フリーランスこそ、来たる「老後」を痛切に意識するべき

歳を重ねるごとに、時間が過ぎる体感速度が速くなったように感じませんか?これは一説によると、5歳児にとって1年は人生の5分の1(20%)、20歳の青年にとって1年は人生の20分の1(5%)、50歳にとって1年は人生の50分の1(2%)であることから、年齢という分母が増えるほどに1年の重みが小さくなっていることに起因するのだそうです。

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フリーランスがクラウドソーシングの泥沼に落ちぬように

2016年8月、安倍晋三首相は、第3次改造内閣の発足に合わせて「働き方改革相」を新設。担当大臣に加藤勝信氏が任命(一億層活躍相と兼務)されました。安倍首相は高い支持率を背景に、これまでの政権が二の足を踏んできた景気対策や安全保障にメスを入れ、思い切った政策を実現してきました。

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Webエンジニアとして成功を収めるためには?

2016年は、今なお多くの読者を惹きつけて離さない文豪、夏目漱石の没後100周年にあたります。徳川幕府の終焉と時を同じくしてこの世に生を受け、激動の明治維新を目の当たりにした漱石は、珠玉の名作と共に、評論や詩歌、講演録なども数多く遺しました。その中で1911年に出版された和歌山県会議事堂における講演録「現代日本の開化」において明治期に日本で起こった文明開化について次のように述べています。

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20代から考えておきたい、プログラマーのキャリアパス

世の中には「忙しそう」「大変そう」といった過酷なイメージを持たれている職種がいくつもありますが、ITエンジニアの代表であるプログラマーやシステムエンジニア(SE)もその1つです。「35歳定年説」や「40歳限界説」といった言葉を聞いたことがある、という方も多いかもしれません。

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ITエンジニアがスキルアップするために必要な9つの秘訣

IT業界は分野を問わず人材不足と言えます。ITエンジニアからすると売り手市場のように見えますが、実はそうではありません。企業側も採用するエンジニアの基準を下げているわけではないので、それに見合うようでなければキャリアアップも難しいでしょう。

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フリーエンジニアの価値を「勝ち」に変えるPMスキルとは

プロデューサーとしてシステム全般を開発・構築するシステムエンジニア(SE)、ネットワークインフラの開発・設計・改善などを得意とするインフラエンジニア、仕様書に沿ってコンピュータを動かすプログラムを書き込むプログラマー……。今日においてはさまざまな職種のITエンジニアがフリーランスで活躍しています。

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ITフリーランスなら知っておきたい「経費になるもの」「経費NGのもの」

会社勤めをしていると、税金の管理は経理部(または総務)など担当部署が行ってくれるでしょうが、フリーランスのITエンジニアなどになると毎年必ず確定申告を行わなくてはなりません。その際、誰しもが領収書を見ながら「これ、経費として落とせるのかな?」と悩んだことがあるのではないでしょうか。

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フリーランスになる前に、そのデメリットもきちんと見極める

会社勤めをしていると、ふと「このままでいいのか?」という思いに駆られる人は多いと思います。入社直後は右も左も分からずに目の前の仕事に精一杯向き合う毎日でしたが、何年か経てば気持ちにも少し余裕ができて自分の仕事だけでなく会社のことや自身の将来など考えることができるようになったと思います。

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ITエンジニア未経験者は、「やる気」「伸びしろ」「志望動機」で採用を勝ち取るべき!

新入社員の入社後3年以内の離職率は一般的に3割程度と言われています。これは、受験勉強よりもエネルギーを注いだかも知れない就職活動を経て、意気揚々と会社の門を叩いた人たちでさえも、3人に1人は3年を待たずして去ってしまう事実は、人生最大級の「選択」とも言える就職が如何に難しいものかを物語っています。

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再燃したゲームエンジニアへの夢を叶えるには?

毎日満員の通勤電車の中にあっても大部分の乗客が覗いているのはスマートフォンの画面。画面を縦横無尽に忙しなく動く指先からもその没頭ぶりは相当なもので、気だるい通勤時間を潰すのに十分な役割を果たしているようです。

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フリーランスに朗報!日本で普及が進むプログラム言語Python

勉強嫌いの子供から「学校で勉強したことは何の役に立つの?」と質問された際に、数々の公式や地形の名称など、直接的に役立つことのないことも多い事実は認めつつも、「学校は『生きる術』を学ぶところであり、従って様々な物事に触れる必要があるのだ」と毅然(きぜん)と応えることができたら、子供たちは自ら進んで机に向かうことでしょう。

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ITエンジニアに資格は果たして必要なのか?

ITエンジニア資格

これまで何千何万という転職希望者と関わってきた転職エージェントは、紙や電子を問わず積み重なった履歴書の山と格闘する日々を過ごしています。当然のことながらその経験からも「人を見る目」に関しては他業種の人と比べ抜きん出ていることは言うまでもありません。

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未経験からITエンジニアとしてデビューするには何歳までが限界なのか?

SE 転職 平均

人生の三大イベントは、「進学」「就職」「結婚」と言われます。「進学」は人生で最も多感な時期を過ごす環境を決めるという意味で、「就職」は生活の糧を得るための仕事を決めるという意味で、「結婚」は人生の伴侶を得るという意味でそれぞれその後の人生を左右しかねない重要なものです。

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外資系IT企業で活路を見出すために

外資系it企業

赤道直下、太平洋の東端に位置する19の主な島と小島と岩礁からなる群島はガラパゴス諸島と呼ばれ、飛行機等で30時間近くもかかるロケーションながら日本人に人気の観光地として知られています。

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IT業界で将来に渡って生き残っていくためには?

it業界 職種

子どもだけでなく大人の心までも虜にし、時に観光ツアーのコースに組み込まれたりもするほど工場見学が人気です。

子どもにとっては社会科見学の一環であり、連れて行く側に大人にとっても思いのほか出費がかさんでしまう遊園地などのレジャー施設と異なり、無料もしくは安価で親子一緒に楽しみながら学べる工場見学はまさに一石二鳥の存在とも言えます。

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フリーランスITエンジニアの働き方

フリーランス it

ITエンジニアたるもの、日々の業務はもちろんのこと、日進月歩に進化発展を遂げるテクノロジーに追いつくべく自身のスキルや知識をアップデートし、新たな技術を習得するなど、ITエンジニアである限り学び続けることを宿命づけられています。

「学び続けること」はITエンジニアに必要とされる絶対無二の要件であり、この資質のない人は早晩淘汰の目に遭うことは間違いありません。

ですから、多くの若手エンジニアたちは、社会人としてのスタートを切った瞬間に、学ぶべきことの多さに驚き、キャンパスライフを謳歌した学生時代を振り返って「もっと勉強しておけばよかった」と一抹の後悔を覚えるのです。

そんな必死に学んだ新人時代を過ごしたITエンジニアたちも、相応のスキルを習得し、会社からも戦力として認められるようになってくると今度はもう一つの悩みにぶつかります。

それは、今後何十年と続くであろうITエンジニアとしての人生における生き様すなわち「キャリア」についてです。

キャリアを積んで、プロジェクトの中核の担う立場になってくると、今抱えている仕事によってどれだけのお金が動き、その分のどれだけが会社の懐に入り、どれだけが自分の取り分になるかくらいは容易に分かるようになってきます。

そのとき、ほぼ例外なく誰しもが自分の取り分の少なさに愕然とするのだそうです。

会社の取り分は、もちろん経常利益や内部留保、運転資金として役立てられ、社会保険料や退職金など会社員でしか手にできない制度を維持するために活用されていることは頭では分かっていても、大して仕事をしているとは思えない上司の給料や、

失敗なんて目に見えているのに経営陣の見栄だけで断行されたプロジェクトに浪費されている現実に、やりきれない思いに駆られている人もいることでしょう。

また、何年か勤めれば、多くのIT企業は創業から歴史が浅く、浮き沈みの激しい業界で「明日なき世界」を生きている事情や、企業自体が迎え入れた社員を定年まで送り出した経験がないことからも、

かつての日本型経営の根幹を担った定期昇給や終身雇用など、はなから当てにはできないことは、薄々感じられるようになっているはずです。

そうなると、腕に自信のあるITエンジニアがフリーランスを視野に入れ出すのは当然の成り行きで、契約金額の総量が小さくなったとしても、「会社の取り分」がゼロならば会社員時代には考えられなかったほどの金額が自分の手元に入ってくるようになります。

同程度のスキルで収入にこれだけの差がでるならば、一度も考えたことがないという人の方が圧倒的なマイノリティーでしょう。

しかしながら、収入が少なくても、安定していて退職金まで保証されるローリスク・ローリターンな会社員と、収入が大幅に増えるチャンスがあるが、仕事は不安定で、社会保険は自腹、退職金もなく老後の保証も薄いハイリスク・ハイリターンのフリーランスを天秤に量ったとき、どちらを取るかは非常に悩ましいところです。

ただ、フリーランスへの転身を躊躇させる理由が、いざフリーランスになると決めたとき、自分はどういう働き方をしているのかがイメージできないという声が少なからず聞こえてくるのも事実で、独立するかどうかは本人の意志次第だとしても、

それが会社に残る決断の最大の要因だとしたら、フリーランスの実情を伝えきれていない我々の責任は免れないと認識しています。

そこで、今回は、フリーランスのITエンジニアの働き方について説明していきます。

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SIerからWeb業界への転職

web業界 転職

日本における娯楽の王様は、何だかんだと言っても「プロ野球」であることに異論を挟む人はいないでしょう。

人々の趣味が多様化し、巨人軍の試合が地上波から姿を消してもなお、プロ野球が依然根強い人気を博していることは球場に直接足を運ぶ人が増え続けていることからも見て取ることができます。

球児のみならず、多くの人たちが憧れるプロ野球界に参入できるのは全国400万以上ある企業の中のたった12社。

歴史をひもとけば、映画会社や鉄道会社、新聞社など当時栄華を誇った名門企業が球団経営に携わってきました。

そして現在、3社のIT系企業(楽天、ソフトバンク、DeNA)がその中に名を連ねています。このことからも、プロ球団の親会社は「時代を映す鏡」と言っても過言ではありません。

この3球団は、参入当初からこれまでになかった試みにより新たなファンの開拓に成功しています。そのしがらみやしきたりに囚われない新しい取り組みの結果が観客動員数に着実に表れています。その効果は他球団にも波及し、球界全体の人気向上に繋がっています。

この快進撃を支えているのが、IT企業に多く見られる「何か新しい、驚くようなことをやってくれそう」な進取の気性ではないでしょうか。楽天、ソフトバンク、DeNAの3社が、このスピリットを持ち続けている限り、勢いは長く続いていくことでしょう。

翻って、今度はIT業界の内部に目を向けてみましょう。

IT業界にも数多くの職種がありますが、開発案件を仕様書どおりにきっちりと構築するSIerと顧客に価値を提供するクリエイティビティーが求められるWeb業界では、まるで別の星に来たかと思えるほどの異次元空間が広がっています。

未来を思わせるお洒落なオフィスに、ラフな格好、スターバックスを注いだタンブラーを片手に、ちょっとした雑談が新商品を生み出す会議になるような、いわゆる「IT企業っぽい感じ」は、もっぱらWeb業界での話。

進取の気性にあふれる若いITエンジニアたちが集まるのもうなずけます。そんな「ワクワク」、「ドキドキ」を求めてSIerからWeb業界への転職を目指すITエンジニアが最近増えているのだそうです。

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ITエンジニアこそ、学び続けなければならない!

it人材

「世の中そんなに甘くない」という言葉は「思い通りにはいかないものだ」と同じ意で事あるごとに使用され、時には何をやっても上手くいかない自身を慰める都合の良いエクスキュースとなるのです。

大多数の人が本当の意味での「世の中そんなに甘くない」を痛感するのは学業を修め社会の荒波に放り出されてから。その中の、ほぼ全員が「もっと勉強していたら良かった」「努力が足りなかった」ともう取り返しのつかない過去を嘆くのです。

社会に出るや否や、自己研鑽の必要性を痛感するも「喉元過ぎれば…」とばかりに、ついつい自分に甘くなってしまうのが人間の逞しさであり、最大の弱点でもあります。

かつて、かおを合わせれば「勉強しろ」と事あるごとに捲したてるのに、家にいればビールを飲みながらテレビに興じている父親の姿を見て「大人ってズルいな」と感じていた人も少なくないと思います。

もちろん仕事にもよりますし、家族のために仕事を頑張っている父親たちの束の間の安らぎの時間を全否定しているわけではありません。

しかし、日本経済がこの四半世紀のなかで乱高下を繰り返しながら沈んでいったまさに真っ只中にいた父親世代の社会人人生が順風満帆だったはずもなく、「あの時もっと努力していれば」という後悔の念に苛(さいな)まれている人たちも少なくないはずです。

年月が過ぎ、あの時の父親に近い年齢に差し掛かった今、目の前の物はテレビからパソコンやモバイル端末に変わったかも知れませんが、あの時、ややも反発の目を向けた父親と同じことをしていませんか?

もし機会があれば、社会の酸いも甘いも身を以て経験した父親と仕事の話でもしてみませんか。

きった、あの日あの時と同じように「勉強しろ」という言葉が返ってくると思います。学校に通っていたときよりも、大人になってからの方が大切なのだと…

ITエンジニアに特化したエージェントに話を聞くと、テクノロジーが日進月歩でしかも流行り廃りの激しいIT業界は、日々の研鑽努力を怠れば立ちどころに置いていかれる世界であるにも拘らず、驚くほど「勉強していない」人が多いのだそうです。

生来の怠け者ならば、ITエンジニアに向いていないと遅かれ早かれドロップアウトする運命にありそうですが、何だかやる気の起きない人は、もしかすると、日々の仕事に忙殺されて「求められる人材」、「なりたい自分像」が定まっていないことも大きな要因かもしれません。

そこで、ITエンジニアに求められる人材像について考えていきます。

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時に「勇気ある決断」を求められるフリーランスの「廃業」

エンジニア フリーランス

日々の研鑽努力を怠らず、自らの腕を磨き続けてきたエンジニアならば、いつか遠くない未来に自身の給料が割に合っていないこと気付きます。

そして今勤めている会社に居座っては、自身が当初目指していた「あるべき姿」には到底たどり着けないことも。しかし、いざ独立するとなると言葉で言うほど簡単ではありません。

多少たりとも不満を抱えていたとはいえ、自分の居場所であり、キャリアを積み重ねてきた会社には愛着があり、多くの仲間がおり、使っていたものには自分の魂が宿っているはずです。

こうした後ろ髪を引かれる思い、そしてフリーランスという未体験エリアへの挑戦に対する不安など、胸を引き裂かれるような様々な感情が去来するのです。

それほどまでに、多大な労力とエネルギー、そして人間ドラマを経てフリーランスになったものの、腕利きのエンジニアが群雄割拠し少ないパイを奪い合う世界の中で、思うように結果が出ない人も少なくないようです。

企業でさえも、創業から5年で80パーセント以上が淘汰され、10年後には生存率5パーセントとも言われる厳しい世界の中で、いきなり厳しい生存競争の中に放り込まれて、最初からうまくいくことなど稀なケースと言うことができます。

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システムエンジニアがやりがいを感じて仕事をしていくために

システムエンジニア 仕事

子どものなりたい職業の上位にランクインする常連はスポーツ選手や士業などハードルが高く、夢を売る職業。

しかし、それが高校生になり、将来の自分自身についてより現実的に考えられる年代になってくると「学校の先生」が堂々のランクインを果たします。

人生で最も多感な就学期に、保護者の次に長い時間を過ごす最も身近な大人であり、その存在を通じて「社会」を垣間見させてくれたのが先生と言う存在です。

人生の先輩であり、尊敬する存在であり、時に反抗や軽蔑の対象にもなった先生の影響を受けてない人などいないと言い切っても言い過ぎではないでしょう。

盆と正月しか休めなかったほど部活に打ち込んだような人は、毎日のように厳しい指導に精を出す先生を憎らしく思ったことがあったのではないでしょうか。

でも、あの頃の先生に近い年齢に差し掛かったとき、きっと大事な家庭もあっただろうに、疲れた顔も見せず毎日真剣に向き合ってくれた先生が人知れず味わっていた苦労とかけてくれた愛情に大きさに気付くのです。

拘束時間も長く、部活の顧問などほぼボランティアに等しく、決して給料も割に合うとは言えない。

しかも、今や教師は「聖職」とは言い難い職業となってしまい、公教育の権威の低下や、それによる一部の「モンスターペアレンツ」の台頭、加えて競争を排除しようとする風潮の中、教育現場は混乱の度を極めつつあります。

そんな、ネットの掲示板が大荒れになるようなブラック企業よりも劣悪かも知れない労働環境であるにも拘らずなぜ人は先生になりたがるのでしょうか?

その答えは、先生という職業の特長にあります。子供たちの人格形成に関わる最も大切な時期に関わることができること、その成長を間近に感じることができること、すなわち、「成果を実感できる」環境にいられることが挙げられます。

そして、手塩にかけて育んできた子供たちが「卒業」という何物にも代えがたい成果と報酬となった自身に還ってくるのです。この成果と報酬は、これまでの全ての困難や労苦によって積み重なった疲労を癒し、「次も頑張ろう」という活力を与えてくれるのです。

「先生」という職業の魅力は、労働環境や報酬を超えた「成果が見える充実感」と「やりがい」に集約されるのではないでしょうか。

では、翻ってシステムエンジニアは、このような充実感や、やりがいを感じられる仕事でしょうか。もちろん価値観は人それぞれであるということを重々承知の上で、このことについて考えてみたいと思います。

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売り手市場だからこそ、納得のいく転職活動を

itエンジニア 転職

バブル時代の学生は、就活時にもらった内定の数を、まるで彼らが幼き頃のビックリマンチョコに付いてきたシールのコレクションを自慢するかのごとく競い合っていました。

企業も企業で、内定を出した学生を取りこぼさないよう潤沢な交際費を投入し食事や旅行など、今なら大企業の社長でも味わえないレベルの接待に明け暮れていたとか…。

この時代に社会人となった人たちは、まるで熱病に冒されたかのような浮かれた時代を若くして味わったがために、バブル崩壊の後、多くの人が地獄を見ることになります。

しかし、そんな浮き沈みの激しい時代を送った彼らも40代後半から50代、そろそろ社会人としてのゴールを意識し始める時期に差し掛かっています。それでもなお、あの頃を「いい時代だった」と振り返る人は少なくないでしょう。

一方、現在若手から中堅と呼ばれるITエンジニアたちが学生の頃は、バブルの陰など微塵もなく、「就職氷河期」の状態がもはやデフォルトとなってしまい、内定を取るにもひと苦労という時代を生き抜いてきました。

ようやく内定を取って喜びを胸に働き始めた会社も、昇給、昇進もままならず、かつてのように定年まで面倒を見てくれるわけではありません。

そんな、今や将来に対して希望の持ちにくい若手から中堅のITエンジニアは、会社が面倒を見てくれない以上、自分の道は自分自身で切り拓くより現状を打開することはできません。

その行動のひとつが転職活動であり、就職氷河期ゆえに叶わなかった新卒就職へのリベンジなのではないでしょうか。

そんな彼らを、「いい時代」を生きた先輩方が「根性なし」と呼び、「若者のクルマ離れ」に代表される「若者の××離れ」とその気質の変化を嘆きます。

ならば、報われないのを分かっていて働き続けるのが善なのか?給料が上がる保証もないのに無理してローンを組めますか?と反論したならばきっと、はっと気付いてくれるかも知れません。

そもそも、先輩たちの頃とは時代も違えば考え方も変わってくるものなのです。

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ITエンジニアの幸せな未来について考えてみる

it エンジニアライフ

何のために仕事をするのか?と問われたとき、大多数の人はそれがあまりにも当たり前な質問であることに面喰うことでしょう。

実際に掘り下げてみると、「生きていくため」、「人の役に立つため」、「家族の生活のため」、「やりたいこと(趣味・旅行など)の原資を稼ぐため」など答えは千差万別。

ああするべき、かくあるべき…といった模範解答などどこにもありません。

しかし、差し出がましいようですが、これからの人生がどのようになっていくのかは、平日の大部分を費やし、人生において誰しもが切っても切れない関係である「仕事」との向き合い方いかんによって大きく左右されるのです。

言い換えれば、「仕事」が人生に大きな影響を与えないはずなどないのです。

ロシアの作家であるマクシム・ゴーリキーは、「仕事が楽しみならば人生は極楽だ。苦しみならばそれは地獄だ」という名言を残しています。

人類初の社会主義国家樹立の契機となったロシア革命を経験し、「仕事と人生」との関わりを否応なしに真剣に考えざるを得なかった時代を生きたゴーリキーの言葉は、今なお何ら色褪せることなく私たちの心に強く訴えかけてきます。

ゴーリキーの時代から100年を経た現代、いわゆる「ブラック企業」の経営者たちがこの言葉を、従業員を酷使するための方便として訓示に用いたり、経営理念として掲げたりするケースが多いのだそうです。

「楽しいと思えば、辛い仕事にも耐えられる」、「辛いと思うからできないのだ。

できないのは楽しもうとする気概が足りない」という意のすなわち「心頭を滅却すれば火もまた涼し」と同じことを海外の文豪の言葉を借りて権威付けているのです。

幸せかどうかを決めるのは会社や経営者ではなく本人自身ですから、働かせる側の都合でこの言葉が乱用されているのは残念でなりません。

ただ、少なくとも、「仕事と人生」、「仕事と幸福」という命題は、誰しもが向き合わなければいけない非常に重要なことなのです。

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「フリーランスプログラマー40歳定年説」を覆すために

フリーランス プログラマー

80年代初頭、二大国と並び称されたアメリカ合衆国とソビエト連邦との間で繰り広げられた軍拡競争が加速し、世界中が、いつ核戦争が起きてもおかしくないほどの緊張感に包まれていました。

このような時代背景にあって、高校生の天才ハッカーが始めたゲームが全面核戦争の引き金を引いてしまう映画「ウォー・ゲーム(1983年)」は、水際で回避された全面核戦争を巡る駆け引きを描いた人間ドラマであると同時に、来るIT時代を予感させました。

主人公であるデビッドは、今で言うところのパソコンマニアで、高校の教師用コンピューターに侵入し成績を書き換えるなどの悪戯をはたらく若きハッカーでありプログラマー。

ある日、接続したホストコンピューターが北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)のものとは知らず、そこにあった「全面核戦争」のシミュレーションゲームに興じていたところ、それがきっかけとなってホストコンピューターが現実の戦争開始へ向かって暴走を始める・・・

あれから30年以上が経ち、この映画が現実ならばデビッドは現在50代半ば。

当時、一般の市民がせいぜいインベーダーやパックマンなどのシンプルな機構のゲームを小銭を片手に楽しんでいた頃に、米国最大の軍事機密の鍵をこじ開けるほどの実力を備えた天才は、今もITの世界で活躍しているでしょうか。

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労働者派遣法の改正について考える

派遣 it

改正労働者派遣法は、2015年9月11日に衆議院本会議で可決成立し同月30日に施行されました。現状派遣社員で働いている人も、これから派遣社員となって働く人も一律に2016年1月より改正法の適用対象となりました。

改正労働者派遣法の詳細は後述しますが、派遣社員が改正法の影響を受けるのは3年後ということもあってか、大きな混乱は起こっていないようです。

かつては「社会的弱者」の象徴のように語られた派遣社員も、国内で100万人をゆうに超える数となり「働き方のひとつの選択肢」として社会に受け入れられるようになりましたが、

1985年に労働者派遣法が制定されるまでは労働者派遣のような間接雇用は法律により(職業安定法)禁止されており、労働者派遣は労働者派遣法によって例外的に認められているに過ぎません。

江戸時代の手配師、口入屋にその原型を見ることができる労働者派遣のような間接的な雇用形態はピンハネが横行し、労働者が搾取されてきた歴史的背景があったのです。

労働者派遣法の施行以前にも、1970年代半ばのオイルショック以降、労働者派遣の形態が急速に増えたとされています。以降も、90年代初頭のバブル崩壊や、

2008年のリーマンショックなどの時期に労働者派遣市場が活況を呈していることからも日本経済が大打撃を受けた時期と無関係ではありません。

不況の影響を受けた企業は、経営の立て直しと生き残りをかけて大なり小なり人員整理、いわゆるリストラの断行を余儀なくされます。

社員は財産であり、雇用は社会貢献であると「人」に対して投資を惜しまなかった企業でさえも、「雇用は最大の経営リスク」であることを痛感するに至ったのです。

その結果、企業は経営に関わる最低限の人員を正社員として確保し、「人手」として必要な労働力を「派遣社員」として補うことが増えてきたのです。

企業からすれば、人件費を抑制でき雇用によって生じる責任を回避できる大きなメリットがある一方、当の派遣社員は企業にとってのメリットが判定に最大のデメリットとなるのです。

 

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外資系IT企業への転職を目指す際に心得ておきたいこと

外資系 it

新卒で初めて入った会社や携わっている仕事を「天職である」と胸を張ることができ、誇りを持って働き続けることができたらこれほど幸せなことはありません。

ただし、これは、奇跡と呼ぶに相応しいほど幸福に恵まれたケースで、満足な社会経験を積んでいない学生や第二新卒の若い人たちでパーフェクトな職業選択ができる者など皆無に等しいでしょう。

入社から3ヵ月も過ぎれば、この会社を選んだことに一抹の後悔を覚えるようになり、1年も経てば同社が置かれている業界内でのポジションが理解でき、先輩を見ていれば3年を待たずして社内での自分のゴールがおぼろげながら見えてくるようになります。

ほとんどの人は、「このままでいいのか」という自分の感情を押し殺し、折り合いをつけながら生活のため、愛する家族のために歯を食いしばるのです。

しかし、元請けの大手SIerからやってくるプロジェクトマネージャーの無能ぶりに辟易としたり、中途半端な見識で威張り散らす客先の上長にげんなりさせられることが増えると時に我慢も限界に達してしまうこともあるでしょう。

能力のあるものが必ずしも報われるわけではなく、たとえ能力が伴っていなくても高収入を得ている者がいるという現実、これを「運も実力のうち」というには残酷過ぎるのではないでしょうか。

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キャリアアップを目指すなら「派遣社員」は期限を決めて

派遣 転職

派遣社員と聞けば、近年急速に拡大している非正規雇用の代表格として、とかくネガティヴな印象を持たれがちです。

特に2008年に起こったリーマンショックでは、人員整理の矛先は派遣社員に集中したとされ、「派遣切り」という言葉は、翌年の流行語大賞にもノミネートされました。

まるで格差社会の象徴のように語られることの多い派遣社員は、まるで「蟹工船」の乗組員であるかのようにボロ雑巾のように働かされては無下に切り捨てられる「かわいそうな人たち」のレッテルを貼られていることも少なくありません。

雇用問題に関する国会答弁で政府を追及する国会議員の言葉の端々からも、こうした固定観念に囚われていることを感じ取ることができます。

どうも「派遣社員=かわいそうな人たち」という極端な思い込みと、上から目線のあからさまな同情、そして「こんなかわいそうな人たちを生み出す世の中=政府が悪い」という、

仕事に貴賤(きせん)なく誇りを持って働いている派遣社員からすれば非常に腹立たしい稚拙なロジックを持ち出しては国民の血税で運営されている国会を紛糾させているのです。

しかし、派遣社員は、全国に120万人はいるとされ、これは大分県の人口に匹敵し、その影響力は非常に大きなものとなっています。

もし、派遣社員を取り巻く環境が、こうしたレッテルと違わない劣悪なものだとしたら、「革命」とまではいかないまでも、世の中を動かし、政治を揺り動かす大きなムーブメントがいつ起こってもおかしくはありません。

しかし、派遣社員の人たちは、「現代のボリシェビキ」になるどころか、生活の糧を得るため、スキルアップのため、次の転職へ捲土重来を期して懸命に働いている場合がほとんどで、

無論正社員と比べれば条件や安定性に欠けるのは百も承知の上で、「働き方のひとつのスタイル」として受け入れているのが実情なのです。
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転職を目指すのは、「掛け替えのない人材」になった後

キャリア 転職

毎春、桜の開花とともに訪れるのは、真新しいスーツを身にまとったフレッシュマンが一堂に会して行われる各社の趣向を凝らした入社式。

そこで、名高い社長が垂れる訓示は翌朝には活字となって紙面を彩ります。晴れやかな一日を過ごした新入社員たちの多くは、社会人として一人前となり、一日も早く会社に貢献できる「人材」となろうと固く決意したことでしょう。

しかし、その魔法が解けるゴールデンウイーク明け頃には「何かが違う」と感じはじめ、彼らのうちの三割以上は3年を待たずして何らかの理由で会社を去ることになります。

あの日あのとき、こんな日が来るとは露ほども思っていなかったに違いありません。

「自分に合っていて、力を生かせる会社に」と転職活動に精を出す若者に対し、年長者は「そんな会社などある
ものか、根性なし」と嘆き、転職エージェントは「雇用の流動化が経済を活性化する」と理論武装し勢力を拡大し続けています。

平行線を保ったまま永遠に交わることはないように思われる三者の言い分は、それぞれの立場で鑑みれば至極まっとうで、「考え方の違い」と結論付けざるを得ません。

ただ、言えることは「必ずしもひとつの会社に長く留まり続けるのが最良ではなく、転職が珍しくない時代」となったことは紛れもない事実であるということです。

日本経済が右肩上がりの成長を遂げてきた時代が終焉を迎え、それを支えてきた終身雇用、年功序列といった日本型の雇用制度は徐々に色褪せてきています。

それは、かつてのように会社が「定年まで面倒を見る」ほどの体力がなくなり、「自分のキャリアは自分で切り拓く」という自己責任の時代が主流となりつつあるのが転職市場が活況を呈している最大の理由なのではないでしょうか。

 

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ITエンジニアが世代間格差を超えて円滑に仕事をするためには?

世代間格差

いつの世にも世代間におけるギャップは悩ましい問題であり、「頭の固い古い考えの人間」と大人を軽蔑する若者と、「常識の欠けた奴らだ」と若者に呆れる大人との関係は、決して歩み寄りを見せることなく平行線を保ったまま、何十年か経った頃には、当時の若者たちが更に若い人たちに呆れかえり、軽蔑の眼差しを向けられる立場になっていくのです。

とりわけ、春先も終わりを告げ、初々しかった新入社員たちの緊張感が綻んでその実態が明らかになると、その「トンデモ行動」が様々なメディアで特集されるようになります。

「自発的ではない」「休日出勤や残業を嫌がる」「言葉遣いがなっていない」などは定番中の定番で、中には目を覆いたくなるような惨状ながらも、「あるある」とついつい共感してしまうような事例も良く見かけます。

しかし、大人たちの「自発的ではない」「休日出勤や残業を嫌がる」「言葉遣いがなっていない」などという嘆きを、「デジャヴ(既視感)」が起きたように感じてしまうのは、今現在「嘆く大人」の真っただ中にいる40代後半から50代の人たちが当時の大人たちを呆れさせてきた「新人類」と呼ばれる世代であった事実と無関係ではないでしょう。

 

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