコードを通じて対話することも可能ですから、それに英語力が加わればより高度なコミュニケーションが取れるはずです。

あなたの会社に日本語の心もとない外国人社員が入ってきたとしたら、あなたは彼の仕事に期待するでしょうか。もし近い立場ならば「日本語をもっと勉強しな」とアドバイスを送るかも知れません。

逆の立場になれば外資系企業も同じ、英語の心もとない人間に重要な仕事など任さられるはずはないのです。英語が母国でない以上、ネイティブレベルの語学力は期待されていません。

それでも、最低限仕事を円滑に進め、確実に結果を出すだけの能力は求められます。外資系企業への転職を視野に入れているのなら今からでも英語の勉強を始めてください。

 

最後に確認して欲しいポイント

ここまで外資系IT企業への転職について述べてきましたが、腕に自信のあるITエンジニアなら「結果が全て」という、シンプルで分かりやすい働き方を指向した方がエンジニアとして充実した人生を送ることができるかも知れません。

また、シリコンバレーなどITの聖地にはかつてのゴールドラッシュのように世界中から成功を夢見て集まってくるエンジニアも沢山いますので、最新のテクノロジーを吸収することに加え、ITエンジニアとしての魂を揺さぶられるような刺激を経験することができるでしょう。

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