外資系IT企業への転職を目指すITエンジニアに重要なポイント

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※2016年5月31日の記事を再構成(文言の追加)をして、2017年度版として作成したものです。

昨年、大手家電メーカーのシャープが台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されたことは記憶に新しいところだと思います。今や情勢によっては日本企業も買収などで簡単に外国資本の傘下となってしまうのです。

このようにグローバル化の進展によって、日本企業が外資系企業に買収されたり、外資系企業が国内に進出したりするケースが非常に多くなっています。

こういった外資系企業に転職を考えているITエンジニアの方も多いのではないでしょうか。しかし、日本企業と様々な点で異なる外資系企業に転職する際には気をつけるべきポイントや心がけるべきことがあります。今回は、ITエンジニアとして外資系企業に転職をしようとする際に何に気をつければ良いのか考えてみましょう。

外資系企業って日本企業とどう違う?

まず、基本的なことですが、「外資系企業って日本企業とどう違うの?」というところについて考えてみましょう。

外資系企業の定義とは、

「(1) 外国法人。 (2) 外国人が資本金を全額出資して設立した純外資会社。 (3) 日本の法人または日本人が,外国法人または外国人と共同出資して設立した合弁会社。 (4) 外国企業が既存の日本の企業の株式を取得した外資導入会社。」(ブリタニア国際大百科事典)

といったものです。

一般的に外資系企業というと、外国企業の日本法人など親会社が外国企業というものをイメージされるのではないでしょうか。こういった企業は日本企業とは企業文化の面で以下のような違いがあります。

  • 職種ごとの役割分担が明確で、担当する仕事以外はする必要がない
  • 自己管理をして、向上心を持って取り組み、しっかりと成果を出すことが重要

もっとも大きな違いはここにあると思います。海外では「自らの与えられた役割を責任を持って果たす」という考え方で、日本のように役割分担があいまいで、手が空いているから自分の担当外の仕事を手伝うということはあまりありません。

また、当然ですが上司が外国人であったり、海外の本社や同僚とコミュニケーションをとったりする必要があるので、英語力が求められます。企業によってはスキルよりも英語力が重視されるケースもあります。

外資系企業に転職する際のポイント〜どんなITエンジニアが求められる?

一般的に求められるITエンジニアといえば大きく分けて以下の2つとなります。

  • 技術的なスキル
  • ソーシャルスキル

「技術的なスキル」といえば言うまでもなく、ITエンジニアが持つべきITエンジニアとしてのコンピュータに関する技術・知識といったものです。これが無いとエンジニアとしての仕事は出来ません。

これと同じくらい重要なのが、「ソーシャルスキル」です。よくITエンジニアと言えば「一人で仕事をするため、コミュニケーション力や協調性などはあまり重視されない」と思っている人もいますが、それは違います。

分業化が進んでいる今は、ITエンジニアと言っても多くの場合チームで仕事をしますし、顧客との折衝などコミュニケーションを取る機会も非常に多くなります。

では、これに加えて外資系で必要になるポイントにはどういったものがあるのでしょうか。外資系でITエンジニアとして仕事をしていくには、日本企業でITエンジニアとして働く以上に心がけるポイントがあります。

  • 自ら考え行動する積極性と向上心
  • 考えをアピールする力
  • 英語でのコミュニケーション力

ITエンジニアに限らず外資系企業で働く上で最も大切なことは、「自ら考えて行動する積極性と向上心を持つこと」です。

日本企業、特に大企業では多くの場合、新人は業務知識がないため企業が教育し育てるという文化があります。しかし、外資系の場合は必要なことは自分で行動し学ばないと誰も教えてくれないということが一般的です。したがって、仕事をもらうためには自分で学び、スキルアップする必要があります。

また、日本企業ではこれまで若手はあまり自分の考えを会議等でアピールしないケースも多かったと思いますが、外資系では「自分はこう考える」ということをしっかりとアピールする必要があります。これをしないと「意見を持たない人」や「仕事のできない人」とされてしまうケースもあります。

もちろん、外資系ですから英語力の向上は必須です。海外の同僚や取引先と英語でコミュニケーションをとる必要がありますので、英語力はしっかりと磨いていきましょう。もちろん、これも誰かが教えてくれるわけではありません。自分で学ぶのです。

どうすれば英語でコミュニケーションが出来る?

先にも述べましたが、外資系企業では同僚に外国人がいたり、海外の拠点や取引先と頻繁にメールや電話などでやりとりをしたりする必要があります。

しかし、多くの日本人にとって英語は躊躇するものの一つでは無いでしょうか。これは「普段英語を使う機会がない」あるいは「失敗が怖いので英語を使わない」とか「恥ずかしい」などといった理由からなかなか英語を使ってこなかったことが原因ではないでしょうか。

英語でのコミュニケーションで最も大切なことは、正しい文法で話すことではなくて「伝えたい気持ち」と「話す勇気」だと思います。

外資系企業の情報部門に勤務している人の話ですが、その人が海外の同僚と話していて感じるのは、「こちらが「伝えたい」と思うのと同じくらい、相手は「理解したい」と思っている」ということだそうです。

ですから、文法を正しく話すことを考えるよりも、気持ちで伝えることができればしっかりとコミュニケーションすることは可能でしょう。

これを行なった上で、ボキャブラリーなどを増やしていくことを心がけましょう。同じITエンジニア同士であればテクニカルターム等は共通ですので、ある程度会話は出来ます。ただし、会議などで難しい内容になるとやはり英語力を磨く必要があるので、学ぶ努力は継続的に行いましょう。

したがって、英語力を向上させることについてのポイントは以下です。

  • 伝えたい思いを持って勇気を出して話す
  • 自分の専門分野から徐々にボキャブラリーを増やす

あとは、何か話題が出来たときに「英語ではなんというのだろうか」と調べて相手と話すと言うのも良いです。相手とコミュニケーションを増やすことで仲良くもなれますし英語力もアップしますしお勧めです。

まとめ

外資系のITエンジニアを目指している皆さんにとって、従来型の日本企業と異なる点や心がける点を簡単に説明してきました。特に外資系企業のエンジニアを目指すなら以下のことは心がけておきましょう。

  • 自ら考え行動する積極性と向上心
  • 考えを明確に持ちアピールする力
  • 英語でのコミュニケーション力 

外資系企業では積極的に自らアピールして向上心を持って仕事をする人材が重宝されます。日本企業のような年功序列制度はありません。自分でしっかりと成果を出せば、しっかりとそれに対する見返りが期待できます。そういう意味では評価は日本企業に比べて非常にシンプルです。

そして、しっかりと成果を出すことで日本企業では得られなかったような高額お報酬を得ることも夢ではありません。ご紹介した内容を基に、外資系企業にとって重宝される人材になることを目指して下さい。

<参考>

「システムエンジニアの仕事内容と求められるSEになる為に必要なスキル:フリエン」

「外資系企業と日系企業の違い 実際のところ:All About」

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