再燃したゲームエンジニアへの夢を叶えるには?

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毎日満員の通勤電車の中にあっても大部分の乗客が覗いているのはスマートフォンの画面。画面を縦横無尽に忙しなく動く指先からもその没頭ぶりは相当なもので、気だるい通勤時間を潰すのに十分な役割を果たしているようです。

中には、電車を降りても熱が収まることなく「歩きスマホ」で大渋滞の元を作り出してしまう人も散見されます。そして、束の間の昼食休憩を過ごすために公園に集まった会社勤めの人たちも、その多くがベンチに腰掛けるや否や食事もそこそこにスマートフォンの画面を見入っています。

スマートフォンを肌身離さず、少しでも時間があれば触りだすのは、いずれも「分別ある」大人たち。彼らを夢中にさせているのは、「ゲーム」なのです。そして、2016年7月22日、世界中の老若男女を虜にした「Pokemon GO」が日本でも配信が開始され、日本のゲーム人口はますます増大していくものと考えられます。

かつて、子供にはハードルの高いゲームセンターで小銭片手に楽しんでいたアーケードゲームの一部が「ゲーム&ウォッチ」となった80年。この大ヒットを原資として開発されたのがファミリーコンピュータ(83年)でした。これまでテレビゲームがなかったわけではありませんが、「ファミコン」は全てにおいて別格、瞬く間に子供たちは魅了されました。

「子供は風の子」と言うように、外で遊び回るのがそれまでの子供の「あるべき姿」でしたが、ファミコンの登場以降、外で遊ぶ子供たちが少なくなり、子供の遊びと言えば「○○君の家でゲーム」など今でいうところの「インドア派」が増えていきました。当時は、子供たちがゲームに夢中になりすぎて目を悪くしたり、学業が疎かになったり、時にゲームソフトを沢山持っている人の家が「たまり場」になってしまうなどしたことが大人たちの間で大問題となり、どうやったら子供のゲーム時間を管理できるのか実しやかに議論されたものでした。

しかし、この時期に、大人たちの顔をしかめさせた小中学生だった子供たちは今や40代や50代。かつて「ゲームをやりすぎて馬鹿になる」「脳がダメになる」ともっともらしい言説が飛び交う中、彼らはそんな心配を吹き飛ばすかの如く立派な大人となりました。

上の世代との違いは「ゲームに対して抵抗がない」ことくらいでしょうか。こうして日本のテレビゲームの黎明期に多感な時期を過ごした子供たちは、ゲームを卒業することなく現在のスマホゲームのブームを支える一大勢力となっているのです。

時代は移ろい、テレビゲームに夢中だった若者たちは、ニンテンドーDSやPSPのヒットを契機に場所を選ばずゲームを楽しむようになり、そして現在、パソコンに匹敵するほどの高性能を誇るスマートフォンへと進化を遂げていきました。現役世代の大部分が「ゲームと共に成長てきた」人たちになった以上、ゲームは決して滅ぶことなく、時代に変遷によって形を変えながら末永く人類と共存していくに違いありません。

そのようなご時世ですから、現在、IT業界に携わる人たちにとって、人生最初のITとの出会いは「ゲーム」だったという人がとても多いと思われます。それは「子供がなりたい職業・夢ランキング」の類を見ると、この何十年かは男子のランキング上位の常連に「ゲーム関連職」が名を連ねることからもうかがい知ることができます。

しかし、誰しもがゲームに関わる仕事に就ける訳はなく…ほとんどの場合、自分に折り合いをつけて様々な道に進むわけですが、IT業界に入った人に中には、「ゲーム」への思いを断ち切ることができない、もしくは、何かのきっかけでゲーム熱が再燃してしまう人もおり、実際に行動を起こしている人も少なくないのだそうです。特にSIerが、年収ダウンを覚悟のうえでゲームエンジニアへの転身を図るケースが後を絶たないという話も聞かれます。

そこで今回は、ゲームエンジニアへの転職事情について考えてみたいと思います。

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モバイルシェア世界No.1! Androidエンジニアとしての第一歩を踏み出すには?

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博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所が2016年6月20日に発表した「メディア定点調査2016」によると、15歳から69歳までのスマートフォンの所有率(東京都)が70.7%、タブレット端末の所有率が38.8%にまで達したことが明らかになりました。

スマートフォンの所有率は年代別に見ると10代で96.4%、20代で87.3%、30代で86.5%と若年層では、ほぼ「みんなが持っている」と言っても良いほどの「必需品」となりつつあります。

今や1人1台、それ以上になりつつあるスマートフォンやタブレット端末を制御するOS(オペレーションシステム)の二大勢力がiOS(Apple)とAndroid(Google)です。そして、パソコン市場においては圧倒的なシェアを誇り、昨今無償アップデートに関して物議を醸したWindows(Microsoft)もWindows8以降、Surfaceシリーズのラインアップを充実させるなどパソコンとタブレット端末との垣根を取り払い、iOSやAndroidと同じ土俵に立とうとしています。今後、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル市場は、iOS、Android、Windowsの三つ巴の戦いが繰り広げられると予想されます。

現在、モバイル端末に搭載されているOSのシェアは、日本ではiOSがトップの座を堅持しているものの、世界的に見ればAndroidが57.3%のシェアを占めており、iOSの35.4%、Windows Phoneの2.6%(Net Applications調査)を大きく引き離しています。特に、ヨーロッパやア日本を除くアジア諸国においてはその差が顕著であり、成長著しいアジア諸国における強い支持を背景に、Androidが市場を牽引している状況は当面続くものと思われます。

今後、ますます市場の期待が高まるAndroid、実際にこのOSを扱うAndroidエンジニアを目指すには一体何が求められるのでしょうか。

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ITエンジニアに許される一般的な転職回数は?

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最初に選んで(選ばれて)入社した会社が必ずしも本人に適した会社とは限りません。むしろ、入社後に湧き出る不満や疑問と折り合いをつけながら自らを会社の風土に適応させていく人がほとんどです。

それもそのはず、学生という言わば「守られた」環境にあって社会の荒波に揉まれていない人間がいくら慎重に会社選びをしたところで判断の材料など高が知れているのが現実で、いきなり天職と呼ぶことのできる会社に巡り会えることの方が極めて稀なケースです。

中には、会社との出会いは何かの縁であると信じ、自分が実力をつけることで会社を変えていこうという気概に満ち溢れた人も少なからず存在しますが、こうした異端児は改革期にあっては必要不可欠な人材ではありますが、振る舞いを誤ってしまうと組織の論理によって排除されるリスクと常に隣り合わせの日々を強いられることになります。

これまで日本企業が頑なに守ってきた「定期昇給」「終身雇用」を維持し続けることが困難になり、「会社のために尽くす」ことが「自身の幸福」につながる時代ではなくなりました。ならば、結果はともかく「自身の幸福」のために、自分が納得のいく環境を求めて転職を目指すことに決して躊躇することはないのです。

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フリーランスに朗報!日本で普及が進むプログラム言語Python

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勉強嫌いの子供から「学校で勉強したことは何の役に立つの?」と質問された際に、数々の公式や地形の名称など、直接的に役立つことのないことも多い事実は認めつつも、「学校は『生きる術』を学ぶところであり、従って様々な物事に触れる必要があるのだ」と毅然(きぜん)と応えることができたら、子供たちは自ら進んで机に向かうことでしょう。

しかしながら、具体的な進路選択の局面においては、「ああした方がいい」「こうした方がいい」と具体的にモノを言う大人は途端に少なくなり、最終的には「本人の意志を尊重しよう」という流れに持っていかれるのが定石です。

その理由は簡単で、どんなに人生経験が豊富な大人であろうと、世の中の流行りや廃りを的中させることは不可能で、「そこまであなたの人生に責任は持てません」というのが本音なのです。

最新兵器を揃えた武装集団に立ち向かうために「竹やり」の訓練に勤しんだところで「竹やり」のスペシャリストになったとしても、武装集団に勝つことは絶対にありません。なぜなら、「竹やり」は戦闘兵器としての価値は廃れ、近代戦において、「竹やり」は、「前項の目的を達成するための戦力」としては、これを保持していないに等しいものなのです。

すなわち、流行りや廃りのある仕事を選択したり、技術を習得する際には、「時代の流れ」に対し細心の注意を払うことが必要です。ここは、「時代の流れ」をしっかりと見極めて、自分自身の意志でどの方向に進むべきかを判断すべきではないでしょうか。

世の中がどういった方向に進んでも「自分の意志で決めた」ことならば結果がどうあれ納得がいくものなのです。もし、他者から「これが来るよ~」と言われて選んだ道の当てが外れたところで彼の責任にすることはできず、人生の決断を他者に委ねてしまった悔いだけが心に遺ってしまうのです。

さて、ITエンジニアの世界においては、流行り廃りのある技術といえば何といっても「プログラミング言語」に他なりません。テクノロジーが日々進歩発展を遂げていく中で、その進化を支えることができないプログラミング言語は早晩淘汰され、派生して生まれた言語、新たな概念が組み込まれた言語が次々と誕生しています。ITエンジニアが身に付けた技術が時を短くして陳腐化してしまい、時代に取り残されてしまうのは、「プログラム言語のトレンドに置いて行かれる」ことも大きな要因なのです。

そんな栄枯盛衰の激しい「プログラミング言語」の世界の中で、Python(パイソン)は誕生から日が浅く、今後の広がりが期待される言語の一つです。もちろんこの世界にあって「絶対に安泰だ」と無責任なことは言えませんが、いくつか習得すべきプログラム言語の一つにPythonを選び習得することで、当面は、あなたのITエンジニアとしての人生を力強く後押ししてくれる武器となってくれることは間違いありません。

加えて、急速に普及が進むPythonは、当然のことながら深刻な技術者不足に悩まされることになることは必至の様相で、今からでもPythonの学習を始めることで大きなチャンスを掴むことができるかも知れません。

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フリーランスは、単価の相場を知り、決して安請け合いはしないこと

相場価格

壱万円札の肖像で馴染みの深い福沢諭吉は、最高額紙幣に採用されていることから、余程の偉人に違いないことは誰しもが感じているところですが、慶應義塾の創設者であり、近代日本の成立に多大なる功績を遺した啓蒙家・思想家でもあります。

慶應義塾が明治33年に制定した「修身要領」において

心身の独立を全うし自ら其身を尊重して人たるの品位を辱めざるもの、之を独立自尊の人と言ふ。
自ら労して自ら食ふは人生独立の本源なり。独立自尊の人は自労自活の人たらざる可らず。

と記されているように、「独立自尊」は、言うまでもなく諭吉が説いた教えのひとつであり、連綿と受け継がれている慶應義塾の建学の精神であると言えます。

諭吉が遺した文書内で事あるごとに言及されている「独立自尊」の精神は、欧米列強の野望がひしめく世界に突如として放り込まれた日本がいち早く近代国家として成長し、生き抜くための強い願いの現れでした。

そして、1世紀の時を経て、ITが大きな役割を果たしたグローバル化の波は、今再び日本を呑み込もうとしています。日本にとって「第二の開国」とも言うべき現代に求められるのは、諭吉の説いた「独立自尊」の精神ではないでしょうか。

いささかスケールの大きな話になってしまいましたが、フリーランスは、動機は十人十色ながらも、自らの足で立ち道を切り開こうとする「独立自尊」の精神の実践者そのものなのです。

しかしながら、世界中から集まった猛者が群雄割拠するITの世界を生き抜くために不可欠な「独立自尊」の精神を持ったフリーランスエンジニアにとって、残念ながら、彼らが力を発揮する環境が整っているとは言えないのが現状です。

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ITエンジニアに資格は果たして必要なのか?

ITエンジニア資格

これまで何千何万という転職希望者と関わってきた転職エージェントは、紙や電子を問わず積み重なった履歴書の山と格闘する日々を過ごしています。当然のことながらその経験からも「人を見る目」に関しては他業種の人と比べ抜きん出ていることは言うまでもありません。

そんな、エージェントでさえも時々、色々な意味で感嘆してしまうような履歴書に出くわすことがあるのだそうです。

その履歴書の資格欄にはその人が取得したおびただしい数の資格がビッチリと書き込まれ、別紙には履歴書に入りきらなかったものがこれまた所狭しと書き込まれており、それはまるで資格取得に精魂を尽くした応募者の人生が、同じ履歴書の経歴欄よりも雄弁に語られているようでした。

しかし、数々の資格に目を通してみると、積み重ねれば富士山よりも高くなるような履歴書に目を通してきたエージェントですら見たことも聞いたこともないような資格ばかり。

試験を主催している「日本○○協会」なる団体も国家資格や公的資格に見せかけるために付けたもっともらしいネーミングであるかのように見受けられるものも少なくありません。

ただ、これだけの資格を取るのだからと興味を持って面会してみると、真面目で、コツコツと勉強する努力家タイプであることがほとんどで、資格を取ると、また新しい資格取得を目標として勉強する…それを繰り返した結果、その資格の数々が履歴書を埋め尽くすほどにまで膨れ上がったのです。

これだけ資格を取るほどに要した努力とエネルギーは感嘆に値しますが、彼らに共通して言えることは、「資格を取ること」が目的と化してしまい、仕事で活用したり、稼ぎに直結させたりというところまで結びついていないというのが現実です。

例えば、弁護士や公認会計士、社会保険労務士などいわゆる「士業」と呼ばれる職業ならば、資格取得が大前提であり資格がなければ土俵にすら上がることは許されません。

だからこそ難関であり、社会的評価や信頼が高い資格であると言えます。一方、極論すれば特別な資格を必要とされない職業ならば、その資格を使って「何ができるか」「いくら稼げるか」が大事なのであって、それができなければ、その資格は仕事上で言えば紙屑ほどの価値も持たないのです。

このような残念ながら仕事に活かすことのできない資格取得者ばかりを大量生産する資格原理主義的な風潮が生まれたのは、「資格を取れば明るい人生が開ける」的な謳い文句で生徒を囲い込む資格スクールの戦略もさることながら、安易に資格取得に走ってしまう消費者にも原因の一端はあると思われます。資格は取得することも大事ですが、「取得してから」の方がもっと大事なのです。

もし、先に述べた転職希望者が「こんなに資格を持っているのに、努力しているのに、いい仕事に就けない」と嘆いていたならば、それは「努力の方向が間違っている」と言わざるを得ません。

「努力は人を裏切らない」という言葉は、教育現場や人材育成の場において多用される珠玉の名言です。しかし、短距離選手がいくら必死にジョギングをしても速くならないのと同様に、正しい努力をしなければそれは報われることはないのです。
この名言に一言付け加えるのなら、「『正しい』努力は人を裏切らない」ではないでしょうか。

資格取得を目指すにしても、その努力が『正しい』方向に向いているのか客思考することが求められます。

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フリーランスになることは、人生を自分自身で描くこと

IT フリーランス

2005年に会社法が制定されるまで、商法では会社を下記のように定義していました。

第52条 本法ニ於テ会社トハ商行為ヲ為スヲ業トスル目的ヲ以テ設立シタル社団ヲ謂フ
(商法 第二編 会社 2005年 会社法の制定により削除)

ざっくりと表現すれば、商法は商行為(=金儲け)を至上命題として設立された団体が「会社」であると断言し、その後ろ盾を与えているのです。

一方、社員(従業員)は、商法も会社法もともに「使用人」という呼称が用いられており、会社との雇用契約に基づき労働力の提供の対価として賃金を得る「組織の一員」とみなされています。

極論すれば、いくら「アットホームな雰囲気」、「社員を大切にする会社」を標榜していても「金儲け」という至上命題を前にしては、これらのスローガンは対外アピールのポーズに過ぎず、本音を言えば社員は会社を儲けさせるための駒でしかないのです。

大多数の人はこの事実を前向きに受け止め、組織の一員として自身を会社のベクトルに適応させ、その中で最大限のパフォーマンスを発揮するよう努めます。そしてその対価である賃金をもって生計を立て家族を養っているのです。

ですから、会社勤めを通じて顧客を満足させ、会社の利益に貢献し、相応の報酬が得られているのであれば、「意義ある社会人人生を送っている」と胸を晴って言えることでしょう。

しかし、その歯車の噛み合わせが少しでも狂ったとき、組織の一員として働くことは、経営者と「使用人」という絶対に逆転不可能な事実とともにネガティブな側面をたちどころに露呈させるのです。

入社直後は目の前の仕事を片付けるだけで精一杯だったけれども、1年も経てば仕事の流れが分かり、数年経てば会社の全体像が見え、自身のキャリアの先行きもおぼろげながら感じ取ることができるようになるでしょう。

そのとき、自身の努力や成長度、貢献の度合い如何に関わらず、「一部の経営陣に自分の『生殺与奪』が握られている」事実に気付くのです。

命を預ける相手が飛行機のパイロットやバスの運転手など、預けざるを得ない状況ならば仕方がないけれども、経営陣への信頼が揺らいでいるときにこの事実を突きつけられた場合に、平常心でしかもフルパワーで仕事をすることができるでしょうか。

もし、自身がこれまで積み上げてきたキャリアやスキルに絶対の自信があるのならば、生殺与奪の権利も含め全て自分の掌中に取り返す、すなわちフリーランスの道を選ぶのもひとつの選択です。

このまま現状の仕事を続けてもモチベーションが保てないどころか、組織では排除の論理が働き、やり直しの利かない年齢になってから生殺与奪の権利を行使(=リストラ)されるのは目に見えています。決断を下すなら、慎重を期することはもちろんですが、早いに越したことはないのです。

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未経験からITエンジニアとしてデビューするには何歳までが限界なのか?

SE 転職 平均

人生の三大イベントは、「進学」「就職」「結婚」と言われます。「進学」は人生で最も多感な時期を過ごす環境を決めるという意味で、「就職」は生活の糧を得るための仕事を決めるという意味で、「結婚」は人生の伴侶を得るという意味でそれぞれその後の人生を左右しかねない重要なものです。

しかし、必ずしも納得のいく選択ができなかったり、時と共に考え方が変わっていくこともあり、三大イベントと言ってもそれぞれ「一度きり」というわけではないのです。

入った会社や就いた仕事が自分に合っていて人間関係も良好ならそれは、「天職」に出会った稀に見る幸運に恵まれた人に違いありません。多くの人にとって人生の中で40年余りに渡る社会人生活は、今にも辞表を投げつけたい衝動を抑えながらの毎日であるはずです。

でも、大部分の人は、その衝動をグッと飲み込んで家族のため、自身の生活を守るために懸命に働くのです。なぜなら、日本において職を失うことは、「社会人としての死」に等しく、社会人生命を賭してまでの転職挑戦はあまりにリスクが高いと考えられているからです。

しかし、最近は不況と好況を繰り返す不安定な景気動向から、会社が社員の人生を背負う代わりに社員は会社に忠誠を尽くす現代版「御恩と奉公」の関係は衰退し、「会社と自分は運命共同体」的な風潮は次第に薄まっていくにつれ、「当たり前」とはいかないまでも転職もそう珍しくはなくなってきました。

こうして転職市場は、憲法第22条が保障する「職業選択の自由」よりも、「会社が社員を抱えきれなくなった」という笑えない事情から徐々に拡大していったという見方もできるでしょう。

いずれにしても、「このままでいいのか?」と悶々と仕事をしていた人にとっては一筋の光明と言えるのかも知れません。

誰でも「あのとき、こちらを選択していたら別の生き方をしていたかも知れない」という思いに駆られたことがあるのではないでしょうか。ほとんどの人は、「後悔先に立たず」と単なる妄想として心から排除しようとするでしょう。

しかし、どうしてもこの感情を抑えられず、「人生をやり直せたら」と思うこともあるでしょう。

一昔前ならば、夢の再燃などほぼ100パーセントあり得ない話でした。しかし、転職が珍しいことではなくなった昨今、もちろん困難であることには変わりはありませんが、「人生やり直し」を叶えることは決して夢ではなくなってきているのです。

2013年に公開されたコメディ映画「俺はまだ本気出してないだけ」がちょっとしたヒット作品になりましたが、堤真一さんが演じる40歳にして漫画家を目指すべく突然会社を辞めてしまう主人公の姿に、

「そんなバカな」と思いつつも、本心では「頑張れよ」とエールを贈りながらスクリーンを見入ってしまうのは、自分ができない「勇気ある一歩」を踏み出した、すなわち自分自身の夢を代わって演じてくれていたからだったのではないでしょうか。

前置きが大変長くなりましたが、これまで別の職業に従事していた人が一念発起してITエンジニアを目指す場合、もちろん世間的には未経験扱いとなりますが、現実問題としてそれは可能なのか、何歳くらいまでなら転職を実現できそうなのかについて考えます。

「いつかはITエンジニアになりたい」と思いながら別の仕事を悶々とこなしている方々にとって、「勇気ある一歩」を踏み出すきっかけ、もしくはもう一度じっくりと考えるきっかけとなれば幸いです。

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IT人材不足を解決するカギはテクノロジーの進化にある

IT 人材不足

「人材不足恒常化の時代が到来」~2030年、IT人材が78.9万人不足する

2016年6月10日に経済産業省が発表した「国内IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、IT人材は現在91.9万人であるのに対し、17.1万人が不足していると推計しています。

もし、IT市場が高率で成長した場合、30年にはIT人材数が85.7万人なのに対し、不足数は78.9万人に上るとの予測もなされています。

また、この調査では、アメリカやアジア各国と比べ、日本は管理職クラスの割合や、理系専攻出身者が少ない傾向がみられ、各国のIT人材の年収比較調査でも、日本は年収500万円前後に回答者が集中している一方、

アメリカでは年収1000万円から2000万円の間に回答者が広く分布していることも明らかになりました。

同調査では、IT人材不足は、もはや未来予測ではなく現実に直面している問題であることが明確となったほか、IT人材をはじめとする理系出身者の社会的地位の低さもその要因であることを暗に指摘しています。

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外資系IT企業で活路を見出すために

外資系it企業

赤道直下、太平洋の東端に位置する19の主な島と小島と岩礁からなる群島はガラパゴス諸島と呼ばれ、飛行機等で30時間近くもかかるロケーションながら日本人に人気の観光地として知られています。

しかし、多くの人が想起するガラパコスのイメージは、十分すぎるほど日本人の趣向や商習慣に最適化され、コンパクトながら一般人の通常の使用では到底使いこなせないほどのハイスペックを誇り今なおビジネスユースをはじめ根強い人気を博している「ガラケー(ガラパコス携帯)」の呼び名の由来でしょうか。

ガラパコス諸島は、大陸と陸続きになったことがなく、天敵となるような大型哺乳類も存在しなかったため、独自の生態系が発達し多くの固有種が見られる、まさに動植物の楽園と呼ぶに相応しいところです。

チャールズ・ダーウィンはこの島々を訪れた時に「自然淘汰」「適者生存」「生存競争」からなる「進化論」の着想を得たとされています。

この大自然が産み出した奇跡とも言えるガラパコス諸島の動植物は、ガラパコス諸島以外では残念ながら生き長らえることはできないでしょう。

これらの生物は外界から隔絶された孤島群で究極に最適化した結果、今存在しているのであって、それ以外の環境で適応する術はDNAに刻まれてはいないのです。

西欧諸国からすれば極東の小国である日本は、地政学的な不利をものともせず、アジアで初めて先進国と肩を並べる国となりました。日本の優れた技術力は世界中が認めるところで、「メイド・イン・ジャパン」は高品質の証であるという評価は揺らぐことはありません。

しかし、日本市場における最適化と高品質化が著しく進んだがために、日本と比べ圧倒的に大きな市場である外国市場での互換性や汎用性に欠け、世界から取り残され、しまいには淘汰の憂き目にあう「ガラパコス化」が様々な分野で進んでいます。

先に述べたガラケーも日本市場に向け究極に最適化された携帯電話で、iOSやAndroidなどの躍進により淘汰の淵に立たされているのは周知の事実です。もしガラパコス諸島に強力な外来種が流入したら固有種がたちまち絶滅の危機に立たされるかのように…

日本の国内市場が大きく活況を呈しているうちは、メインユーザーである日本人の支持を得られれば製品としては大成功で、「ガラパコス化」などという言説など雑音だと一蹴するほどの勢いがありました。

しかし、日本は国内市場が縮小し、人口減が急速に進んでいる最中にありもはや日本のみで完結するビジネスモデルは遠からず限界が来ることは目に見えています。

言い換えれば、日本が誇る、日本の最も日本らしい企業であるトヨタ自動車さえも全販売台数の8割以上が海外販売であることからも、もはや日本のみに固執していては到底生き残れないことは自明の理であると言えます。

地球規模でのシームレスでリアルタイムな通信やライフスタイルの大きな変革に多大な貢献を果たした張本人であるIT業界において、この期に及んで日本国内のみでのビジネスに固執しグローバル展開の声から耳を塞いでいるのであればその企業の多くは遠からず衰退の道を辿ることになるでしょう。

自分自身のITエンジニアとしての将来や、こうした企業の姿勢に疑問を感じたとき、外資系IT企業への転職も視野に入れるべきです。

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IT業界で将来に渡って生き残っていくためには?

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子どもだけでなく大人の心までも虜にし、時に観光ツアーのコースに組み込まれたりもするほど工場見学が人気です。

子どもにとっては社会科見学の一環であり、連れて行く側に大人にとっても思いのほか出費がかさんでしまう遊園地などのレジャー施設と異なり、無料もしくは安価で親子一緒に楽しみながら学べる工場見学はまさに一石二鳥の存在とも言えます。

子どもからすれば日常では接することのできないスケール感や、音や香りなどの体験を通じて将来の職業選択に影響を与えるような意義ある一日になるかも知れません。

しかしながら、工場で見たものの多くは極力人間の手がかからないものになっているばかりか、大部分が機械化され、人間では何人もが束になっても到底かなわないほどの大量生産が可能となっていたはずです。

機械化したからこそ、自動化したからこそ、私たちは製品を安価に購入できるメリットを享受しているものの、ものの数十年前はこれらの作業は全て人の手によって丹精込めて行われていたはずです。

ITによって厳重に管理された中で、機械が職人顔負けの器用さでしかも超高速で製品を作り上げるさまに、子ども達はきっと無邪気に心を躍らせることでしょう。しかし、工場見学ひとつをとっても、本来人を幸せにするはずのものであったテクノロジーの進化が皮肉にも人から雇用を奪っているのではないでしょうか。

100年前、イギリスで労働力として300万頭以上飼育されていた馬たちは、内燃機関(エンジン)という当時最新のテクノロジーによって自動車やトラックに仕事を奪われました。

そして工場労働者は産業用ロボットによって職場を追われ、算盤片手に帳簿と向き合っていた事務員たちは、会計ソフトとExcelのおかげで袖を汚すようなことはなくなりました。

テクノロジーの発達がもたらすものは、言うまでもなくより便利な生活に他なりません。しかし、同時にそれまで人が携わってきた仕事はすべてコンピューターやロボットが肩代わりするようになります。

それが、洗濯機や掃除機や炊飯器などのように主婦の家事による負担を軽減したことは画期的な出来事でしたが、行き過ぎて「職を失う」ことになったら笑いごとではありません。

昨今の新聞紙上ではAI(人工知能)の発達が連日取り上げられ、AIが人間を支配する恐ろしい未来像を予言する記事も散見されますが、もうすでに多くに人々がテクノロジーによって職を追われているのです。

ことIT業界で考えれば、現在のところ人がいらなくなるどころか、人手不足が深刻化し転職市場は空前の売り手市場となっています。IoTや先に述べたAIなどその快進撃はしばらきは続きそうな気配ですが、遅かれ早かれIT業界は、奇しくもそのIT技術の発達によって今ある仕事は自動化されたり、新たなイノベーションやトレンドの誕生によって仕事自体がなくなってしまうことは必至の様相です。

余談ですが、かつては刑事ドラマでしか見かけなかったようなポケットベルは、女子高生の必須アイテムとなり電子音によって授業が成り立たない学校がでてくるなど社会現象にも社会問題にもなったことがありました。

その熱狂は醒め、今やポケベルが存在したことさえ知らない若者が多くなりましたが、ポケベルに携わっていた人たちは今何をして食べているのでしょうか?

そこで今回は、淘汰とは無関係ではいられないIT業界で生き残る職種について考えてみたいと思います。

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フリーランスITエンジニアの働き方

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ITエンジニアたるもの、日々の業務はもちろんのこと、日進月歩に進化発展を遂げるテクノロジーに追いつくべく自身のスキルや知識をアップデートし、新たな技術を習得するなど、ITエンジニアである限り学び続けることを宿命づけられています。

「学び続けること」はITエンジニアに必要とされる絶対無二の要件であり、この資質のない人は早晩淘汰の目に遭うことは間違いありません。

ですから、多くの若手エンジニアたちは、社会人としてのスタートを切った瞬間に、学ぶべきことの多さに驚き、キャンパスライフを謳歌した学生時代を振り返って「もっと勉強しておけばよかった」と一抹の後悔を覚えるのです。

そんな必死に学んだ新人時代を過ごしたITエンジニアたちも、相応のスキルを習得し、会社からも戦力として認められるようになってくると今度はもう一つの悩みにぶつかります。

それは、今後何十年と続くであろうITエンジニアとしての人生における生き様すなわち「キャリア」についてです。

キャリアを積んで、プロジェクトの中核の担う立場になってくると、今抱えている仕事によってどれだけのお金が動き、その分のどれだけが会社の懐に入り、どれだけが自分の取り分になるかくらいは容易に分かるようになってきます。

そのとき、ほぼ例外なく誰しもが自分の取り分の少なさに愕然とするのだそうです。

会社の取り分は、もちろん経常利益や内部留保、運転資金として役立てられ、社会保険料や退職金など会社員でしか手にできない制度を維持するために活用されていることは頭では分かっていても、大して仕事をしているとは思えない上司の給料や、

失敗なんて目に見えているのに経営陣の見栄だけで断行されたプロジェクトに浪費されている現実に、やりきれない思いに駆られている人もいることでしょう。

また、何年か勤めれば、多くのIT企業は創業から歴史が浅く、浮き沈みの激しい業界で「明日なき世界」を生きている事情や、企業自体が迎え入れた社員を定年まで送り出した経験がないことからも、

かつての日本型経営の根幹を担った定期昇給や終身雇用など、はなから当てにはできないことは、薄々感じられるようになっているはずです。

そうなると、腕に自信のあるITエンジニアがフリーランスを視野に入れ出すのは当然の成り行きで、契約金額の総量が小さくなったとしても、「会社の取り分」がゼロならば会社員時代には考えられなかったほどの金額が自分の手元に入ってくるようになります。

同程度のスキルで収入にこれだけの差がでるならば、一度も考えたことがないという人の方が圧倒的なマイノリティーでしょう。

しかしながら、収入が少なくても、安定していて退職金まで保証されるローリスク・ローリターンな会社員と、収入が大幅に増えるチャンスがあるが、仕事は不安定で、社会保険は自腹、退職金もなく老後の保証も薄いハイリスク・ハイリターンのフリーランスを天秤に量ったとき、どちらを取るかは非常に悩ましいところです。

ただ、フリーランスへの転身を躊躇させる理由が、いざフリーランスになると決めたとき、自分はどういう働き方をしているのかがイメージできないという声が少なからず聞こえてくるのも事実で、独立するかどうかは本人の意志次第だとしても、

それが会社に残る決断の最大の要因だとしたら、フリーランスの実情を伝えきれていない我々の責任は免れないと認識しています。

そこで、今回は、フリーランスのITエンジニアの働き方について説明していきます。

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SIerからWeb業界への転職

web業界 転職

日本における娯楽の王様は、何だかんだと言っても「プロ野球」であることに異論を挟む人はいないでしょう。

人々の趣味が多様化し、巨人軍の試合が地上波から姿を消してもなお、プロ野球が依然根強い人気を博していることは球場に直接足を運ぶ人が増え続けていることからも見て取ることができます。

球児のみならず、多くの人たちが憧れるプロ野球界に参入できるのは全国400万以上ある企業の中のたった12社。

歴史をひもとけば、映画会社や鉄道会社、新聞社など当時栄華を誇った名門企業が球団経営に携わってきました。

そして現在、3社のIT系企業(楽天、ソフトバンク、DeNA)がその中に名を連ねています。このことからも、プロ球団の親会社は「時代を映す鏡」と言っても過言ではありません。

この3球団は、参入当初からこれまでになかった試みにより新たなファンの開拓に成功しています。そのしがらみやしきたりに囚われない新しい取り組みの結果が観客動員数に着実に表れています。その効果は他球団にも波及し、球界全体の人気向上に繋がっています。

この快進撃を支えているのが、IT企業に多く見られる「何か新しい、驚くようなことをやってくれそう」な進取の気性ではないでしょうか。楽天、ソフトバンク、DeNAの3社が、このスピリットを持ち続けている限り、勢いは長く続いていくことでしょう。

翻って、今度はIT業界の内部に目を向けてみましょう。

IT業界にも数多くの職種がありますが、開発案件を仕様書どおりにきっちりと構築するSIerと顧客に価値を提供するクリエイティビティーが求められるWeb業界では、まるで別の星に来たかと思えるほどの異次元空間が広がっています。

未来を思わせるお洒落なオフィスに、ラフな格好、スターバックスを注いだタンブラーを片手に、ちょっとした雑談が新商品を生み出す会議になるような、いわゆる「IT企業っぽい感じ」は、もっぱらWeb業界での話。

進取の気性にあふれる若いITエンジニアたちが集まるのもうなずけます。そんな「ワクワク」、「ドキドキ」を求めてSIerからWeb業界への転職を目指すITエンジニアが最近増えているのだそうです。

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ITエンジニアこそ、学び続けなければならない!

it人材

「世の中そんなに甘くない」という言葉は「思い通りにはいかないものだ」と同じ意で事あるごとに使用され、時には何をやっても上手くいかない自身を慰める都合の良いエクスキュースとなるのです。

大多数の人が本当の意味での「世の中そんなに甘くない」を痛感するのは学業を修め社会の荒波に放り出されてから。その中の、ほぼ全員が「もっと勉強していたら良かった」「努力が足りなかった」ともう取り返しのつかない過去を嘆くのです。

社会に出るや否や、自己研鑽の必要性を痛感するも「喉元過ぎれば…」とばかりに、ついつい自分に甘くなってしまうのが人間の逞しさであり、最大の弱点でもあります。

かつて、かおを合わせれば「勉強しろ」と事あるごとに捲したてるのに、家にいればビールを飲みながらテレビに興じている父親の姿を見て「大人ってズルいな」と感じていた人も少なくないと思います。

もちろん仕事にもよりますし、家族のために仕事を頑張っている父親たちの束の間の安らぎの時間を全否定しているわけではありません。

しかし、日本経済がこの四半世紀のなかで乱高下を繰り返しながら沈んでいったまさに真っ只中にいた父親世代の社会人人生が順風満帆だったはずもなく、「あの時もっと努力していれば」という後悔の念に苛(さいな)まれている人たちも少なくないはずです。

年月が過ぎ、あの時の父親に近い年齢に差し掛かった今、目の前の物はテレビからパソコンやモバイル端末に変わったかも知れませんが、あの時、ややも反発の目を向けた父親と同じことをしていませんか?

もし機会があれば、社会の酸いも甘いも身を以て経験した父親と仕事の話でもしてみませんか。

きった、あの日あの時と同じように「勉強しろ」という言葉が返ってくると思います。学校に通っていたときよりも、大人になってからの方が大切なのだと…

ITエンジニアに特化したエージェントに話を聞くと、テクノロジーが日進月歩でしかも流行り廃りの激しいIT業界は、日々の研鑽努力を怠れば立ちどころに置いていかれる世界であるにも拘らず、驚くほど「勉強していない」人が多いのだそうです。

生来の怠け者ならば、ITエンジニアに向いていないと遅かれ早かれドロップアウトする運命にありそうですが、何だかやる気の起きない人は、もしかすると、日々の仕事に忙殺されて「求められる人材」、「なりたい自分像」が定まっていないことも大きな要因かもしれません。

そこで、ITエンジニアに求められる人材像について考えていきます。

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時に「勇気ある決断」を求められるフリーランスの「廃業」

エンジニア フリーランス

日々の研鑽努力を怠らず、自らの腕を磨き続けてきたエンジニアならば、いつか遠くない未来に自身の給料が割に合っていないこと気付きます。

そして今勤めている会社に居座っては、自身が当初目指していた「あるべき姿」には到底たどり着けないことも。しかし、いざ独立するとなると言葉で言うほど簡単ではありません。

多少たりとも不満を抱えていたとはいえ、自分の居場所であり、キャリアを積み重ねてきた会社には愛着があり、多くの仲間がおり、使っていたものには自分の魂が宿っているはずです。

こうした後ろ髪を引かれる思い、そしてフリーランスという未体験エリアへの挑戦に対する不安など、胸を引き裂かれるような様々な感情が去来するのです。

それほどまでに、多大な労力とエネルギー、そして人間ドラマを経てフリーランスになったものの、腕利きのエンジニアが群雄割拠し少ないパイを奪い合う世界の中で、思うように結果が出ない人も少なくないようです。

企業でさえも、創業から5年で80パーセント以上が淘汰され、10年後には生存率5パーセントとも言われる厳しい世界の中で、いきなり厳しい生存競争の中に放り込まれて、最初からうまくいくことなど稀なケースと言うことができます。

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システムエンジニアがやりがいを感じて仕事をしていくために

システムエンジニア 仕事

子どものなりたい職業の上位にランクインする常連はスポーツ選手や士業などハードルが高く、夢を売る職業。

しかし、それが高校生になり、将来の自分自身についてより現実的に考えられる年代になってくると「学校の先生」が堂々のランクインを果たします。

人生で最も多感な就学期に、保護者の次に長い時間を過ごす最も身近な大人であり、その存在を通じて「社会」を垣間見させてくれたのが先生と言う存在です。

人生の先輩であり、尊敬する存在であり、時に反抗や軽蔑の対象にもなった先生の影響を受けてない人などいないと言い切っても言い過ぎではないでしょう。

盆と正月しか休めなかったほど部活に打ち込んだような人は、毎日のように厳しい指導に精を出す先生を憎らしく思ったことがあったのではないでしょうか。

でも、あの頃の先生に近い年齢に差し掛かったとき、きっと大事な家庭もあっただろうに、疲れた顔も見せず毎日真剣に向き合ってくれた先生が人知れず味わっていた苦労とかけてくれた愛情に大きさに気付くのです。

拘束時間も長く、部活の顧問などほぼボランティアに等しく、決して給料も割に合うとは言えない。

しかも、今や教師は「聖職」とは言い難い職業となってしまい、公教育の権威の低下や、それによる一部の「モンスターペアレンツ」の台頭、加えて競争を排除しようとする風潮の中、教育現場は混乱の度を極めつつあります。

そんな、ネットの掲示板が大荒れになるようなブラック企業よりも劣悪かも知れない労働環境であるにも拘らずなぜ人は先生になりたがるのでしょうか?

その答えは、先生という職業の特長にあります。子供たちの人格形成に関わる最も大切な時期に関わることができること、その成長を間近に感じることができること、すなわち、「成果を実感できる」環境にいられることが挙げられます。

そして、手塩にかけて育んできた子供たちが「卒業」という何物にも代えがたい成果と報酬となった自身に還ってくるのです。この成果と報酬は、これまでの全ての困難や労苦によって積み重なった疲労を癒し、「次も頑張ろう」という活力を与えてくれるのです。

「先生」という職業の魅力は、労働環境や報酬を超えた「成果が見える充実感」と「やりがい」に集約されるのではないでしょうか。

では、翻ってシステムエンジニアは、このような充実感や、やりがいを感じられる仕事でしょうか。もちろん価値観は人それぞれであるということを重々承知の上で、このことについて考えてみたいと思います。

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売り手市場だからこそ、納得のいく転職活動を

itエンジニア 転職

バブル時代の学生は、就活時にもらった内定の数を、まるで彼らが幼き頃のビックリマンチョコに付いてきたシールのコレクションを自慢するかのごとく競い合っていました。

企業も企業で、内定を出した学生を取りこぼさないよう潤沢な交際費を投入し食事や旅行など、今なら大企業の社長でも味わえないレベルの接待に明け暮れていたとか…。

この時代に社会人となった人たちは、まるで熱病に冒されたかのような浮かれた時代を若くして味わったがために、バブル崩壊の後、多くの人が地獄を見ることになります。

しかし、そんな浮き沈みの激しい時代を送った彼らも40代後半から50代、そろそろ社会人としてのゴールを意識し始める時期に差し掛かっています。それでもなお、あの頃を「いい時代だった」と振り返る人は少なくないでしょう。

一方、現在若手から中堅と呼ばれるITエンジニアたちが学生の頃は、バブルの陰など微塵もなく、「就職氷河期」の状態がもはやデフォルトとなってしまい、内定を取るにもひと苦労という時代を生き抜いてきました。

ようやく内定を取って喜びを胸に働き始めた会社も、昇給、昇進もままならず、かつてのように定年まで面倒を見てくれるわけではありません。

そんな、今や将来に対して希望の持ちにくい若手から中堅のITエンジニアは、会社が面倒を見てくれない以上、自分の道は自分自身で切り拓くより現状を打開することはできません。

その行動のひとつが転職活動であり、就職氷河期ゆえに叶わなかった新卒就職へのリベンジなのではないでしょうか。

そんな彼らを、「いい時代」を生きた先輩方が「根性なし」と呼び、「若者のクルマ離れ」に代表される「若者の××離れ」とその気質の変化を嘆きます。

ならば、報われないのを分かっていて働き続けるのが善なのか?給料が上がる保証もないのに無理してローンを組めますか?と反論したならばきっと、はっと気付いてくれるかも知れません。

そもそも、先輩たちの頃とは時代も違えば考え方も変わってくるものなのです。

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ITエンジニアの幸せな未来について考えてみる

it エンジニアライフ

何のために仕事をするのか?と問われたとき、大多数の人はそれがあまりにも当たり前な質問であることに面喰うことでしょう。

実際に掘り下げてみると、「生きていくため」、「人の役に立つため」、「家族の生活のため」、「やりたいこと(趣味・旅行など)の原資を稼ぐため」など答えは千差万別。

ああするべき、かくあるべき…といった模範解答などどこにもありません。

しかし、差し出がましいようですが、これからの人生がどのようになっていくのかは、平日の大部分を費やし、人生において誰しもが切っても切れない関係である「仕事」との向き合い方いかんによって大きく左右されるのです。

言い換えれば、「仕事」が人生に大きな影響を与えないはずなどないのです。

ロシアの作家であるマクシム・ゴーリキーは、「仕事が楽しみならば人生は極楽だ。苦しみならばそれは地獄だ」という名言を残しています。

人類初の社会主義国家樹立の契機となったロシア革命を経験し、「仕事と人生」との関わりを否応なしに真剣に考えざるを得なかった時代を生きたゴーリキーの言葉は、今なお何ら色褪せることなく私たちの心に強く訴えかけてきます。

ゴーリキーの時代から100年を経た現代、いわゆる「ブラック企業」の経営者たちがこの言葉を、従業員を酷使するための方便として訓示に用いたり、経営理念として掲げたりするケースが多いのだそうです。

「楽しいと思えば、辛い仕事にも耐えられる」、「辛いと思うからできないのだ。

できないのは楽しもうとする気概が足りない」という意のすなわち「心頭を滅却すれば火もまた涼し」と同じことを海外の文豪の言葉を借りて権威付けているのです。

幸せかどうかを決めるのは会社や経営者ではなく本人自身ですから、働かせる側の都合でこの言葉が乱用されているのは残念でなりません。

ただ、少なくとも、「仕事と人生」、「仕事と幸福」という命題は、誰しもが向き合わなければいけない非常に重要なことなのです。

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「フリーランスプログラマー40歳定年説」を覆すために

フリーランス プログラマー

80年代初頭、二大国と並び称されたアメリカ合衆国とソビエト連邦との間で繰り広げられた軍拡競争が加速し、世界中が、いつ核戦争が起きてもおかしくないほどの緊張感に包まれていました。

このような時代背景にあって、高校生の天才ハッカーが始めたゲームが全面核戦争の引き金を引いてしまう映画「ウォー・ゲーム(1983年)」は、水際で回避された全面核戦争を巡る駆け引きを描いた人間ドラマであると同時に、来るIT時代を予感させました。

主人公であるデビッドは、今で言うところのパソコンマニアで、高校の教師用コンピューターに侵入し成績を書き換えるなどの悪戯をはたらく若きハッカーでありプログラマー。

ある日、接続したホストコンピューターが北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)のものとは知らず、そこにあった「全面核戦争」のシミュレーションゲームに興じていたところ、それがきっかけとなってホストコンピューターが現実の戦争開始へ向かって暴走を始める・・・

あれから30年以上が経ち、この映画が現実ならばデビッドは現在50代半ば。

当時、一般の市民がせいぜいインベーダーやパックマンなどのシンプルな機構のゲームを小銭を片手に楽しんでいた頃に、米国最大の軍事機密の鍵をこじ開けるほどの実力を備えた天才は、今もITの世界で活躍しているでしょうか。

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労働者派遣法の改正について考える

派遣 it

改正労働者派遣法は、2015年9月11日に衆議院本会議で可決成立し同月30日に施行されました。現状派遣社員で働いている人も、これから派遣社員となって働く人も一律に2016年1月より改正法の適用対象となりました。

改正労働者派遣法の詳細は後述しますが、派遣社員が改正法の影響を受けるのは3年後ということもあってか、大きな混乱は起こっていないようです。

かつては「社会的弱者」の象徴のように語られた派遣社員も、国内で100万人をゆうに超える数となり「働き方のひとつの選択肢」として社会に受け入れられるようになりましたが、

1985年に労働者派遣法が制定されるまでは労働者派遣のような間接雇用は法律により(職業安定法)禁止されており、労働者派遣は労働者派遣法によって例外的に認められているに過ぎません。

江戸時代の手配師、口入屋にその原型を見ることができる労働者派遣のような間接的な雇用形態はピンハネが横行し、労働者が搾取されてきた歴史的背景があったのです。

労働者派遣法の施行以前にも、1970年代半ばのオイルショック以降、労働者派遣の形態が急速に増えたとされています。以降も、90年代初頭のバブル崩壊や、

2008年のリーマンショックなどの時期に労働者派遣市場が活況を呈していることからも日本経済が大打撃を受けた時期と無関係ではありません。

不況の影響を受けた企業は、経営の立て直しと生き残りをかけて大なり小なり人員整理、いわゆるリストラの断行を余儀なくされます。

社員は財産であり、雇用は社会貢献であると「人」に対して投資を惜しまなかった企業でさえも、「雇用は最大の経営リスク」であることを痛感するに至ったのです。

その結果、企業は経営に関わる最低限の人員を正社員として確保し、「人手」として必要な労働力を「派遣社員」として補うことが増えてきたのです。

企業からすれば、人件費を抑制でき雇用によって生じる責任を回避できる大きなメリットがある一方、当の派遣社員は企業にとってのメリットが判定に最大のデメリットとなるのです。

 

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外資系IT企業への転職を目指す際に心得ておきたいこと

外資系 it

新卒で初めて入った会社や携わっている仕事を「天職である」と胸を張ることができ、誇りを持って働き続けることができたらこれほど幸せなことはありません。

ただし、これは、奇跡と呼ぶに相応しいほど幸福に恵まれたケースで、満足な社会経験を積んでいない学生や第二新卒の若い人たちでパーフェクトな職業選択ができる者など皆無に等しいでしょう。

入社から3ヵ月も過ぎれば、この会社を選んだことに一抹の後悔を覚えるようになり、1年も経てば同社が置かれている業界内でのポジションが理解でき、先輩を見ていれば3年を待たずして社内での自分のゴールがおぼろげながら見えてくるようになります。

ほとんどの人は、「このままでいいのか」という自分の感情を押し殺し、折り合いをつけながら生活のため、愛する家族のために歯を食いしばるのです。

しかし、元請けの大手SIerからやってくるプロジェクトマネージャーの無能ぶりに辟易としたり、中途半端な見識で威張り散らす客先の上長にげんなりさせられることが増えると時に我慢も限界に達してしまうこともあるでしょう。

能力のあるものが必ずしも報われるわけではなく、たとえ能力が伴っていなくても高収入を得ている者がいるという現実、これを「運も実力のうち」というには残酷過ぎるのではないでしょうか。

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キャリアアップを目指すなら「派遣社員」は期限を決めて

派遣 転職

派遣社員と聞けば、近年急速に拡大している非正規雇用の代表格として、とかくネガティヴな印象を持たれがちです。

特に2008年に起こったリーマンショックでは、人員整理の矛先は派遣社員に集中したとされ、「派遣切り」という言葉は、翌年の流行語大賞にもノミネートされました。

まるで格差社会の象徴のように語られることの多い派遣社員は、まるで「蟹工船」の乗組員であるかのようにボロ雑巾のように働かされては無下に切り捨てられる「かわいそうな人たち」のレッテルを貼られていることも少なくありません。

雇用問題に関する国会答弁で政府を追及する国会議員の言葉の端々からも、こうした固定観念に囚われていることを感じ取ることができます。

どうも「派遣社員=かわいそうな人たち」という極端な思い込みと、上から目線のあからさまな同情、そして「こんなかわいそうな人たちを生み出す世の中=政府が悪い」という、

仕事に貴賤(きせん)なく誇りを持って働いている派遣社員からすれば非常に腹立たしい稚拙なロジックを持ち出しては国民の血税で運営されている国会を紛糾させているのです。

しかし、派遣社員は、全国に120万人はいるとされ、これは大分県の人口に匹敵し、その影響力は非常に大きなものとなっています。

もし、派遣社員を取り巻く環境が、こうしたレッテルと違わない劣悪なものだとしたら、「革命」とまではいかないまでも、世の中を動かし、政治を揺り動かす大きなムーブメントがいつ起こってもおかしくはありません。

しかし、派遣社員の人たちは、「現代のボリシェビキ」になるどころか、生活の糧を得るため、スキルアップのため、次の転職へ捲土重来を期して懸命に働いている場合がほとんどで、

無論正社員と比べれば条件や安定性に欠けるのは百も承知の上で、「働き方のひとつのスタイル」として受け入れているのが実情なのです。
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転職を目指すのは、「掛け替えのない人材」になった後

キャリア 転職

毎春、桜の開花とともに訪れるのは、真新しいスーツを身にまとったフレッシュマンが一堂に会して行われる各社の趣向を凝らした入社式。

そこで、名高い社長が垂れる訓示は翌朝には活字となって紙面を彩ります。晴れやかな一日を過ごした新入社員たちの多くは、社会人として一人前となり、一日も早く会社に貢献できる「人材」となろうと固く決意したことでしょう。

しかし、その魔法が解けるゴールデンウイーク明け頃には「何かが違う」と感じはじめ、彼らのうちの三割以上は3年を待たずして何らかの理由で会社を去ることになります。

あの日あのとき、こんな日が来るとは露ほども思っていなかったに違いありません。

「自分に合っていて、力を生かせる会社に」と転職活動に精を出す若者に対し、年長者は「そんな会社などある
ものか、根性なし」と嘆き、転職エージェントは「雇用の流動化が経済を活性化する」と理論武装し勢力を拡大し続けています。

平行線を保ったまま永遠に交わることはないように思われる三者の言い分は、それぞれの立場で鑑みれば至極まっとうで、「考え方の違い」と結論付けざるを得ません。

ただ、言えることは「必ずしもひとつの会社に長く留まり続けるのが最良ではなく、転職が珍しくない時代」となったことは紛れもない事実であるということです。

日本経済が右肩上がりの成長を遂げてきた時代が終焉を迎え、それを支えてきた終身雇用、年功序列といった日本型の雇用制度は徐々に色褪せてきています。

それは、かつてのように会社が「定年まで面倒を見る」ほどの体力がなくなり、「自分のキャリアは自分で切り拓く」という自己責任の時代が主流となりつつあるのが転職市場が活況を呈している最大の理由なのではないでしょうか。

 

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ITエンジニアが世代間格差を超えて円滑に仕事をするためには?

世代間格差

いつの世にも世代間におけるギャップは悩ましい問題であり、「頭の固い古い考えの人間」と大人を軽蔑する若者と、「常識の欠けた奴らだ」と若者に呆れる大人との関係は、決して歩み寄りを見せることなく平行線を保ったまま、何十年か経った頃には、当時の若者たちが更に若い人たちに呆れかえり、軽蔑の眼差しを向けられる立場になっていくのです。

とりわけ、春先も終わりを告げ、初々しかった新入社員たちの緊張感が綻んでその実態が明らかになると、その「トンデモ行動」が様々なメディアで特集されるようになります。

「自発的ではない」「休日出勤や残業を嫌がる」「言葉遣いがなっていない」などは定番中の定番で、中には目を覆いたくなるような惨状ながらも、「あるある」とついつい共感してしまうような事例も良く見かけます。

しかし、大人たちの「自発的ではない」「休日出勤や残業を嫌がる」「言葉遣いがなっていない」などという嘆きを、「デジャヴ(既視感)」が起きたように感じてしまうのは、今現在「嘆く大人」の真っただ中にいる40代後半から50代の人たちが当時の大人たちを呆れさせてきた「新人類」と呼ばれる世代であった事実と無関係ではないでしょう。

 

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スペシャリスト?ゼネラリスト?ITエンジニアのスキルアップ

ITエンジニア スキルアップ

会社員の一般的なキャリアと言えば、営業系にしても技術系にしても現場の最前線でバリバリと働き、のちに管理職となって部下を率いる立場となり、そこで頭角を現すことができれば最終的には部長職や経営に関わるポストに就くこともできるでしょう。

しかし、順調にキャリアを積み重ねたその先に待っているのは、当初あなたが目指していた「○○になりたい」という仕事とはかけ離れたものであることも往々にしてあるものです。

ITエンジニアがこの職業を目指したきっかけは、幼い頃に手の皮がめくれるほどに夢中になったゲーム機、2000年代に人々のライフスタイルさえも大きく変えてしまった「IT革命」だったり、もしかすると「ヒルズ族」に代表されるIT長者の優雅な姿かも知れません。

ただ共通しているのは、この業界に飛び込む人は例外なくITの先に広がっている大きな可能性に魅かれていることです。

ITは、物理的にも精神的にも「掘りつくされた」感のある人類に残された数少ない鉱脈。富を手にしたいという金銭的な野望を持った者、「世の中を変えたい」という強烈な使命感を持った者たちが集まる「最後のフロンティア」とも言える場所なのです。

晴れてITエンジニアとしてのスタートを切った若者は、これまで学校で学んできたレベルでは到底通用しないことを早々に思い知らされることになります。最先端のテクノロジーと要求される知識やスキルに途方に暮れる暇もなく、研鑽努力を重ねる日々を過ごすことになるのです。

このような社会人として浴びせられる洗礼こそが、ITエンジニアとして強固な基盤を形作っていく契機となるのです。このときに味わった苦労、身に付けたスキル、苦楽を味わった仲間たち、その全てがITエンジニアとして一人前になる糧となり基礎体力となっていきます。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」という、現代なら煙たがられそうなことわざも、一流のITエンジニアならば、身に染み入る金言であるはずです。

しかし、死に物狂いで身に付け磨いてきた技術も、キャリアを重ねるごとに使うことが少なくなっていることに気付くはずです。実績を重ねるごとに要求されるのは、チームを束ねるリーダーとしての役割。

最初は、1人や数名のチームから、少しずつ規模が大きくなってきます。そして大きく裾野が広がったIT業界では、すべての技術を網羅するのは到底不可能。必要ならばその分野は「できる人」に委ねるほかないのです。

そこで一人の技術者として悩む時期が来るはずです。ITエンジニアでありながら、求められる仕事はITエンジニアとはどんどんかけ離れていく…ということを。

会社組織において、多くの場合キャリアアップとは管理職となることと同義です。しかし、テクノロジーの最前線で仕事をする「スペシャリスト」になる夢に終止符を打ち、「ゼネラリスト」を目指すことに躊躇する人も少なくないと言われています。

 

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ITエンジニアは、歳を重ねるほど自己アピールが大事になる

ITエンジニア 自己PR

近年、トレーニング論やコンディショニング論が飛躍的に進化を遂げ、一昔前ならとっくに引退していたはずの年齢の選手が自己ベストを更新し続けるなどスポーツ選手の選手寿命は次第に延びている傾向にあります。

「レジェンド」と称される選手が各競技で活躍していますが、それでも割合からすれば奇跡と呼んで良いほど少数で、その事実が何よりベテラン選手の置かれた立場がいかに厳しいかを物語っています。

団体競技で言えば、数々の修羅場を潜り抜け、卓越した技術と培った経験が良い方向に作用して結果を出していれば「精神的柱」と持てはやされ、少しでも結果を出せなければ「限界説」が叫ばれ「老害」扱いされるのがベテラン選手の宿命です。

どんなに踏ん張っても技術や経験では「年齢」からくる衰えは、いつかカバーすることができなくなり、その時こそ「引退」の二文字が現実味を帯びてくる瞬間です。

これは、スポーツとは違い年齢のレンジは広いですが、職場においても同じようなことが当てはまるのではないでしょうか。

人材と言うよりは人手として重宝され、気力と体力が要求される20代、これまでの鍛錬が実を結び、人材として重用され、時には人を動かすポジションを手に入れる30代、様々なセクションのリーダーを担い、実働部隊の中核となる40代…。

次の分かれ目は50代。50代は、一部は経営を担うトップ層にまで登り詰め、その他大勢は、自分より若い社員のサポートに回って定年を待つ日々を過ごすことになります。

あくまでこれは一例ですが、年齢は、ある程度までは大きな強みになります。しかし、年齢を重ねるごとにそれは大きな足枷となっていくことはどの会社、どの職種においても少なからず起こっていることなのです。

 

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フリーエンジニアが新規顧客開拓をする際の心得

フリーエンジニア 営業

会社勤めに見切りをつけ、晴れて独立の夢を果たしたフリーエンジニアが直面する最初にして最大の課題は「新規顧客をどうやって開拓するか」ではないでしょうか。

企業という看板を背負っていてさえも、新規顧客の開拓はそう生易しいものではありません。電話をかければ話すら聞いてもらえず無下に扱われ、オフィスに飛び込めば門前払いを食らうのが当たり前の世界。

特に営業経験もなく独立したエンジニアにとって営業は苦行以外の何物でもありません。

独立を志すエンジニアは、腕に覚えがあり、IT領域に関しては一家言ある誇り高き技術者たちの集まりです。しかし、営業活動がうまくいかなかったがためにその誇りと自信を失い、腕を振るうことなくフリーエンジニアの道を断念してしまう人も少なくないと言われています。

自分自身の腕で道を切り開くために独立したのに、本業で勝負の土俵にすら立てない、研ぎ澄ました刀を一度も抜くことができずに夢を諦めざるを得ない無念さは筆舌(ひつぜつ)に尽くしがたいものです。

また、社歴を積めば独立を推奨されるリクルートのような企業なら話は別ですが、独立に際しては「円満退社」は表向きで、会社からすれば「育ててやって給料を払ってやっているのに何たる恩知らずな奴」、当人からすれば「会社に不満がなければ独立なんかしません」というのが双方の本音で何らかの禍根(かこん)を残しているのが大半です。

独立起業を大成功させて、独立を打ち明けたときに嘲笑(ちょうしょう)した元上司や元同僚の鼻を明かすのか、それとも、「いい気味だ」と笑い話のタネになるのかを決めるのは、やはり「いかにして顧客を勝ち取るのか」にかかっているのです。

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フリーエンジニアが「仕事がなくなる」不安に打ち勝つために

フリーエンジニア仕事がない

一週間で一日としてテレビで見かけない日はないほど人気を集めている芸能人もその多くは翌年には見かけることも少なくなり、数年後には名前さえ思い出せなくなり、その存在はサンドストームの不快な音とともに記憶の藻屑(もくず)と消えてしまいます。

毎日のようにテレビに出ていた頃は、それまで何カ月も休みがなく、睡眠時間も僅かで、しかも向こう数カ月のスケジュールがびっしりと埋まっていることを「嬉しそうに」愚痴る姿には、今がまさに旬で、これから底なしの下り坂を転がり落ちることなど予想だにしてはいないでしょう。

芸能界で長きに渡って生き残ることができるのは、極々僅かな一握りの人間に過ぎず、大多数は旬の時期に儲かるだけ儲けさせてもらい、世間に飽きられたらお払い箱にされるいわば消費財のようなもの。

しかし、今が旬の芸能人は「この世の春」を謳歌しており、それまで見たことのないケタ違いの収入を得、下積み時代に我慢を重ねたストレスを一気に解放しているとき。「一抹の不安」でさえも、仕事と散財でその気持ちを隠蔽(いんぺい)してしまうものなのだそうです。

そして数年後、「あの人は今…」的な番組で久しぶりに彼らを見たとき、目に力はなく、往年の輝きは失せ、過去の「栄光の時代」を生きた誇りを僅かな拠り所にして生きている姿に、かつて熱を上げていた視聴者でさえも自分勝手なもので「○○の時代は終わったな」ということを改めて再確認するのです。

とまあ、ありがちな芸能ネタを述べてきました。そのような芸能人は、過去もこの先も、数えきれないほど現れては消えていくのでしょうし、決して珍しい話でもありませんが、エンジニアもフリーランスの立場になると、一瞬の輝きを見せてササっと消えていった芸能人たちのことを他人事のようには思えないはずです。

 

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フリーエンジニアに求められるのはヒューマンスキル

フリーエンジニア スキル

日本では二輪車も含め8,000万台もの自動車が道路を往来しているにもかかわらず、その構造まで詳しく理解しているのは、メーカーや整備士などの極々限られた人たちに過ぎません。

いざ、故障となれば素人にはお手上げで、彼らの力を借りるより他に手段はないのです。

ITの分野に関しても同様で、パソコンやスマートフォンが1人1台以上という時代となっても、システム開発や運用保守などを行うには高度な専門知識と技術が必要とされ、その責務はITエンジニアでなければ負うことができないのです。

「神は細部に宿る」という言葉のように、日用品にまで「ITの神」が宿ろうとしている昨今、時代の最先端の技術を扱うITエンジニアの必要性は留まることを知らず、人手不足やなり手不足が問題視されるようになりました。

このような時代にあって、IT業界では企業で培った技術を生かして独立起業するITエンジニアが他業種と比べ圧倒的に増えています。

しかし、数多くのプロジェクトと修羅場を経験し、高度な技術を習得してきたはずのITエンジニアがいざ独立すると思うように仕事を進められない、仕事が入らないというのは良くある話で、志半ばで夢を諦め会社員に戻ってしまったり、組織から離れていたがためにキャリアダウンを余儀なくされることも少なくありません。

周囲からは「腕の立つ人なのに残念」という声が聞こえてきそうですが、どうやら最大の原因は当人のITエンジニアとしての技量ではなく別のスキルにあるようです。

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フリーエンジニアが知っておくべき税金の話

フリーランスエンジニア 税金

近年、国防をめぐって憲法論議が例年にない盛り上がりを見せています。その議論はさておき、日本国憲法は、第30条において日本国民の三大義務のひとつである「納税の義務」をしっかりと定めています。

この条文の下、一定の所得のある者は、法律の定めるところによってきちんと税金を納めなくてはなりません。

会社勤めの立場にあっては税金や社会保障も含め、あらかじめ給与から差し引かれて支給されるため、「引かれているな」ということ以外にはあまり大きく意識することがないのが大多数ではないでしょうか。

課税の要件に関しては、憲法84条に「租税法律主義」が規定されており、この条文に則って税金に関する法律が事細かに制定されています。

ですので、一見とても面倒に思える税に関する手続きを経理担当者が代わりにやってくれることは、会社勤めをしている人が享受しているメリットのひとつとも言えます。

しかし、それがフリーランスになると、これまで会社任せにしてきたこともすべて自分でやらなければいけなくなります。エンジニアとして自身の腕一本で道を切り拓いていこうと意気揚々と独立を果たしたものの、待ち受けているのは何から何まで自己責任の厳しい世界。

税金に関しても自分できちんと計算して遅延や過不足なく収めていかなければなりません。

フリーエンジニアがこの世界で生き残っていくためには、いち速く本業であるエンジニア業に全力を注ぐことのできる体制を築くことです。そこで今回は、フリーエンジニアが知っておくべき税金の知識を取り上げていきます。

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ITエンジニアを目指す人材を育てる教育とは?

itエンジニア 教育

Ask me my three main priorities for Government, and I tell you: education, education and education.
(政府の最優先課題を3つ挙げろと言われれば、一に教育、ニに教育、三、四がなくて五に教育だ)

これは、1996年にイギリスの首相となったトニー・ブレアが就任時の演説で述べた言葉です。かつて人類史上最大の国土と勢力を誇った大英帝国は、二度の世界大戦を経てその国力は失墜し、その停滞ぶりは「英国病」とまで呼ばれていました。

瀕死のイギリスが息を吹き返したのは「鉄の女」マーガレット・サッチャー、同じ保守党のジョン・メージャー、そして労働党のトニー・ブレアの強力なリーダーシップが大きな役割を果たしました。

「英国病」克服の総決算としてブレアが掲げた最重要政策がまさしく教育であったのです。あれから20年イギリスに「英国病」の後遺症は見られず、欧州内で大きな影響力と発言力を持つ国へと変貌を遂げました。

この事例は、国家の根幹を形作るのはまさに「教育」に他ならず、それは長い時間をかけてゆっくりと育まれるものであることを示しています。

我が国日本においても、国を挙げての教育制度が機能していなかったにも拘らず、はるか古から寺子屋のような民間の教育機関が発達しており、その教育水準の高さは1858年の開国後、未開の国だと思ってやってきた西洋列強の外国人たちが驚いたという記録も残されています。

それから僅か40年余りの間に西洋列強と肩を並べるほどの近代化を果たすことができたのは、日本国民のほぼすべてが「読み、書き、そろばん」の基礎的な学力を身に付けており、最先端の技術を学ぶ土壌がすでに整っていたからに他なりません。

現代になっても教育制度に関しては、明治維新から150年を経ても未だに試行錯誤の繰り返しで、一進一退を繰り返している様相です。

しかしながら、事あるごとに教育制度が問題になるのはそれが国家の根幹を形作るのは教育に他ならず、それだけに大きな関心を呼んでいる証左と言うことができるでしょう。

日本を訪れた外国人観光客の中にはボロボロの服をまとったホームレスが普通に新聞を読んでいる姿を見て、「字が読めること自体が凄い」と、ある意味「クールジャパン」を感じるのだそうです。

このように高い教育水準を維持してきたからこそ、日本は様々な困難を乗り越え、先進国としての地位を保ち続けているのです。

そして、ITが人類の生活の隅々にまで入り込んでいく21世紀は、日本の教育を担ってきた「読み、書き、そろばん」に加え「プログラミング」が学習の基礎の一角を占めるかも知れません。

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転職は、見る相手の立場に立った「誠意」ある書類作りが大切

itエンジニア スキルシート

多くの日本人が未曽有の好景気に酔いしれたバブル経済の崩壊から四半世紀。依然として一進一退の状況ながらも一時の不況は脱したと言っても良いほどに日本経済は回復の兆しを見せています。

企業の設備投資も積極化し、それを担うIT業界も人手不足が深刻になるなど見方によっては嬉しい悩みを抱えています。

日本の人口のボリュームゾーンの一角でありバブル時代に働き盛りだった「ジャパニーズ・ビジネスマン」は引退の時が刻一刻と迫り、ポッカリと空く席を巡って就転職市場は活況を呈するはずですが、今ひとつ盛り上がりに欠けているというのが多くの転職エージェントの率直な感想なのだそうです。

近い将来、人口減が急加速する日本では労働力不足が深刻化し、海外から労働力を調達しなくては国家が立ち行かないほどに達すると見込まれており、実際に業界によっては海外からの採用を積極的に行っている企業も多数存在します。

それならば、就転職市場はまさに引く手あまたの「売り手市場」となるはずですが、雇用情勢は近年回復基調にあるものの非正規労働者の割合は毎年のように過去最高を更新し、富める者と貧しい者の格差はますます広がっており、格差を表す指標とされる「ジニ係数」は格差大国と言われるアメリカに迫るほどになっています。

「働きたい人」がおり、「雇いたい企業」もきちんと存在するにも拘らず、書類審査で連戦連敗、内定を取るまでに至らない、傍から見れば不思議でならない現象は何ゆえに起こるのでしょうか?

ことITエンジニアに至っては、日本はもちろんですが全世界的に人手不足が深刻な空前のハイパー売り手市場の職種です。

「働きたくても仕事に就けず働けない人」の問題は、一日も早く解消されるべきことではありますが、選挙が近付くと時として政争の具に使われてしまう雇用問題の一端は「働きたくても仕事に就けず働けない人」に起因している場合も多々あるのです。

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ITエンジニアが今すぐ活用すべき転職サイトまとめ

転職サイト
転職は多くの人にとって人生でそう何度も訪れることのない大きなイベントですから、それに至るプロセスにはそれぞれの物語があり、転職の決断に至るには大きな葛藤と、勇気を要したに違いありません。
 
それだけの大事ですから慎重を期したい思いも理解できますが「失敗したくない」という重いが強くなった結果、却って気負い過ぎてしまったり、一歩踏み出すことを躊躇してしまうことが多いのも事実です。
 
その原因は往々にして情報収集の不足にあることが多いのです。
 
「情報戦を制する者が転職活動を制する」という格言の通り、より多くの情報を収集し、正しい取捨選択をしていくことが、「運命の出会い(転職先)」を実現へと手繰り寄せる秘訣となります。
 
今やネット全盛の時代、IT業界に身を置くならば、ネットほど速く大量の情報を入手できる手段はありません。
 
しかも、転職系のサイトの場合は、「看板に偽りあり」な場合は、ネットの特性上その悪評も瞬く間に拡がりますので、悪質なサイトの多くはすでに淘汰されている状態にあります。
 
まずは情報戦を制するためにも、確かな情報の集まる転職サイトを活用してみましょう。そこで今回はITエンジニアが活用すべき転職サイトをご紹介します。
 

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ITエンジニアが海外に活躍の場を求め得られるメリット

itエンジニア 海外

「海外の大学出身です」、「アメリカ帰りです」、「帰国子女です」などという経歴を聞くと何だか特別な人であるかのような眼差しを向けてしまうのはどうやら多くの日本人の性のようです。

明治時代以降、こと近代化に関しては言えば欧米は追いつくべき目標でしたし、戦後は焦土と化した日本があこがれた「豊かさ」の象徴でもありました。

後に先進国の仲間入りを果たし経済大国と呼ばれるようになった現代でさえ、日本人の欧米に対する漠然としたあこがれはDNAのレベルにまで深く刻まれているようです。

最近、有名人の経歴詐称が様々なメディアでスクープされていますが、その発端となった某氏が作り上げた輝かしい経歴にコロッと騙され、一目置いてしまったのもこうした日本人の気質と無関係ではないはずです。

ITエンジニアに関して考えてみても、その本気度はさておき「一度は海外に出て働いてみたい」という声は昔からよく聞かれる彼らの予定であり、目標であり、夢でもあるのです。

アメリカならば、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、マーク・ザッカ―バーグを輩出した国であり、シリコンバレーはITに携わる者ならば誰もが知っている聖地です。

そしてヨーロッパから命を賭して海を渡り、西へニシへと辺境を切り拓いた開拓者精神は、脈々と受け継がれ、将来性のある事業や起業家に対する手厚い支援が行われる風土へとつながっています。

夢や目標を現実のものへと手繰り寄せるためには相応の努力が必要になりますが、大多数のITエンジニアがITの本場であるアメリカを少なからず意識していることは間違いありません。

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安い?それとも高い?ITエンジニアの月額契約単価

ITエンジニア 契約単価

社会人になって初めての給与(初任給)が振り込まれたとき、喜びと共に「自分の力でお金を稼ぐことって大変なんだ」と感じた人は多いと思います。

入社当初は給与額が絶対的に低い上に、揃えなくてはならないものも多く、生活するだけでいっぱいいっぱいである場合がほとんどです。

しかし、年月を経るにつれ新入社員の頃よりも暮らしぶりが良くなってくると、自分の給与額のおおよその見当がつくようになり、その金額をベースに月々の生活設計を行っていくようになります。

毎月決まった月に振り込まれる給与、そして給与明細にそう注意を払うことはないと思いますが、少なくとも自身の給与額に満足している人は限りなくゼロに近いのではないでしょうか。

良く聞かれるのが、「オレの会社への貢献の割には給料が少ない」、「働いても働いても給料が上がっていかない」という嘆きの声。

この声を自己研鑽へのエネルギーに転嫁できる人ならば、転職しても、フリーランスになっても恐らく成功を収めることができるでしょう。

しかし、この嘆きが会社への不平不満となり不信感を募らせているようなら、「自分自身の会社への貢献度」が果たしてどのくらいなのか、また、どのくらい貢献して評価を勝ち取ることができるのかを考える必要があるのではないでしょうか。

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採用がうまくいかない会社は、エンジニアの視点が欠けている

itエンジニア 採用

IoT(モノのインターネット)、自動運転の自動車、人工知能の発達…とITの裾野が拡大し、私たちの生活がより便利になり、新しい技術やイノベーションが次々と生まれる中で、深刻化しているのがITエンジニアの人手不足です。

エンブレムや競技場など見るからに心配事が絶えない2020年の東京オリンピックも、あまり表には出ませんが、実はセキュリティーをつかさどるITエンジニアの絶対的な不足が問題となっています。

当然のことながら、企業の採用担当者も、「応募がない」「いい人材が集まらない」ことに頭を悩ませています。

ただでさえ、「エンジニア不足」という現実の中で少ないパイを取り合うわけですから、ITエンジニアの就転職市場はまさに、争奪戦の様相を呈しています。

一般的に優秀な人材はより条件がいいか、資金力と開発環境に恵まれた大企業に流れる傾向にありますので、中小IT企業は、さらに小さなパイを奪い合う骨肉の戦いを繰り広げているのです。

しかしながら、IT関連の転職サイトやエージェントが盛況なことを考えても、ITエンジニアにとって幾度かの転職は決して珍しいことではなく、むしろ向上心あふれる優秀なITエンジニアほど転職志向が高いのがこの業界の特徴と言われています。

であるならば、企業が「欲しい人材」と呼ぶに値する優秀なITエンジニアは少なからず転職サイトの求人に目を通し、エージェントとの接触を図っているはずなのです。

手厳しい言い方をすればあなたの会社の募集広告は、彼らの目に留まらなかった、素通りされた…つまり「相手にもされなかった」のです。

この状況の中で、ただ単に求人誌やサイトに募集の依頼をし、応募の電話やメールを待っているところで、その大部分は何も生み出さないまさに不毛な時間と言っても過言ではありません。

なぜならば、そんな募集の仕方では、いつまで経っても優秀な人材を振り向かせることなどできないからです。

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基本情報技術者試験は、転職で有利になることも合格体験談

転職基本情報技術者イメージ画像

2015年7月10日の記事を再構成(文言の追加)をして作成した最新記事です。

年始や年度初めなどは、何か新しいことを始めるのに良い節目となります。この時期になると資格講座のスクールが盛んにCMを放映したりやチラシを打ったりするのと無関係ではありません。

難易度の差はあれ資格取得までは山あり谷ありの長い道のりです。成否を分ける最大の要因は言うまでもなく「資格を取りたい」と思ったときの情熱を持ち続けられるかにかかっているのです。

ことIT業界で言えば、ITエンジニアへの登竜門となる国家資格で、応用情報技術者試験などの基礎となる基本情報技術者試験(FE)がその代表格です。

まずは、その基本情報技術者試験の概要と体験談、そしてやや耳の痛い話かも知れませんが、基本情報技術者試験に関する現実についてご紹介します。

 

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フリーランスになったら登録すべき最強エージェント5社

フリーランス エージェント

2015年9月30日の記事を再構成(文言の追加)をして作成した最新記事です。

フリーでエンジニアをしていると自ら案件を探し、交渉、契約などすべて一人でやらなければなりません。企業相手の交渉では足元を見られるためか、単価を安く抑えられることもありがちです。

また、近年注目を集めているクラウドソーシングの仕事は、まだ単価が安いものが多く、大規模案件にはなりにくいのが現状です。また、依頼元企業に常駐して業務を行うことを必須条件として求められるような案件はそもそもクラウドソーシングでは成立しません。

フリーエンジニアの立場では、稼いでいくのに数々の困難が伴い、エンジニア以外の業務に時間と労力を削がれることが多いようです。

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フリーランスを始めるあなたがキャリアチェンジに必要なこと

キャリアチェンジ
 
2015年10月8日の記事を再構成(文言の追加)をして作成した最新記事です。
 

テクノロジーが加速度的に進化する昨今、現在のスキルが長きに渡って生活の糧となってくれる保証はありません。流行りのスキルは瞬く間に陳腐化し、数年先にはまるで化石のような扱いを受けることさえ考えられるのです。

2013年、オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が「人工知能の発展に伴い、10年後には人間の仕事がなくなる」という趣旨の論文を発表し話題になりました。

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フリーランス(個人事業主)の開業登録について

フリーランス 開業

2015年9月17日の記事を再構成(文言の追加)をして作成した最新記事です。

正社員の安定した立場を捨て、自身の腕で食べていこうと一歩踏み出した時点で、あなたは「フリーランス」であると名乗る権利を手にしています。

実力に見合った賃金を手にすることができず、揺れる気持ちを抑えながら悶々と仕事をしている正社員にとって、「フリーランス」という言葉の響きは羨望の対象であり、その前には中々越えられない壁のようなものが立ちはだかっているように思えます。

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