ビッグデータ時代を担うデータベースエンジニアに必要なスキルとは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ビッグデータ時代を担う、データベースエンジニアの仕事とは?」では、データベースエンジニアの重要性とその役割についてご紹介しました。

ここでは、そんなデータベースエンジニアになる為、またスキルアップする為に必要なポイントをご紹介します。

必要なスキルと適性

まず、OracleやMySQL、PostgreSQL、Microsoft SQL Serverなど、圧倒的なシェアを占めているデータベースの知識だけではなく、そのシステムが運用している「業務知識」が絶対条件として必要となります。

プログラマーやシステムエンジニアの実務経験、すなわちシステムの全容から細部に至るまでのシステム開発のプロセスを熟知した人材が重要される傾向にあると言えます。

ここ数年、ビッグデータなど原因分析を中心とした統計に代わり、予測を中心に取り扱うデータサイエンスに移行してきています。必要なデータを集め、必要な施策を提案することのできる分析・問題解決力とプレゼンテーション力が求められています。

データベースエンジニア向けの資格および認定

弁護士や公認会計士などの「士業」とは異なり、他のITエンジニアと同様、データベースエンジニアになるのに特別な資格は必要ありません。

しかしながら、資格取得を目指すことは、学習のモチベーションを保つ事になります。

また、いざ実務に就くにあたっても、基本的な考え方が身に付いていますので、未経験からの就職・転職活動の自己PRとして活用することをお薦め致します。

最近では、インターネット上で誰もが無料で受講できる、大規模な開かれた講義 「MOOC(Massive Open Online Course)」があります。代表的なプラットフォームとしては「Coursera」「edX」や、日本版としてはJMOOCが提供する「gacco」「OUJ MOOC」があり、こちらには機械学習や統計を学ぶコースがあります。

MOOCは海外のものが非常によくできており、英語の学習としても非常に有益ですが、どうしても英語に自信がない方にお勧めなのが、「Slideshare」です。

こちらのサイトには。様々な方がわかりやすいスライド資料がたくさんUpされています。LinkedInに登録する必要がありますが、とっかかりとして非常に有益な情報源になります。

 

上記のように、比較的に身近に学習環境は整いつつあります。ある程度概要を把握してから専門書や海外MOOCにチャレンジされてはいかがでしょうか。

就職、転職活動と並行して実際に学習を進められることをお勧めします。

データベースエンジニアが身につけておいたほうがよい技術

データベース関連の資格試験

経済産業省が主催する「情報処理技術者試験」は国家資格で4種類のレベルが設定されています。

IT業界を目指す、もしくは携わってるならば「ITパスポート試験(レベル1)」、「基本情報技術者試験(レベル2)」の資格もしくはそれに相当する知識やスキルは最低限持っていたいところです。

また、「応用情報技術者試験(レベル3)」までがシステムエンジニアの登竜門と位置付けられています。実際にデータベースエンジニアとして中心的な業務に関わるになら、レベル4の高度情報処理技術者試験のひとつである「データベーススペシャリスト試験」を目指してください。

試験の難易度はデータベースに関するものの中で最難関と言われており、平成27年度の合格率は17.6%の狭き門となっています。

商用データベース市場においてトップシェアを誇る「米国オラクル社」。その日本法人である日本オラクル社が定めるデータベース認定試験の「オラクルマスター」は会社で取得を推奨され、資金支援がある場合もあります。是非とも目指すことをお勧めします。

認定方法が「データベース管理者」「アプリケーションサーバー管理者」「開発者」の3分野によって異なり、試験はオンラインコンピューターで行われるため、結果がその場でわかります。

難易度はBronze、Silver、Gold、Premiumの順に上がり、Silver以降の認定を受けるとOracle Certification Programによる認定が自動的に付与され、世界的に通用する資格として認められます。

データサイエンス、機械学習を学ぶ

とりあえずデータサイエンスを学びたい、という方でも、オンラインで十分学ぶことができます。

統計数理研究所と東京大学情報理工学系研究科と共に、文部科学省委託事業として「データサイエンティスト育成ネットワークの形成」(事業年度:平成25年~27年)を推進したデータサイエンス全体をまんべんなく学べる動画教材がありますので、こちらをまずはご紹介致します。

また、スタンフォード大学のMOOC「Coursera」でアンドリュー・ウン准教授の講義が非常によくできています。無料かつ動画公開されているので、英語を学ぶ上でも受講をお薦めします。

Lecture Collection | Machine Learning

その他、統計の基礎知識を学ぶのも良いでしょう。gaccoの中に統計検定取得向けの講座がありますのでオススメです。

ビッグデータに対応した分散型システムを学ぶ

RDBMSでは処理が重すぎる場合、オープン分散環境やクラウド、NoSQLといったデータベースに拡張することを検討する必要が出てきます。しかし、いったいどれが最適なのかはわかりません。

これらを補う意味でも、CourseraUdacityにはオープン分散環境のApache Hadoopに関する初歩的な無料講義を利用すると良いでしょう。SlideShareにも図解スライドが載せられており、データサイエンス部を立ち上げ今後盛り上げていこうと考えている方々にとってもお宝情報がたくさんありますし、動画がよい方はyoutubeからも検索することができます。

その他ご参考:https://developer.yahoo.com/hadoop/tutorial/

技術も学べて英語もマスターできる!というポジティブ思考で技術を身に着けてください。

最後に確認して欲しいポイント!

データベースは全ての経済活動の生命線になるでしょう。ビッグデータ時代の到来を受け、データベースエンジニアはITエンジニアの中でも最重要な職種のひとつと言うことができます。

しかしながら、データベースエンジニアの需要増とは裏腹に人材不足が深刻なのもこの職種の特徴でもあります。

ですが、インターネットが手元にある現在、技術は学ぶ気があればいつでも学べる状態が出来上がってきており、時間がない、はもう過去の言い訳にすぎません。その気になればいつでもどこでも学べる環境ができています。

今こそデータベースエンジニア目指してみてはいかがでしょうか。

※合わせて、「ビッグデータ時代を担う、データベースエンジニアの仕事とは?」もお読み下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

cta_ss