ビッグデータ時代を担う、データベースエンジニアの仕事とは?

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2016年1月26日の記事を再構成(文言の追加)をして、2017年度版として作成した最新記事です。

2016年、すべてのものから情報収集を可能にしたIoTがサービスとして本格的に立ち上がってきました。今まで不可能といわれていた、飲食やエンタテイメントというサービスに関する分野がいよいよ定量的にデータを集積し、分析を行えるインフラが整いました。

今まで、製造業をはじめとする「基幹システム」は企業の「お金」や「もの」を管理するシステムでした。しかし、「IoT」は脳科学やマーケティングやAR、VRという画像解析技術が融合され、人の「働き方」や「感情」を計測することができるようになっています。

究極の社会システムの最適化、つまり「人が求めるものを的確に、必要なだけ生産し提供する」という全体最適化が行える環境が整ってきました。同時に感情を操作するということは行動を操作することにもなり、いよいよ私たちの深層心理をいつの間にか読み取られ情報操作されていくような、SF映画の世界が現実のものとなってきました。

データベースは全ての経済活動の生命線に

先に述べた、「究極の社会システムの最適化」を実現させる技術を支えているのがデータサイエンスであり、基盤となるのがデータベース技術です。

このデータベースの開発、管理、運用を担うのがデータベースエンジニアです。

2016年にはビッグデータ解析が当たり前の時代となり、4月以降、各会社にデータサイエンス部が設置され始めました。2017年は本格稼働に向け各社しのぎを削って人材獲得に乗り出します。

その為、データベースエンジニアは今もっとも必要とされるエンジニアなのです。

ビッグデータ時代におけるデータベースの役割

現在、あらゆるところからデータは飛んできます。スマホのデータは人工衛星を経て地球上どこからでもやってきます。マイクロ秒毎に蓄積されるデータがデータベースに蓄積され、その集めたデータをさらに解析しなくてはならず、パフォーマンスもさることながら、処理に耐えられるインフラ構築が求めれらます。

また、負荷分散処理も必要で、分散プログラミングとデータ最適化アルゴリズムがあって初めて実現されます。

IoTの実現がデータベースの進化を加速

例えば、Amazonを利用し書籍を購入すると、自分と同じものを購入した人の別の書籍が一斉に表示されるようになります。Amazonはクラウド市場No.1企業であり、購入顧客の履歴と閲覧行動データから「書籍推奨サービス」という、ビッグデータを活用したマーケティング戦略をいち早く導入した企業です。

これまで以上に膨大な情報が集まるので、それに耐えうるインフラの整備と並行して、集めたデータをどのように有効活用していくかが問われます。最近、マスコミを賑わせている情報セキュリティーの強化も急を要する重大な問題となっています。

具体的な事例をあげると、医療や災害予測などに活かせば、データの蓄積しその傾向を分析することによって病気や災害の予防に繋げることができます。

ただし、この場合個人の行動だけではなく、病歴に関する情報を扱うため個人情報の扱いを厳密に行う必要があります。

ARやVRなどの、眼鏡型ウェアラブルデバイスで自分ではなく他の人の映像を収集することができるため、個人情報をいかに保護するのかが問題になっています。

データベースエンジニアという仕事

先に述べたように、全ての経済活動の生命線となる「データベース」を扱うデータベースエンジニアはシステムの構築・運用はもちろんのこと、そのデータを分析し企業の経営戦略に活かす応用力や発想力など、幅広い知識とスキルが求められます。

業務内容による3分類

データベースエンジニアは担当する業務内容から3つの職種に分類されます。

  • ソフトウェアエンジニア
  • ハードウェアエンジニア
  • 運用系エンジニア

それぞれの業務内容とそれぞれに必要なスキルと適性を述べます。

ソフトウェアエンジニア

OracleやMicrosoft SQL Serverなどの商用データベースだけではなく、オープンソースデータベースといわれるMySQLや分散システムのHadoopを扱えることが望ましいです。また、データベースの統計処理と機械学習アルゴリズムを使い分けることができれば、ますます難しくなっている顧客の要求を満足させる、最適なデータベースの開発・設計を行えるエンジニアといえます。

ハードウェアエンジニア

データベースシステムに関わるインフラを開発および管理し、データを保存するストレージ・サーバー等の最適化や、使用効率の最大化を図るインフラを管理構築するエンジニアです。

運用系エンジニア

稼働中のデータベースを、業務が常にできる状態で運用や保守するエンジニアです。昨今ではセキュリティエンジニアと役割を分担していますが、外部の攻撃からの防御の設定や、アクセス権の管理などといった、ネットワークのセキュリティー関連規則の設計と運用もしています。

定常業務の定常運用、という観点よりデータのバックアップなど、前述ソフトウェアエンジニアやハードウェアエンジニアの役割を定常業務として行うエンジニアです。

 

いかがでしょうか。少しでもデータベースエンジニアの重要性と役割の違いを理解いただけたら幸いです。

※合わせて「ビッグデータ時代を担うデータベースエンジニアに必要なスキルとは?」もご確認下さい。

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